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2章 王都編
作戦決行 4
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宰相の部屋から証拠品を確保した俺たちは、囚われた女性21人を救出するため、地下を目指す。
「地下への入り口に冒険者が2人います。無力化は俺に任せてください」
「えぇ。お願いするわ」
俺たちはバレないように移動して、地下へ辿り着く。
「はぁーっ!」
そして、地下への入り口に立っていた2人を一瞬で気絶させ、端へ寄せる。
これで屋敷内にいる冒険者は全員無力化させたことになる。
「鍵がかかってますね」
「それなら任せて」
俺はメルさんにお願いし、鍵を生成してもらう。
そして、鍵で地下への扉を開けて階段を降りる。
「スキルによれば武器を持った人はここにいません。ここにいるのは全員、囚われた女性だけだと思います」
「念のため慎重に動くわ」
「なら俺が先頭を歩きます」
とのことで、俺はメルさんの前を歩く。
慎重に移動した俺たちは階段を降りた先で大きな牢屋に到着する。
そこには手足を後ろで縛られた一糸纏わぬ女性たちが目に入り……
「カミトは見ちゃダメーっ!」
「痛っ!痛たたたっ!首が折れる!折れるからぁぁぁ!!!」
後ろにいたメルさんに無理矢理首を左へ曲げられる。
人間の首ではあり得ない方向に曲げられ、悲鳴をあげる俺。
「見た!?みんなの裸を見たよね!?」
「み、見てないです!」
もちろんそんなことはなく、ほぼ全員の裸が今も脳裏に残っている。
「ほんと!?」
「は、はいっ!」
首の痛みを堪えつつ、全力で見てないことを伝える。
「ふーん………それにしても、ここにいる人って私よりも胸が大きい人ばかりで自信無くすわ」
「はぁ」と本気で落ち込むメルさん。
「そ、そんなことありませんよ!確かに、みなさん巨乳の方ばかりですが、メルさんと同じくらいでしたよ!しかも、メルさんよりも小さい人だっていました!自信持って………はっ!」
メルさんを励ましている途中で自分の失態に気づく。
「へぇー、あの一瞬でみんなの胸の大きさを覚えたんだ」
「………あ、いや、これには深い事情が……」
「っ!今すぐここから立ち去る!そして今見た記憶を全て消して!」
「わ、わかりましたっ!」
逆らえる雰囲気ではなかったので、素直に従い、俺は急いで階段を登る。
「ちょっ!賢者さん!なんで教えてくれなかったの!?捕まってる人、服着てないじゃん!」
『私は一度言いました。一糸纏わぬ姿で捕まっていると』
「そんなの聞いてな……いや聞いてるわ」
普通に気づかずスルーしてた俺。
『はぁ。気づかなかっただけですか。私はてっきり、私の情報を聞かなかったことにして、囚われている女性たちの裸を堪能したいのかと思いました』
「そんなことしねぇよ!」
等々、賢者さんと話しながら階段を駆け上がった。
その後、メイド服を取りに来たメルさんにメイド服を渡し、階段の1番上でひっそりと着替え終えるのを待つ。
「もういいわよ」
怒っていると思っていたが、いつも通りの声色でメルさんから話しかけられる。
「それと……さっきはやり過ぎたわ。ごめん」
「いえ。あれは全面的に俺が悪いです。みなさんの裸姿は忘れましたので安心してください」
そう簡単に忘れることなんてできないが、忘れたと全力で伝えながら牢屋に辿り着く。
そこにはメイド服を着た痩せ細った21人の女性がいた。
中には俺よりも年下だと思われる女の子もおり、肌には痛々しい傷も見受けられた。
皆、目から涙を流しており、S級冒険者であるメルさんが助けに来たことで安堵したのだろう。
その姿を見ると、ワルモチからヒドイ目に遭ってきたことが容易に想像できる。
「メル様。こちらの方は……」
その中でリーダーを務めているであろう女性が涙を拭って話しかける。
「紹介するわ。コチラ、S級冒険者のカミトよ」
「よろしく……」
「S級冒険者ですか!?」
「メル様以外のS級冒険者!?」
俺の挨拶を遮って捕らわれた女性たちが声を上げる。
「は、はい。S級冒険者です……」
俺はS級冒険者の証である金の冒険者カードを見せる。
「うぅ……2人のS級冒険者が助けに来てくれた……」
「もうワルモチからイジメられなくて済むんだ……」
すると各々が泣きながら喜ぶ。
「助けに来るのが遅くなってしまい、申し訳ありません。今後は宰相一家に悪事を働かせませんので、ご安心ください」
「ありがとう……ございます……」
俺は女性たちへ安心させる言葉をかける。
その様子を安堵の表情で見守っていたメルさんが“パンパン”と手を叩く。
「安心するのはまだ早いわ」
「そうですね」
その言葉を聞いて、みんなの表情が引き締まる。
「さて、脱出するわよ。まだ、屋敷内に人はいるから油断せずに行きましょう」
ここに来るまでの道中、屋敷内にいる冒険者は全員気絶させたが油断はできない。
幸い、俺たちが侵入していることは誰も気づいていないようで、外にいる冒険者が屋敷内に入ってくる様子はない。
「カミトを先頭に慎重に移動するわ。カミト、お願い」
「任せてください!」
俺は21人の女性たちを引き連れて移動を始める。
しかし21人という大所帯が隠密に移動することなどできず……
「やはり無理ですね。誰にも見つからずに移動するなんて」
「そうね。メイドや執事が想像以上にウロウロしてるわ。冒険者じゃない人を気絶させるわけにはいかないから……」
俺たちはとある一室にこもって作戦会議をしていた。
「仕方ない。できるだけ使いたくなかったけど、最終手段を使うしかないわね」
「最終手段ですか?」
「えぇ。本来、囚われていた人たちが自力で脱出したことにして、私たちは宰相の家に忍び込んでいないことにする予定だったの。だけど、このままだと夜までに王宮に帰れないわ。だから宰相の家に不法侵入したという事実は女王陛下に何とかしてもらうことにして、強行突破するわよ」
「ということは?」
「ここから派手に脱出よ」
「わかりましたっ!」
俺はメルさんの作戦に賛同した。
「地下への入り口に冒険者が2人います。無力化は俺に任せてください」
「えぇ。お願いするわ」
俺たちはバレないように移動して、地下へ辿り着く。
「はぁーっ!」
そして、地下への入り口に立っていた2人を一瞬で気絶させ、端へ寄せる。
これで屋敷内にいる冒険者は全員無力化させたことになる。
「鍵がかかってますね」
「それなら任せて」
俺はメルさんにお願いし、鍵を生成してもらう。
そして、鍵で地下への扉を開けて階段を降りる。
「スキルによれば武器を持った人はここにいません。ここにいるのは全員、囚われた女性だけだと思います」
「念のため慎重に動くわ」
「なら俺が先頭を歩きます」
とのことで、俺はメルさんの前を歩く。
慎重に移動した俺たちは階段を降りた先で大きな牢屋に到着する。
そこには手足を後ろで縛られた一糸纏わぬ女性たちが目に入り……
「カミトは見ちゃダメーっ!」
「痛っ!痛たたたっ!首が折れる!折れるからぁぁぁ!!!」
後ろにいたメルさんに無理矢理首を左へ曲げられる。
人間の首ではあり得ない方向に曲げられ、悲鳴をあげる俺。
「見た!?みんなの裸を見たよね!?」
「み、見てないです!」
もちろんそんなことはなく、ほぼ全員の裸が今も脳裏に残っている。
「ほんと!?」
「は、はいっ!」
首の痛みを堪えつつ、全力で見てないことを伝える。
「ふーん………それにしても、ここにいる人って私よりも胸が大きい人ばかりで自信無くすわ」
「はぁ」と本気で落ち込むメルさん。
「そ、そんなことありませんよ!確かに、みなさん巨乳の方ばかりですが、メルさんと同じくらいでしたよ!しかも、メルさんよりも小さい人だっていました!自信持って………はっ!」
メルさんを励ましている途中で自分の失態に気づく。
「へぇー、あの一瞬でみんなの胸の大きさを覚えたんだ」
「………あ、いや、これには深い事情が……」
「っ!今すぐここから立ち去る!そして今見た記憶を全て消して!」
「わ、わかりましたっ!」
逆らえる雰囲気ではなかったので、素直に従い、俺は急いで階段を登る。
「ちょっ!賢者さん!なんで教えてくれなかったの!?捕まってる人、服着てないじゃん!」
『私は一度言いました。一糸纏わぬ姿で捕まっていると』
「そんなの聞いてな……いや聞いてるわ」
普通に気づかずスルーしてた俺。
『はぁ。気づかなかっただけですか。私はてっきり、私の情報を聞かなかったことにして、囚われている女性たちの裸を堪能したいのかと思いました』
「そんなことしねぇよ!」
等々、賢者さんと話しながら階段を駆け上がった。
その後、メイド服を取りに来たメルさんにメイド服を渡し、階段の1番上でひっそりと着替え終えるのを待つ。
「もういいわよ」
怒っていると思っていたが、いつも通りの声色でメルさんから話しかけられる。
「それと……さっきはやり過ぎたわ。ごめん」
「いえ。あれは全面的に俺が悪いです。みなさんの裸姿は忘れましたので安心してください」
そう簡単に忘れることなんてできないが、忘れたと全力で伝えながら牢屋に辿り着く。
そこにはメイド服を着た痩せ細った21人の女性がいた。
中には俺よりも年下だと思われる女の子もおり、肌には痛々しい傷も見受けられた。
皆、目から涙を流しており、S級冒険者であるメルさんが助けに来たことで安堵したのだろう。
その姿を見ると、ワルモチからヒドイ目に遭ってきたことが容易に想像できる。
「メル様。こちらの方は……」
その中でリーダーを務めているであろう女性が涙を拭って話しかける。
「紹介するわ。コチラ、S級冒険者のカミトよ」
「よろしく……」
「S級冒険者ですか!?」
「メル様以外のS級冒険者!?」
俺の挨拶を遮って捕らわれた女性たちが声を上げる。
「は、はい。S級冒険者です……」
俺はS級冒険者の証である金の冒険者カードを見せる。
「うぅ……2人のS級冒険者が助けに来てくれた……」
「もうワルモチからイジメられなくて済むんだ……」
すると各々が泣きながら喜ぶ。
「助けに来るのが遅くなってしまい、申し訳ありません。今後は宰相一家に悪事を働かせませんので、ご安心ください」
「ありがとう……ございます……」
俺は女性たちへ安心させる言葉をかける。
その様子を安堵の表情で見守っていたメルさんが“パンパン”と手を叩く。
「安心するのはまだ早いわ」
「そうですね」
その言葉を聞いて、みんなの表情が引き締まる。
「さて、脱出するわよ。まだ、屋敷内に人はいるから油断せずに行きましょう」
ここに来るまでの道中、屋敷内にいる冒険者は全員気絶させたが油断はできない。
幸い、俺たちが侵入していることは誰も気づいていないようで、外にいる冒険者が屋敷内に入ってくる様子はない。
「カミトを先頭に慎重に移動するわ。カミト、お願い」
「任せてください!」
俺は21人の女性たちを引き連れて移動を始める。
しかし21人という大所帯が隠密に移動することなどできず……
「やはり無理ですね。誰にも見つからずに移動するなんて」
「そうね。メイドや執事が想像以上にウロウロしてるわ。冒険者じゃない人を気絶させるわけにはいかないから……」
俺たちはとある一室にこもって作戦会議をしていた。
「仕方ない。できるだけ使いたくなかったけど、最終手段を使うしかないわね」
「最終手段ですか?」
「えぇ。本来、囚われていた人たちが自力で脱出したことにして、私たちは宰相の家に忍び込んでいないことにする予定だったの。だけど、このままだと夜までに王宮に帰れないわ。だから宰相の家に不法侵入したという事実は女王陛下に何とかしてもらうことにして、強行突破するわよ」
「ということは?」
「ここから派手に脱出よ」
「わかりましたっ!」
俺はメルさんの作戦に賛同した。
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