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3章 7人の婚約者編
4人目
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「そ、その……なので……ユ、ユメのファーストキスをもらってくださいっ!」
「………え?」
突然の告白に固まる俺。
そんな俺に顔を赤くしたユメさんが言う。
「ユメはカミト先生のことが好きです。カミト先生のことを心から愛してます」
その言葉で思い出す。
ユメさんの呪いを解呪できるのは心から愛している人とのキスだということを。
「カミト先生がユメのことを女ではなく生徒として見ていることは理解してます。きっとキスをしたところで解呪はできないと思います。でも、もしかしたら解呪できるかもしれません。ユメが心の底からカミト先生のことを愛しているから!」
真剣な表情でユメさんが告げる。
そこには自信なさそうなユメさんはおらず本気で俺のことが好きだと伝わってくる。
「ありがとう、ユメさん。俺のことを好きと言ってくれて。ユメさんみたいな可愛い女の子から告白されて男冥利に尽きるよ」
そんなユメさんに俺は返事をする。
「ユメさんの言った通り、俺はユメさんのことを生徒だと思って接してきた。1人の女の子ではなく」
「そう……ですよね」
俺の言葉を聞きユメさんの目には涙がたまる。
「でも、ユメさんが魅力的な女の子ということは知っている。ユメさんと過ごした数日間でユメさんの良いところをたくさん知ったからね」
自信がないところは悪いところだが、それ以上に素敵な女性であることは身をもって分かった。
「俺はユメさんのことを大切に思っている。リーシャたちと同じくらい、守りたいと思っている。でもユメさんのファーストキスはもらえない。それは呪いを解呪してくれる人にとっておくべきだ」
「そ、それはユメのことを心から愛していないということでしょうか?」
「………」
俺の無言を肯定と捉えたのだろう。
「そ、そう……ですか……ぐすっ……変なお願いを言ってしまい申し訳ありませんでした」
そう言ってユメさんが泣きながら俺のもとから立ち去る。
ユメさんの小さな背中が見えなくなった後、俺は空を見上げる。
「これで本当に良かったのだろうか……」
「良いわけないでしょ」
「いたっ!」
俺の後頭部に何かが当たり、慌てて振り返る。
そこには怒った表情をしたメルさんがいた。
「なに女の子を泣かせてんのよ」
「見てましたか……」
どうやら一部始終をメルさんに見られていたようだ。
「何でユメの告白を受け入れなかったの?」
「それは……俺がユメさんに抱いている気持ちが愛なのか分からないからです」
俺は自分の気持ちを全て話す。
「俺はユメさんのことを心から大事に思ってます。リーシャたちと同じくらい守りたいと思っていることに嘘はありません。でも、心から愛しているかと問われると分からないんです。分からない状態でユメさんの大事なファーストキスをもらうわけにはいきません」
俺の話を全て聞き終えたメルさんが「はぁ…」とため息をつく。
「私からすれば心から大事に思うという気持ちと、心から愛しているという気持ちの違いが分からないわ。心から愛しているから守りたい、大事にしたいって思ってるんじゃないの?」
「そうでしょうか?」
俺はいまいちピンと来ない。
「私はそう思うわ。だって愛がなければ、そんなこと思うはずないもの」
「っ!」
その言葉は俺の心に突き刺さる。
その通りだと思った。
「ということは……俺、ユメさんのこと、心から愛してたんですか?」
「それは私に聞かれても分からないわ。自分の心に問いかけて」
そう言われて考えてみる。
(ユメさんのことはリーシャたちと同じくらい守りたい存在だ。スキルの使えないという不幸な状況から抜け出して幸せになってほしいと心から思っている)
するとユメさんが俺に向けて笑っている姿が脳裏に浮かぶ。
(そうだな。この笑顔は俺に向けてもらわないと困る。だって俺はいつの間にかユメさんのことを愛していたから。だから……)
――スキルの使えない状況を変え、ユメさんを幸せにするのは俺だ。
「いい顔ね。良い知らせを待ってるわ」
「はいっ!ありがとうございます!」
俺はメルさんに感謝を伝え、走り出す。
「さすがお姉ちゃん。優しいね」
「あ、あんなカミトを見たくなかっただけよ」
「うんうん。あとはお姉ちゃんがカミトさんに告白するだけだね」
「そっ!そんなことしないわよ!だ、大体、私はカミトのことなんか……」
「うぅ……私のお姉ちゃんがポンコツ過ぎるよ……」
「誰がポンコツよ!」
そんな会話をしていたが、俺の耳には届かなかった。
俺はユメさんを探して校内を走り回る。
しばらく走り回ると、空き教室で泣いているユメさんを発見し、俺はユメさんに近づく。
「っ!カ、カミト……先生……」
俺の存在に気づいたユメさんが涙を拭う。
「す、すみません!ユ、ユメは今から用事があるので……」
そう言って俺から逃げようとする。
だが、ここでユメさんを逃すわけにはいかないので、俺は“パシっ!”とユメさんの左手首を掴む。
「待って、ユメさん!」
俺の呼びかけにユメさんが立ち止まる。
そして俺の方を見る。
「ユメさんに伝えたいことがある」
俺はユメさんの目を見て真剣な表情で伝える。
「さっき無言になってごめん。あの時は俺の気持ちに気づいていなかったんだ」
そこで「ふーっ」と息を吐き、一拍置く。
「俺がユメさんのことを心から愛していることに」
「………え?」
ユメさんの目が見開く。
驚くのは当然だろう。
ユメさんの告白を断った十分後にこんなことを言われたのだから。
「何度も言うことになるが、あの時の俺は自分の気持ちに気づいていなかった。ユメさんのことを大事に思っているが、心から愛していると問われると分からなかった。だから、半端な気持ちでユメさんの大事なファーストキスを貰うわけにはいかなかったんだ」
「え、えーっと……つ、つまりカミト先生は私のことを心から愛しているということですか?」
「あぁ。俺はユメさんのことを心から愛している」
「うぅ……」
先ほど拭った涙が再び溢れ出す。
「都合の良いことを言っていることは自覚している。先程、泣かせてしまった罰も受けるつもりだ。それでも俺は、俺の手でユメさんの呪いを解呪したい。そしてユメさんを幸せにしたい。だから、俺がユメさんのファーストキスをもらってもいいか?」
俺の問いかけにユメさんは涙を流しながら満面の笑みで…
「はいっ!もちろんです!ユメのファーストキスを貰ってくださいっ!」
そう言って俺にキスをした。
その後、無事ユメさんの呪いを解呪することができた。
そして、ユメさんが4人目の婚約者となった。
「………え?」
突然の告白に固まる俺。
そんな俺に顔を赤くしたユメさんが言う。
「ユメはカミト先生のことが好きです。カミト先生のことを心から愛してます」
その言葉で思い出す。
ユメさんの呪いを解呪できるのは心から愛している人とのキスだということを。
「カミト先生がユメのことを女ではなく生徒として見ていることは理解してます。きっとキスをしたところで解呪はできないと思います。でも、もしかしたら解呪できるかもしれません。ユメが心の底からカミト先生のことを愛しているから!」
真剣な表情でユメさんが告げる。
そこには自信なさそうなユメさんはおらず本気で俺のことが好きだと伝わってくる。
「ありがとう、ユメさん。俺のことを好きと言ってくれて。ユメさんみたいな可愛い女の子から告白されて男冥利に尽きるよ」
そんなユメさんに俺は返事をする。
「ユメさんの言った通り、俺はユメさんのことを生徒だと思って接してきた。1人の女の子ではなく」
「そう……ですよね」
俺の言葉を聞きユメさんの目には涙がたまる。
「でも、ユメさんが魅力的な女の子ということは知っている。ユメさんと過ごした数日間でユメさんの良いところをたくさん知ったからね」
自信がないところは悪いところだが、それ以上に素敵な女性であることは身をもって分かった。
「俺はユメさんのことを大切に思っている。リーシャたちと同じくらい、守りたいと思っている。でもユメさんのファーストキスはもらえない。それは呪いを解呪してくれる人にとっておくべきだ」
「そ、それはユメのことを心から愛していないということでしょうか?」
「………」
俺の無言を肯定と捉えたのだろう。
「そ、そう……ですか……ぐすっ……変なお願いを言ってしまい申し訳ありませんでした」
そう言ってユメさんが泣きながら俺のもとから立ち去る。
ユメさんの小さな背中が見えなくなった後、俺は空を見上げる。
「これで本当に良かったのだろうか……」
「良いわけないでしょ」
「いたっ!」
俺の後頭部に何かが当たり、慌てて振り返る。
そこには怒った表情をしたメルさんがいた。
「なに女の子を泣かせてんのよ」
「見てましたか……」
どうやら一部始終をメルさんに見られていたようだ。
「何でユメの告白を受け入れなかったの?」
「それは……俺がユメさんに抱いている気持ちが愛なのか分からないからです」
俺は自分の気持ちを全て話す。
「俺はユメさんのことを心から大事に思ってます。リーシャたちと同じくらい守りたいと思っていることに嘘はありません。でも、心から愛しているかと問われると分からないんです。分からない状態でユメさんの大事なファーストキスをもらうわけにはいきません」
俺の話を全て聞き終えたメルさんが「はぁ…」とため息をつく。
「私からすれば心から大事に思うという気持ちと、心から愛しているという気持ちの違いが分からないわ。心から愛しているから守りたい、大事にしたいって思ってるんじゃないの?」
「そうでしょうか?」
俺はいまいちピンと来ない。
「私はそう思うわ。だって愛がなければ、そんなこと思うはずないもの」
「っ!」
その言葉は俺の心に突き刺さる。
その通りだと思った。
「ということは……俺、ユメさんのこと、心から愛してたんですか?」
「それは私に聞かれても分からないわ。自分の心に問いかけて」
そう言われて考えてみる。
(ユメさんのことはリーシャたちと同じくらい守りたい存在だ。スキルの使えないという不幸な状況から抜け出して幸せになってほしいと心から思っている)
するとユメさんが俺に向けて笑っている姿が脳裏に浮かぶ。
(そうだな。この笑顔は俺に向けてもらわないと困る。だって俺はいつの間にかユメさんのことを愛していたから。だから……)
――スキルの使えない状況を変え、ユメさんを幸せにするのは俺だ。
「いい顔ね。良い知らせを待ってるわ」
「はいっ!ありがとうございます!」
俺はメルさんに感謝を伝え、走り出す。
「さすがお姉ちゃん。優しいね」
「あ、あんなカミトを見たくなかっただけよ」
「うんうん。あとはお姉ちゃんがカミトさんに告白するだけだね」
「そっ!そんなことしないわよ!だ、大体、私はカミトのことなんか……」
「うぅ……私のお姉ちゃんがポンコツ過ぎるよ……」
「誰がポンコツよ!」
そんな会話をしていたが、俺の耳には届かなかった。
俺はユメさんを探して校内を走り回る。
しばらく走り回ると、空き教室で泣いているユメさんを発見し、俺はユメさんに近づく。
「っ!カ、カミト……先生……」
俺の存在に気づいたユメさんが涙を拭う。
「す、すみません!ユ、ユメは今から用事があるので……」
そう言って俺から逃げようとする。
だが、ここでユメさんを逃すわけにはいかないので、俺は“パシっ!”とユメさんの左手首を掴む。
「待って、ユメさん!」
俺の呼びかけにユメさんが立ち止まる。
そして俺の方を見る。
「ユメさんに伝えたいことがある」
俺はユメさんの目を見て真剣な表情で伝える。
「さっき無言になってごめん。あの時は俺の気持ちに気づいていなかったんだ」
そこで「ふーっ」と息を吐き、一拍置く。
「俺がユメさんのことを心から愛していることに」
「………え?」
ユメさんの目が見開く。
驚くのは当然だろう。
ユメさんの告白を断った十分後にこんなことを言われたのだから。
「何度も言うことになるが、あの時の俺は自分の気持ちに気づいていなかった。ユメさんのことを大事に思っているが、心から愛していると問われると分からなかった。だから、半端な気持ちでユメさんの大事なファーストキスを貰うわけにはいかなかったんだ」
「え、えーっと……つ、つまりカミト先生は私のことを心から愛しているということですか?」
「あぁ。俺はユメさんのことを心から愛している」
「うぅ……」
先ほど拭った涙が再び溢れ出す。
「都合の良いことを言っていることは自覚している。先程、泣かせてしまった罰も受けるつもりだ。それでも俺は、俺の手でユメさんの呪いを解呪したい。そしてユメさんを幸せにしたい。だから、俺がユメさんのファーストキスをもらってもいいか?」
俺の問いかけにユメさんは涙を流しながら満面の笑みで…
「はいっ!もちろんです!ユメのファーストキスを貰ってくださいっ!」
そう言って俺にキスをした。
その後、無事ユメさんの呪いを解呪することができた。
そして、ユメさんが4人目の婚約者となった。
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