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2章 王都編
英雄
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宰相親子から国を守った俺とメルさんは、国を救った英雄となる。
後日行われた俺の顔見せではたくさんの方たちに来てもらい、俺の顔は王都中に広まった。
そのため街で買い物を行えば「英雄、カミト様よ!」と言って人々が集まってくる。
「あはは……英雄なんて柄じゃないんですが……」
「仕方ないわよ。実際、王都を救ったのだから」
「俺はリーシャ様たちがワルモチと結婚するのを阻止するために動いただけですけどね」
「そんなこと言わず胸を張るのよ」
「痛っ!」
メルさんから背中を叩かれ、“バシっ!”という音が響く。
「それにしても今日はどのような用件なのでしょうか?」
「さぁ?ま、行けば分かると思うわ」
俺たちは英雄となったことで再度王宮へ呼ばれ、玉座のある部屋へと招かれた。
俺はメルさんと談笑しながら王宮に辿り着き、招かれた部屋へと入る。
そこには玉座に座る女王陛下とリーシャ様、レオノーラ様がいた。
他にも家臣と思われる人たちが側に控えている。
「何度も来てもらって悪いわね。さすがに英雄に褒美なしというわけにはいかないのよ」
「じょ、女王陛下まで英雄って言わないでくださいよ!」
あの一件以来、女王陛下との距離が縮まったのか、陛下と話す時も緊張することがなくなった。
「ふふっ、今回の褒美も喜んでくれると嬉しいわ」
そう言い終えると、メイド服を着た女性が俺たちの前にたくさんの白金貨を持ってくる。
「前回同様、白金貨500枚よ」
「お、おぉ……」
前回も白金貨500枚を目にしたが、何度見ても慣れることはない。
「これで一生働かなくて済みそうだけど、冒険者稼業は続けてほしいわ」
「も、もちろんです」
「私も冒険者を止めるつもりはありません」
「それならよかったわ」
女王陛下が優しい笑みを浮かべる。
これで前回の褒美を合わせて、俺とメルさんは白金貨500枚ずつを手にしたことになる。
(マジで毎日豪遊しても使い切らないぞ。そんなことはしないが)
「でも、こんなに貰ってよかったのですか?俺たちに白金貨1000枚をあげたことになりますよ?」
「それなら大丈夫よ。ニーファの屋敷とニーファと手を組んでた貴族から回収したお金だから」
「な、なるほど」
今回の事件でかなりの貴族がニーファと手を組んでいたようで、王都にいた貴族の半数近くが奴隷となったらしい。
「貴族が減ったことで領地を治める人が減ったことは痛手だけど、残った貴族が頑張ってくれてるわ。いつまで持つかは分からないけどね」
奴隷となった貴族の穴は残った貴族が複数の領地を治めることで今のところ問題はないらしい。
「でも冒険者協会からすると痛手らしいわ。宰相が雇っていた冒険者たちってB級やA級冒険者だったらしいから」
「そうですね。私の母はそのことに頭を悩まされてるようです」
ソフィアさんは冒険者協会の会長という立場から、かなりの痛手を感じているようだ。
(まぁ、宰相の悪事に手を貸す冒険者なんか必要ないから奴隷落ちになったことは賛成らしいが)
「冒険者のことはソフィアに任せてるけど……そうね。冒険者学校の生徒の中には戦力になる人がいるはず。手伝ってもらいましょうか」
そう言って近くに控えていたメイドに何かを話し、メイドが立ち去る。
「今回、メルとカミトの活躍で王都は救われ、私の娘も救われた。改めて感謝するわ。ありがとう」
女王陛下が頭を下げ、それに併せてリーシャ様たちも頭を下げる。
数秒間、頭を下げた後、女王陛下が口を開く。
「では、メルとカミトにはこのまま別室に移動してもらい、小さいながらもパーティーを行うわ」
「パーティーですか!」
「それは楽しみね」
とのことで俺たちは別室へ移動する。
そこにはズラーっと食べ物や飲み物が並んでいた。
「ここにはお母様とわたくし、それとレオノーラしか呼んでいませんわ。他の貴族の方が参加されると、挨拶回りなどで楽しめないと思いましたので」
「ありがとうございます」
挨拶回りなどしているとパーティーどころではなくなるため、その気遣いに感謝する。
「メル様もたくさん食べてくださいね」
「ありがとう、レオノーラ」
俺たちしかいないことがわかったメルさんは口調を元に戻し、様々な食べ物を皿に入れている。
「カミト様も遠慮なく食べてください!」
「わたくし、カミト様に食べてほしい料理がありますわ!」
「ちょっ、手を引っ張らなくても歩けますよ!」
俺は2人から手を引かれながら食べ物を見て回る。
「これなんてオススメですわ!」
「カミト様!これはいかがでしょうか!?」
「そうだな。どっちも食べようか」
俺は2人のオススメを一口ずつ食べる。
「んーっ!美味しいっ!」
王宮の料理ということもあり、とても美味しい。
「それは良かったですわ!わたくし、他にもオススメがありますの!」
「私のオススメも食べてください!」
「ふ、2人とも!そんなに張り切らなくても料理は逃げないから!」
俺はリーシャ様とレオノーラ様に連れ回され、様々な料理をいただく。
そんな俺たちを他所に、メルさんと女王陛下が何かを話していた。
「むぅ……」
「不機嫌そうな顔をしてるわね」
「っ!そ、そんなことありません!カミトがリーシャたちに取られたからって何とも思いませんよ!」
「ふふっ。そんなこと言ってる割にさっきからずっとカミトのことを目で追ってるわよ。あの子たちは一所懸命アピールしてるけどアナタはこんなところで突っ立ってていいのかしら?」
「うぅ~っ!」
話の内容は聞こえなかったが、メルさんが意を決したような表情で俺に近づく。
そして俺の袖をつまむ。
「メ、メルさん?」
「そ、その……あ、あっちにも美味しそうな料理があったわ。た、食べに行くわよ」
恥ずかしいのか若干頬を染め、上目遣いで提案してくる。
「っ!そ、そうですね!俺も気になってたんです!」
普段は凛々しいメルさんから可愛らしい雰囲気を感じ、ドキドキしながら慌てて返事をする。
「さ、さすがメル様」
「私たちにはできない戦法です」
「そ、そこっ!うるさいわよ!」
そんな会話をしながら、俺たち4人は仲良く食事をした。
後日行われた俺の顔見せではたくさんの方たちに来てもらい、俺の顔は王都中に広まった。
そのため街で買い物を行えば「英雄、カミト様よ!」と言って人々が集まってくる。
「あはは……英雄なんて柄じゃないんですが……」
「仕方ないわよ。実際、王都を救ったのだから」
「俺はリーシャ様たちがワルモチと結婚するのを阻止するために動いただけですけどね」
「そんなこと言わず胸を張るのよ」
「痛っ!」
メルさんから背中を叩かれ、“バシっ!”という音が響く。
「それにしても今日はどのような用件なのでしょうか?」
「さぁ?ま、行けば分かると思うわ」
俺たちは英雄となったことで再度王宮へ呼ばれ、玉座のある部屋へと招かれた。
俺はメルさんと談笑しながら王宮に辿り着き、招かれた部屋へと入る。
そこには玉座に座る女王陛下とリーシャ様、レオノーラ様がいた。
他にも家臣と思われる人たちが側に控えている。
「何度も来てもらって悪いわね。さすがに英雄に褒美なしというわけにはいかないのよ」
「じょ、女王陛下まで英雄って言わないでくださいよ!」
あの一件以来、女王陛下との距離が縮まったのか、陛下と話す時も緊張することがなくなった。
「ふふっ、今回の褒美も喜んでくれると嬉しいわ」
そう言い終えると、メイド服を着た女性が俺たちの前にたくさんの白金貨を持ってくる。
「前回同様、白金貨500枚よ」
「お、おぉ……」
前回も白金貨500枚を目にしたが、何度見ても慣れることはない。
「これで一生働かなくて済みそうだけど、冒険者稼業は続けてほしいわ」
「も、もちろんです」
「私も冒険者を止めるつもりはありません」
「それならよかったわ」
女王陛下が優しい笑みを浮かべる。
これで前回の褒美を合わせて、俺とメルさんは白金貨500枚ずつを手にしたことになる。
(マジで毎日豪遊しても使い切らないぞ。そんなことはしないが)
「でも、こんなに貰ってよかったのですか?俺たちに白金貨1000枚をあげたことになりますよ?」
「それなら大丈夫よ。ニーファの屋敷とニーファと手を組んでた貴族から回収したお金だから」
「な、なるほど」
今回の事件でかなりの貴族がニーファと手を組んでいたようで、王都にいた貴族の半数近くが奴隷となったらしい。
「貴族が減ったことで領地を治める人が減ったことは痛手だけど、残った貴族が頑張ってくれてるわ。いつまで持つかは分からないけどね」
奴隷となった貴族の穴は残った貴族が複数の領地を治めることで今のところ問題はないらしい。
「でも冒険者協会からすると痛手らしいわ。宰相が雇っていた冒険者たちってB級やA級冒険者だったらしいから」
「そうですね。私の母はそのことに頭を悩まされてるようです」
ソフィアさんは冒険者協会の会長という立場から、かなりの痛手を感じているようだ。
(まぁ、宰相の悪事に手を貸す冒険者なんか必要ないから奴隷落ちになったことは賛成らしいが)
「冒険者のことはソフィアに任せてるけど……そうね。冒険者学校の生徒の中には戦力になる人がいるはず。手伝ってもらいましょうか」
そう言って近くに控えていたメイドに何かを話し、メイドが立ち去る。
「今回、メルとカミトの活躍で王都は救われ、私の娘も救われた。改めて感謝するわ。ありがとう」
女王陛下が頭を下げ、それに併せてリーシャ様たちも頭を下げる。
数秒間、頭を下げた後、女王陛下が口を開く。
「では、メルとカミトにはこのまま別室に移動してもらい、小さいながらもパーティーを行うわ」
「パーティーですか!」
「それは楽しみね」
とのことで俺たちは別室へ移動する。
そこにはズラーっと食べ物や飲み物が並んでいた。
「ここにはお母様とわたくし、それとレオノーラしか呼んでいませんわ。他の貴族の方が参加されると、挨拶回りなどで楽しめないと思いましたので」
「ありがとうございます」
挨拶回りなどしているとパーティーどころではなくなるため、その気遣いに感謝する。
「メル様もたくさん食べてくださいね」
「ありがとう、レオノーラ」
俺たちしかいないことがわかったメルさんは口調を元に戻し、様々な食べ物を皿に入れている。
「カミト様も遠慮なく食べてください!」
「わたくし、カミト様に食べてほしい料理がありますわ!」
「ちょっ、手を引っ張らなくても歩けますよ!」
俺は2人から手を引かれながら食べ物を見て回る。
「これなんてオススメですわ!」
「カミト様!これはいかがでしょうか!?」
「そうだな。どっちも食べようか」
俺は2人のオススメを一口ずつ食べる。
「んーっ!美味しいっ!」
王宮の料理ということもあり、とても美味しい。
「それは良かったですわ!わたくし、他にもオススメがありますの!」
「私のオススメも食べてください!」
「ふ、2人とも!そんなに張り切らなくても料理は逃げないから!」
俺はリーシャ様とレオノーラ様に連れ回され、様々な料理をいただく。
そんな俺たちを他所に、メルさんと女王陛下が何かを話していた。
「むぅ……」
「不機嫌そうな顔をしてるわね」
「っ!そ、そんなことありません!カミトがリーシャたちに取られたからって何とも思いませんよ!」
「ふふっ。そんなこと言ってる割にさっきからずっとカミトのことを目で追ってるわよ。あの子たちは一所懸命アピールしてるけどアナタはこんなところで突っ立ってていいのかしら?」
「うぅ~っ!」
話の内容は聞こえなかったが、メルさんが意を決したような表情で俺に近づく。
そして俺の袖をつまむ。
「メ、メルさん?」
「そ、その……あ、あっちにも美味しそうな料理があったわ。た、食べに行くわよ」
恥ずかしいのか若干頬を染め、上目遣いで提案してくる。
「っ!そ、そうですね!俺も気になってたんです!」
普段は凛々しいメルさんから可愛らしい雰囲気を感じ、ドキドキしながら慌てて返事をする。
「さ、さすがメル様」
「私たちにはできない戦法です」
「そ、そこっ!うるさいわよ!」
そんな会話をしながら、俺たち4人は仲良く食事をした。
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