69 / 146
3章 7人の婚約者編
聖女になる条件
しおりを挟む
俺はベンチに腰掛けて俯く元気のないソラさんへ話しかける。
「何かあったの?」
「うわっ!カ、カミトくん!?」
まるで幽霊でも見たかのようなリアクションをするソラさん。
「落ち込んでるようだったけど……」
「ううん!そんなことないよ!私は元気だから!」
触れられてほしくないのか、全力で否定する。
「そ、そうか」
触れられてほしくないことを聞くのも悪いので、さっそく本題へ入る。
本題というのは『聖女』の能力をどの程度引き継いでいるのかを確認すること。
ヨルカさんには俺が【賢者の眼】を持っていることを伝えており、俺が鑑定することに了承を得ている。
そのため、まずはソラさんに許可を取る。
「ソラさん。俺、ソラさんの身体を隅々まで調べたいんだけどいいかな?」
「……ふえっ!?」
俺の質問にソラさんの顔が真っ赤になる。
後ろではヨルカさんが「あははっ、カミトくん!それは面白いよ!」とか言って爆笑している。
何で爆笑してるかは知らないが、うるさいので黙ってほしい。
「どうかな?」
笑っている奴が側にいることで不真面目な話と捉えてしまう可能性があるため、俺は真剣な表情でお願いする。
「そ、そんな真剣な顔でお願いされても……す、隅々までって私の身体を隅々まで見るってことだよね?」
「あぁ、隅々まで調べさせてほしい」
俺の言葉を聞いて先ほどよりも顔を赤くする。
「そ、それって……わ、私の裸が見たいってこと?」
そして上目遣いで爆弾発言をする。
「………はっ!待て!それは違うぞ!そんな意図で俺は隅々まで調べたいとか言ってない!」
ソラさんが何故勘違いをしたのかを理解した俺はすぐに訂正する。
「そ、そうだよね!私の貧相な身体にカミトくんは興味なんてないよね!私、胸小さいし……」
最後の方は消えそうな声で呟く。
表情からも自信のなさを感じるが何か勘違いしてるようだったので、俺は思ってることを伝える。
「そ、そんなことないぞ!俺はソラさんのこと笑顔の可愛い魅力的な女の子だと思ってる!それこそ胸の小ささなんて気にならないくらい魅力的だ!だから胸の大きさなんか気にしなくていいと思うぞ!」
「………ほんと?」
よほど自分の身体に自信がないのか、不安そうな顔をして上目遣いで聞いてくる。
「あぁ!だから自信を持っていい!」
「襲いたくなるくらい私って可愛い?」
「あぁ!襲いたくなるくらい可愛いから……って違っ!」
俺は勢いで肯定してしまい、慌てて否定する。
しかし、俺の否定はソラさんの耳に届かなかったようで、「そ、そうなんだ……」と嬉しそうな顔をする。
(可愛いなぁ!そんな嬉しそうな顔をされると俺のことが好きだと勘違いしそうになるぞ!)
ソラさんの嬉しそうな顔を見て、都合の良いように捉えてしまう。
その時、ヨルカさんが言ってた言葉を思い出す。
『ソラって娘はカミトくんの婚約者の1人だよ』
「っ!」
(も、もしかして、もう既にソラさんって俺のことが好き……なのか?)
そう思ってしまうくらい、今のソラさんは嬉しそうな顔をしている。
そんなソラさんを見ていると、「こほんっ!」とソラさんが咳払いをする。
「そ、それで、カミトくんは私に何の用事があるの?」
そして若干赤みのある顔でソラさんが尋ねる。
「あ、あぁ。ソラさんが『聖女』のスキルを持ってることと上手く使うことができていないことをソフィアさんに聞いたから、ソラさんを鑑定しようと思ったんだ。俺なら『聖女』の力を上手く使えない原因がわかるかもしれないから」
「な、なるほど。鑑定したいってことだったんだ」
「そ、そうなんだよ」
お互い、言葉に詰まりながらも何とか話を進める。
「うん、いいよ。私を鑑定して」
「ありがとう」
俺はソラさんから了承をもらい、ソラさんを鑑定する。
*****
名前:ソラ
年齢:18
レベル:835
筋力:3421
器用:3438
耐久:3401
俊敏:3435
魔力:3469
知力:3467
スキル:【聖なる癒し】
【聖なる魔法】
称号:なし
装備:未装備
*****
(あれ?文字化けしてないぞ?しかもスキルまであるし)
俺は不思議に思いつつ、2つのスキルを鑑定する。
ーーーーー
【聖なる癒し】
【@\!&#$%】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に別れてしまい、本来の能力を発揮できていない。
全ステータス500上昇に加え、魔力を消費して傷を回復することができる。
【聖なる魔法】
【@\!&#$%】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に別れてしまい、本来の能力を発揮できていない。
全ステータス500上昇に加え、聖属性の魔法が使用可能。
【@\!&#$%】
本来のスキル名は【聖女】と言い、500年前、魔王を封印したメンバーの中で回復の達人だった者の戦闘技術を引き継ぐ。
条件を中途半端に満たしてしまい、【聖女】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に分裂した。スライムを5,000体討伐することに加え、誰かの傷を5,000回癒すことで2つのスキルが合体し【聖女】となる。
ーーーーー
(なるほど。ソラさんは文字化けしたスキルが分裂したのか)
俺の場合、文字化けスキルが作動せず戦闘能力が0だったが、ソラさんは中途半端に満たしたらしい。
そのため癒す能力と攻撃魔法を手に入れることができ、A級冒険者になれたのだろう。
(だが、賢者さんは【聖女】スキルへの方法を教えてくれた。しかも不可能な条件じゃない)
そのことに一安心する。
「ど、どうだった?」
「うん。やっぱりソラさんは500年前、『聖女』と呼ばれた人の戦闘技術を引き継いだみたいだ」
俺は簡単に鑑定結果を伝える。
「なるほど。なら私は今以上に強くなれるんだね」
「あぁ。条件を満たす必要はあるが、今以上に強くなれるはずだ」
「よしっ!」
ソラさんが気合いの言葉を呟く。
「王都近くにはスライムが出現するダンジョンがあるし、怪我を治すくらいなら教会で働けば問題ないはず!」
教会には回復士が常駐しており、身体の回復を求めて多くの人たちがやってくる。
「今のままだと戦闘でカミトくんの足を引っ張ることになるからね!私、頑張るよ!」
やる気を出しているソラさんを見て頬が緩む。
「それに自信を失ってる場合じゃないからね!さっそく教会に行ってくるよ!またね!カミトくん!」
そう言って元気に走り出すソラさん。
「よかった。元気になって」
俺はその姿を見て安心する。
「カミトくんがソラちゃんのことをベタ褒めしたおかげだね」
「そ、それは忘れてください!てか、会話がすれ違ってたことに気づいてたのなら言ってくださいよ!」
「そんなことすると未来が変わる可能性があるからね。できるだけ介入しない方向にしてるんだ」
「未来が変わる?」
「うん。カミトくんたちには幸せになってほしいからね」
そう言ったヨルカさんの顔は真剣な表情をしており、ただならぬ決意を感じる。
しかし、その表情は数秒程度で…
「あっ!あそこにも美味しそうな食べ物が!シーナ!行くよ!」
「かしこまりました」
すぐにいつもの表情となり、シーナさんと走り出す。
「って、あの人たちお金持ってないだろ」
今の言葉の意味はいずれ聞くことにして、俺は2人の後を追った。
「何かあったの?」
「うわっ!カ、カミトくん!?」
まるで幽霊でも見たかのようなリアクションをするソラさん。
「落ち込んでるようだったけど……」
「ううん!そんなことないよ!私は元気だから!」
触れられてほしくないのか、全力で否定する。
「そ、そうか」
触れられてほしくないことを聞くのも悪いので、さっそく本題へ入る。
本題というのは『聖女』の能力をどの程度引き継いでいるのかを確認すること。
ヨルカさんには俺が【賢者の眼】を持っていることを伝えており、俺が鑑定することに了承を得ている。
そのため、まずはソラさんに許可を取る。
「ソラさん。俺、ソラさんの身体を隅々まで調べたいんだけどいいかな?」
「……ふえっ!?」
俺の質問にソラさんの顔が真っ赤になる。
後ろではヨルカさんが「あははっ、カミトくん!それは面白いよ!」とか言って爆笑している。
何で爆笑してるかは知らないが、うるさいので黙ってほしい。
「どうかな?」
笑っている奴が側にいることで不真面目な話と捉えてしまう可能性があるため、俺は真剣な表情でお願いする。
「そ、そんな真剣な顔でお願いされても……す、隅々までって私の身体を隅々まで見るってことだよね?」
「あぁ、隅々まで調べさせてほしい」
俺の言葉を聞いて先ほどよりも顔を赤くする。
「そ、それって……わ、私の裸が見たいってこと?」
そして上目遣いで爆弾発言をする。
「………はっ!待て!それは違うぞ!そんな意図で俺は隅々まで調べたいとか言ってない!」
ソラさんが何故勘違いをしたのかを理解した俺はすぐに訂正する。
「そ、そうだよね!私の貧相な身体にカミトくんは興味なんてないよね!私、胸小さいし……」
最後の方は消えそうな声で呟く。
表情からも自信のなさを感じるが何か勘違いしてるようだったので、俺は思ってることを伝える。
「そ、そんなことないぞ!俺はソラさんのこと笑顔の可愛い魅力的な女の子だと思ってる!それこそ胸の小ささなんて気にならないくらい魅力的だ!だから胸の大きさなんか気にしなくていいと思うぞ!」
「………ほんと?」
よほど自分の身体に自信がないのか、不安そうな顔をして上目遣いで聞いてくる。
「あぁ!だから自信を持っていい!」
「襲いたくなるくらい私って可愛い?」
「あぁ!襲いたくなるくらい可愛いから……って違っ!」
俺は勢いで肯定してしまい、慌てて否定する。
しかし、俺の否定はソラさんの耳に届かなかったようで、「そ、そうなんだ……」と嬉しそうな顔をする。
(可愛いなぁ!そんな嬉しそうな顔をされると俺のことが好きだと勘違いしそうになるぞ!)
ソラさんの嬉しそうな顔を見て、都合の良いように捉えてしまう。
その時、ヨルカさんが言ってた言葉を思い出す。
『ソラって娘はカミトくんの婚約者の1人だよ』
「っ!」
(も、もしかして、もう既にソラさんって俺のことが好き……なのか?)
そう思ってしまうくらい、今のソラさんは嬉しそうな顔をしている。
そんなソラさんを見ていると、「こほんっ!」とソラさんが咳払いをする。
「そ、それで、カミトくんは私に何の用事があるの?」
そして若干赤みのある顔でソラさんが尋ねる。
「あ、あぁ。ソラさんが『聖女』のスキルを持ってることと上手く使うことができていないことをソフィアさんに聞いたから、ソラさんを鑑定しようと思ったんだ。俺なら『聖女』の力を上手く使えない原因がわかるかもしれないから」
「な、なるほど。鑑定したいってことだったんだ」
「そ、そうなんだよ」
お互い、言葉に詰まりながらも何とか話を進める。
「うん、いいよ。私を鑑定して」
「ありがとう」
俺はソラさんから了承をもらい、ソラさんを鑑定する。
*****
名前:ソラ
年齢:18
レベル:835
筋力:3421
器用:3438
耐久:3401
俊敏:3435
魔力:3469
知力:3467
スキル:【聖なる癒し】
【聖なる魔法】
称号:なし
装備:未装備
*****
(あれ?文字化けしてないぞ?しかもスキルまであるし)
俺は不思議に思いつつ、2つのスキルを鑑定する。
ーーーーー
【聖なる癒し】
【@\!&#$%】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に別れてしまい、本来の能力を発揮できていない。
全ステータス500上昇に加え、魔力を消費して傷を回復することができる。
【聖なる魔法】
【@\!&#$%】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に別れてしまい、本来の能力を発揮できていない。
全ステータス500上昇に加え、聖属性の魔法が使用可能。
【@\!&#$%】
本来のスキル名は【聖女】と言い、500年前、魔王を封印したメンバーの中で回復の達人だった者の戦闘技術を引き継ぐ。
条件を中途半端に満たしてしまい、【聖女】が【聖なる癒し】と【聖なる魔法】に分裂した。スライムを5,000体討伐することに加え、誰かの傷を5,000回癒すことで2つのスキルが合体し【聖女】となる。
ーーーーー
(なるほど。ソラさんは文字化けしたスキルが分裂したのか)
俺の場合、文字化けスキルが作動せず戦闘能力が0だったが、ソラさんは中途半端に満たしたらしい。
そのため癒す能力と攻撃魔法を手に入れることができ、A級冒険者になれたのだろう。
(だが、賢者さんは【聖女】スキルへの方法を教えてくれた。しかも不可能な条件じゃない)
そのことに一安心する。
「ど、どうだった?」
「うん。やっぱりソラさんは500年前、『聖女』と呼ばれた人の戦闘技術を引き継いだみたいだ」
俺は簡単に鑑定結果を伝える。
「なるほど。なら私は今以上に強くなれるんだね」
「あぁ。条件を満たす必要はあるが、今以上に強くなれるはずだ」
「よしっ!」
ソラさんが気合いの言葉を呟く。
「王都近くにはスライムが出現するダンジョンがあるし、怪我を治すくらいなら教会で働けば問題ないはず!」
教会には回復士が常駐しており、身体の回復を求めて多くの人たちがやってくる。
「今のままだと戦闘でカミトくんの足を引っ張ることになるからね!私、頑張るよ!」
やる気を出しているソラさんを見て頬が緩む。
「それに自信を失ってる場合じゃないからね!さっそく教会に行ってくるよ!またね!カミトくん!」
そう言って元気に走り出すソラさん。
「よかった。元気になって」
俺はその姿を見て安心する。
「カミトくんがソラちゃんのことをベタ褒めしたおかげだね」
「そ、それは忘れてください!てか、会話がすれ違ってたことに気づいてたのなら言ってくださいよ!」
「そんなことすると未来が変わる可能性があるからね。できるだけ介入しない方向にしてるんだ」
「未来が変わる?」
「うん。カミトくんたちには幸せになってほしいからね」
そう言ったヨルカさんの顔は真剣な表情をしており、ただならぬ決意を感じる。
しかし、その表情は数秒程度で…
「あっ!あそこにも美味しそうな食べ物が!シーナ!行くよ!」
「かしこまりました」
すぐにいつもの表情となり、シーナさんと走り出す。
「って、あの人たちお金持ってないだろ」
今の言葉の意味はいずれ聞くことにして、俺は2人の後を追った。
346
お気に入りに追加
1,701
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強美少女達に愛されている無能サポーター 〜周りの人から馬鹿にされ続けてもう嫌なのパーティメンバーの天才たちが離してくれない〜
妄想屋さん
ファンタジー
最強の美少女パーティメンバーに囲まれた無能、アルフ。
彼は周囲の人の陰口に心を病み、パーティメンバー達に、
「このパーティを抜けたい」
と、申し出る。
しかし、アルフを溺愛し、心の拠り所にしていた彼女達はその申し出を聞いて泣き崩れていまう。
なんとかアルフと一緒にいたい少女達と、どうしてもパーティを抜けたい主人公の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
毎日スキルが増えるのって最強じゃね?
七鳳
ファンタジー
異世界に転生した主人公。
テンプレのような転生に驚く。
そこで出会った神様にある加護をもらい、自由気ままに生きていくお話。
※ストーリー等見切り発車な点御容赦ください。
※感想・誤字訂正などお気軽にコメントください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる