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3章 7人の婚約者編
ダンジョンでの訓練 1
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――簡単に堕ちないよう頑張ろう!
そう思ってた時期が俺にもありました。
「はい、カミト先生。あ、あーんです」
「あ、あーん」
俺はユメさんから差し出された手料理を食べる。
「ど、どうでしょうか?」
「あ、あぁ。とても美味しいよ」
「そ、そうですか。嬉しいです……えへへ……」
そう言って頬を染めるユメさん。
(なんだ、この可愛い生き物は)
日々、そんなことを思う。
ユメさんは髪を切ってから、俺を堕とすために積極的なアプローチを始めた。
「むぅ……」
「お姉ちゃん、そんな怖い顔したらダメだよ」
「またメル様が嫉妬してますわ」
「っ!し、嫉妬なんかしてないわよ!」
「うぅ……お姉ちゃんがここまでポンコツだったなんて……」
「メル様、もう少し素直になった方がよろしいかと思いますわ」
「う、うるさいっ!」
そして日々、メルさんからの視線が痛くなっている。
だが、ユメさんからのアプローチを断るとユメさんが泣きそうになるため、断るという選択肢はない。
「カミト先生、こちらの料理もいかがですか?」
「あ、ありがとう。それもいただこうかな」
「はいっ!」
パーっと笑顔になるユメさん。
「むぅ……」
「はいはい。嫉妬しないの、お姉ちゃん」
そんな日々を過ごしていた。
「そろそろダンジョンに潜ってみようと考えております。いかがでしょうか?」
「いいと思います」
「私も賛成よ」
フィーネ先生の発言に俺とメルさんが同意する。
今までは学校内にある練習場で基礎練のようなものを指導していたが、そろそろ実践へと移るようだ。
「ありがとうございます。明日、近くのB級ダンジョンに潜ろうと思いますので、その準備をお願いします。では教室に行きましょう」
そう言って立ち上がり、書類を持って歩き出すフィーネ先生。
そして数歩歩き…
「いたっ!」
“ドテっ!”と書類をぶち撒けながら顔面から転倒する。
「さすがフィーネ先生。何もないところでこける天才ですね」
「そんなこと言ってないで早く書類を拾うわよ」
フィーネ先生のドジに慣れた俺たちは慣れた手つきで書類を拾った。
翌日、事前に聞いていた通り、俺たちは冒険者学校の近くにあるB級ダンジョンに来る。
「このダンジョンは20階まであります。今日は5階層まで潜り、5階層のフロアボスであるD級モンスターを倒しに行きます。アタシやカミトさん、メルさんが見守っていますので安心してダンジョンに潜ってください」
忍者服を着ているフィーネ先生が簡単に説明を行い、B級ダンジョンに潜る。
フィーネ先生が身につけている忍者服はシャーリーさんが着ているものととても良く似ており、大きな巨乳が“ぷるんぷるん”揺れてる。
「ダンジョンに潜る際は必ずマッピングが必要よ。誰かがルートを覚える、もしくはメモをしながら進むわ」
冒険者学校の生徒は実戦ということで年に数回ほどダンジョンに潜っている。
そのため潜る際の基礎知識は身につけているらしいが、再確認ということでメルさんが丁寧に指導する。
そんな感じでしばらく歩くと、前方からゴブリンが現れた。
「私が行くよ!」
「わかりましたわ!わたくしがサポートします!」
サヤさんが長剣を構えて前に出る。
そしてリーシャがサヤさんのサポートに入る。
「ファイャーボール!」
リーシャが構えた杖から火の球を放ち、一直線でゴブリンの頭部に当たる。
「ゴブ……」
クリンヒットしたのか、ゴブリンはリーシャの魔法で力尽きる。
「……え?ゴブリンを一撃で倒してしまいましたわ」
一撃で倒せるとは思わなかったのだろう。
攻撃をしたリーシャが一番驚いている。
「当たり前よ。私の特訓についてきたのだから、強くなるに決まってるわ。私の見立てならレオノーラは立ち回り次第でランクCのモンスターを1人で倒せるわ。そしてリーシャなら立ち回り次第でランクBを1人で倒せると思うわ」
「そ、そんなに強くなってるとは思いませんでしたわ」
「そうですね……」
その言葉にリーシャとレオノーラが驚いている。
16歳という若さでランクBを倒せるリーシャ、そしてバフ系がメインの魔法使いであるレオノーラもソロでランクCを倒せるとなれば凄いほうだ。
「さすがメルさんです。リーシャたちをここまで強くするなんて」
「そ、そんなに褒めなくていいわよ」
メルさんがそっぽを向きながら言う。
「これは指導力を見せつける機会でもあるのか」
「そうですね。私たちもカミト先生から学んだことをお姉ちゃんたちに見せつけないといけませんね」
サヤの言葉にシャルちゃんとユメさんが頷く。
「あぁ。頼んだぞ」
「「「はいっ!」」」
3人が元気に返事をする。
その言葉通り、現れたゴブリンを3人は次々と倒していく。
中でもユメさんの剣技には驚かされる。
「はっ!」
ゴブリンが振り下ろす棍棒を剣で受け流し、カウンターの一撃放つ。
そして、体勢が崩れたゴブリンへ、急所を的確に狙った攻撃を数回繰り出し、ゴブリンを討伐する。
これをスキルを使わずにやっているので驚きもする。
「さすがユメさんだ。スキルを使わずにゴブリンを倒すなんて」
「あ、ありがとうございます。カミト先生のご指導のおかげです」
ユメさんは照れながら謙遜するが、俺はスキルを使わずにゴブリンを倒すことの難しさを知っている。
(【剣聖】スキルへと覚醒する前の3年間、俺はスキルなしでスライムしか倒せなかった。そう考えると、ユメさんの強さは異常だ)
物心ついた時から剣を握っていたこともあるだろうが、ユメさんの才能には驚かされてばかりだ。
(呪いがなければ今頃S級冒険者になっていてもおかしくない。呪った人はユメさんの脅威を知ってて呪ったのか?)
そう思ってしまう。
「皆さん、良さそうですね。では、先ほど見つけた下へ降りる階段に向かいましょう」
そう言って正解のルートを進み始めるフィーネ先生。
「そういえばダンジョン内でドジっ子な部分を見ませんね」
「当たり前です。大人ですから」
「………そうですね」
(学校では何もないところで転んでるだろ)
そうツッコミたかったがグッと堪える。
その時…
「それにアタシの本業は学校の先生ではないので」
と何かを呟いていたが、俺の耳には届かなかった。
そう思ってた時期が俺にもありました。
「はい、カミト先生。あ、あーんです」
「あ、あーん」
俺はユメさんから差し出された手料理を食べる。
「ど、どうでしょうか?」
「あ、あぁ。とても美味しいよ」
「そ、そうですか。嬉しいです……えへへ……」
そう言って頬を染めるユメさん。
(なんだ、この可愛い生き物は)
日々、そんなことを思う。
ユメさんは髪を切ってから、俺を堕とすために積極的なアプローチを始めた。
「むぅ……」
「お姉ちゃん、そんな怖い顔したらダメだよ」
「またメル様が嫉妬してますわ」
「っ!し、嫉妬なんかしてないわよ!」
「うぅ……お姉ちゃんがここまでポンコツだったなんて……」
「メル様、もう少し素直になった方がよろしいかと思いますわ」
「う、うるさいっ!」
そして日々、メルさんからの視線が痛くなっている。
だが、ユメさんからのアプローチを断るとユメさんが泣きそうになるため、断るという選択肢はない。
「カミト先生、こちらの料理もいかがですか?」
「あ、ありがとう。それもいただこうかな」
「はいっ!」
パーっと笑顔になるユメさん。
「むぅ……」
「はいはい。嫉妬しないの、お姉ちゃん」
そんな日々を過ごしていた。
「そろそろダンジョンに潜ってみようと考えております。いかがでしょうか?」
「いいと思います」
「私も賛成よ」
フィーネ先生の発言に俺とメルさんが同意する。
今までは学校内にある練習場で基礎練のようなものを指導していたが、そろそろ実践へと移るようだ。
「ありがとうございます。明日、近くのB級ダンジョンに潜ろうと思いますので、その準備をお願いします。では教室に行きましょう」
そう言って立ち上がり、書類を持って歩き出すフィーネ先生。
そして数歩歩き…
「いたっ!」
“ドテっ!”と書類をぶち撒けながら顔面から転倒する。
「さすがフィーネ先生。何もないところでこける天才ですね」
「そんなこと言ってないで早く書類を拾うわよ」
フィーネ先生のドジに慣れた俺たちは慣れた手つきで書類を拾った。
翌日、事前に聞いていた通り、俺たちは冒険者学校の近くにあるB級ダンジョンに来る。
「このダンジョンは20階まであります。今日は5階層まで潜り、5階層のフロアボスであるD級モンスターを倒しに行きます。アタシやカミトさん、メルさんが見守っていますので安心してダンジョンに潜ってください」
忍者服を着ているフィーネ先生が簡単に説明を行い、B級ダンジョンに潜る。
フィーネ先生が身につけている忍者服はシャーリーさんが着ているものととても良く似ており、大きな巨乳が“ぷるんぷるん”揺れてる。
「ダンジョンに潜る際は必ずマッピングが必要よ。誰かがルートを覚える、もしくはメモをしながら進むわ」
冒険者学校の生徒は実戦ということで年に数回ほどダンジョンに潜っている。
そのため潜る際の基礎知識は身につけているらしいが、再確認ということでメルさんが丁寧に指導する。
そんな感じでしばらく歩くと、前方からゴブリンが現れた。
「私が行くよ!」
「わかりましたわ!わたくしがサポートします!」
サヤさんが長剣を構えて前に出る。
そしてリーシャがサヤさんのサポートに入る。
「ファイャーボール!」
リーシャが構えた杖から火の球を放ち、一直線でゴブリンの頭部に当たる。
「ゴブ……」
クリンヒットしたのか、ゴブリンはリーシャの魔法で力尽きる。
「……え?ゴブリンを一撃で倒してしまいましたわ」
一撃で倒せるとは思わなかったのだろう。
攻撃をしたリーシャが一番驚いている。
「当たり前よ。私の特訓についてきたのだから、強くなるに決まってるわ。私の見立てならレオノーラは立ち回り次第でランクCのモンスターを1人で倒せるわ。そしてリーシャなら立ち回り次第でランクBを1人で倒せると思うわ」
「そ、そんなに強くなってるとは思いませんでしたわ」
「そうですね……」
その言葉にリーシャとレオノーラが驚いている。
16歳という若さでランクBを倒せるリーシャ、そしてバフ系がメインの魔法使いであるレオノーラもソロでランクCを倒せるとなれば凄いほうだ。
「さすがメルさんです。リーシャたちをここまで強くするなんて」
「そ、そんなに褒めなくていいわよ」
メルさんがそっぽを向きながら言う。
「これは指導力を見せつける機会でもあるのか」
「そうですね。私たちもカミト先生から学んだことをお姉ちゃんたちに見せつけないといけませんね」
サヤの言葉にシャルちゃんとユメさんが頷く。
「あぁ。頼んだぞ」
「「「はいっ!」」」
3人が元気に返事をする。
その言葉通り、現れたゴブリンを3人は次々と倒していく。
中でもユメさんの剣技には驚かされる。
「はっ!」
ゴブリンが振り下ろす棍棒を剣で受け流し、カウンターの一撃放つ。
そして、体勢が崩れたゴブリンへ、急所を的確に狙った攻撃を数回繰り出し、ゴブリンを討伐する。
これをスキルを使わずにやっているので驚きもする。
「さすがユメさんだ。スキルを使わずにゴブリンを倒すなんて」
「あ、ありがとうございます。カミト先生のご指導のおかげです」
ユメさんは照れながら謙遜するが、俺はスキルを使わずにゴブリンを倒すことの難しさを知っている。
(【剣聖】スキルへと覚醒する前の3年間、俺はスキルなしでスライムしか倒せなかった。そう考えると、ユメさんの強さは異常だ)
物心ついた時から剣を握っていたこともあるだろうが、ユメさんの才能には驚かされてばかりだ。
(呪いがなければ今頃S級冒険者になっていてもおかしくない。呪った人はユメさんの脅威を知ってて呪ったのか?)
そう思ってしまう。
「皆さん、良さそうですね。では、先ほど見つけた下へ降りる階段に向かいましょう」
そう言って正解のルートを進み始めるフィーネ先生。
「そういえばダンジョン内でドジっ子な部分を見ませんね」
「当たり前です。大人ですから」
「………そうですね」
(学校では何もないところで転んでるだろ)
そうツッコミたかったがグッと堪える。
その時…
「それにアタシの本業は学校の先生ではないので」
と何かを呟いていたが、俺の耳には届かなかった。
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