57 / 146
2章 王都編
作戦決行 3
しおりを挟む
俺とメルさんは潜入を開始する。
「屋敷の外に冒険者は15人います。その内、外を徘徊してるのが11人、正面玄関に2人、西、東に作られた扉に1人づついます」
「西、もしくは東の扉から潜入するしかなさそうね。その時、扉を守ってる冒険者を無力化する必要があるけど……」
「それは俺がなんとかします」
「ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ」
とのことで方針が決まる。
「東と西、どっちから潜入しますか?」
「そうね。なら東から潜入するわよ」
「わかりました」
そう言って俺たちは5メートル以上の高さがある塀をジャンプで越える。
超えた先に屋敷を守っている冒険者がいないことは賢者さんで確認済みだ。
そして、東にある扉まで移動する。
賢者さんがいれば冒険者がどこにいるかわかっているので、俺たちは外を徘徊している冒険者に出会うことなく、扉まで数メートルというところに辿り着く。
「ははっ、油断してますね」
扉を守っている冒険者は欠伸をしており、剣をいつでも抜けるような体勢ではない。
「ありがたいことね。カミト、お願い」
「任されました!」
俺は俊敏ステータス3万越えを遺憾なく発揮し、一瞬で扉を守っている冒険者の背後に回る。
「っ!」
油断していた冒険者は俺の存在に気がついたのか、緩んでいた顔を引き締める。
「今頃お目覚めかよ。遅すぎる」
しかし、俺の存在を捉えることはできず…
「ぐっ!」
俺は首の後ろにある急所を的確に攻撃し、気絶させる。
「すごい速さね。さすがだわ」
「いえいえ。これくらい楽勝ですよ」
そう言いつつ、俺は気絶させた冒険者をバレないところに隠す。
そして2人で屋敷内に侵入する。
「屋敷内には9人の冒険者と執事やメイドと思われる人がたくさんいます。さすがに誰にも会わずに証拠品の確保と囚われた女性たちの救出は難しいと思います。特に、囚われた21人の女性と共に屋敷を脱出する時は」
「もちろん難しいことは理解してるわ。だから途中でメイド服を調達する予定よ。カミトのアイテムバックに入れることができれば移動する時に邪魔にはならないわ。それと、もしメイドたちに見つかって騒がれた時、冒険者を呼ばれると困るから、屋敷内にいる冒険者は見つけ次第無力化するわ」
「なるほどです」
とのことで、まずは証拠品の回収とメイド服の回収、冒険者の無力化を図る。
俺たちは賢者さんのマップを頼りに冒険者の位置やメイドたちの位置を確認しつつ、屋敷を探し回る。
そして10分程度の時間が経過する。
「メイド服の確保と5人の冒険者を無力化に成功しました。あとは証拠品だけですね」
「えぇ。カミト、場所はわかるの?」
「はい。2人の冒険者が守っている部屋があるので、おそらくその部屋だと思います」
「ならその部屋に向かいましょう」
俺とメルさんは冒険者2人が守っている部屋に向かう。
「メルさん。絶対ここが宰相の部屋ですよ」
「そうね。自己主張が激しいわね」
そこには金ピカの扉と、自分の銅像が飾られていた。
「カミト、お願い」
「了解です!」
俺はメルさんに返事をして、一瞬で冒険者2人を気絶させる。
「ふぅ。こんなもんですね」
「ありがとう。さて、いよいよ潜入だけど……まぁ、鍵がかかってるわよね」
部屋を開けようとするが、案の定、鍵がかかっており、扉が開かない。
「どうしますか?壊しますか?」
「いえ、ここは私の出番ね」
そう言ってメルさんは鍵穴を確認する。
「よし。これなら……」
そう呟いてメルさんが得意の氷魔法を発動させる。
右の手のひらを上にして魔法を唱えると、徐々に氷の鍵が現れる。
「おぉ。すごいですね」
魔法で小さい物を作るのは難しい。
しかも鍵となれば細部まで調整しないといけない。
そのため、かなりの魔法コントロールが必要となるが、桁外れの魔法コントロールを披露するメルさんはあっという間に完成させる。
「こ、これくらいできて当然よ」
そんな言葉と共にメルさんが頬を染める。
そして完成した鍵を使い“ガチャ”っと鍵を開けて部屋に入る。
その際、気絶させた冒険者2人を部屋の中に連れ込む。
「さて、ここから証拠品を探すわ。手分けして探しましょう」
俺とメルさんは手分けして証拠品を探す。
数分後…
「あ、ありました!息子の悪事を宰相が握りつぶした証拠が!」
俺は宰相が息子の悪事をもみ消すために行った金銭のやり取りを見つける。
多額な額が証拠隠滅に加担した人に送られており、言い逃れはできない。
しかも、この屋敷にいる冒険者たちが悪事に加担した証拠となる物を混ざっていた。
そのため俺はメルさんに声をかけるが、メルさんからの返事はない。
「メルさん?」
俺は不思議に思いメルさんを見ると、一枚の資料を持って固まっていた。
「う、嘘でしょ……」
その反応が気になった俺はメルさんが持っている資料を横から見る。
「なっ!」
そこには、宰相が王都を乗っ取る計画が書かれていた。
『もうすぐで私の息子、ワルモチが第一王女であるリーシャと結婚することになる。結婚後、リーシャには子を孕んでもらい、産まれた直後にリーシャと産まれた子供を殺す。そして、ワルモチが連れ去った女との間にできた子供をリーシャが産んだ子供にする。その後、第二王女であるレオノーラも殺せば、ヴェール家の血筋は途絶え、俺の一族が王都を支配できる。協力した暁にはお前に幹部の地位を与えよう』
ニーファ宰相より
「これは言い逃れできない証拠ですね。リーシャ様たちの殺害予告まで書いてますよ」
「えぇ。しかもご丁寧に自分のサインまで書いてるわ。そして、この作戦に関与した貴族の名前も」
「まさか自分の血筋を王都のトップにする計画を立ててたなんて」
「だから宰相は息子を売らず、悪事を揉み消し続けたのね。宰相にとって息子がいなくなればリーシャとの結婚がなくなり、計画自体がダメになってしまうから」
俺とメルさんは頷き合う。
「これは急いで王宮へ戻った方が良さそうね」
「はい!囚われている女性たちを救出して王宮へ帰りましょう!」
俺たちは次の行動へ移った。
「屋敷の外に冒険者は15人います。その内、外を徘徊してるのが11人、正面玄関に2人、西、東に作られた扉に1人づついます」
「西、もしくは東の扉から潜入するしかなさそうね。その時、扉を守ってる冒険者を無力化する必要があるけど……」
「それは俺がなんとかします」
「ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ」
とのことで方針が決まる。
「東と西、どっちから潜入しますか?」
「そうね。なら東から潜入するわよ」
「わかりました」
そう言って俺たちは5メートル以上の高さがある塀をジャンプで越える。
超えた先に屋敷を守っている冒険者がいないことは賢者さんで確認済みだ。
そして、東にある扉まで移動する。
賢者さんがいれば冒険者がどこにいるかわかっているので、俺たちは外を徘徊している冒険者に出会うことなく、扉まで数メートルというところに辿り着く。
「ははっ、油断してますね」
扉を守っている冒険者は欠伸をしており、剣をいつでも抜けるような体勢ではない。
「ありがたいことね。カミト、お願い」
「任されました!」
俺は俊敏ステータス3万越えを遺憾なく発揮し、一瞬で扉を守っている冒険者の背後に回る。
「っ!」
油断していた冒険者は俺の存在に気がついたのか、緩んでいた顔を引き締める。
「今頃お目覚めかよ。遅すぎる」
しかし、俺の存在を捉えることはできず…
「ぐっ!」
俺は首の後ろにある急所を的確に攻撃し、気絶させる。
「すごい速さね。さすがだわ」
「いえいえ。これくらい楽勝ですよ」
そう言いつつ、俺は気絶させた冒険者をバレないところに隠す。
そして2人で屋敷内に侵入する。
「屋敷内には9人の冒険者と執事やメイドと思われる人がたくさんいます。さすがに誰にも会わずに証拠品の確保と囚われた女性たちの救出は難しいと思います。特に、囚われた21人の女性と共に屋敷を脱出する時は」
「もちろん難しいことは理解してるわ。だから途中でメイド服を調達する予定よ。カミトのアイテムバックに入れることができれば移動する時に邪魔にはならないわ。それと、もしメイドたちに見つかって騒がれた時、冒険者を呼ばれると困るから、屋敷内にいる冒険者は見つけ次第無力化するわ」
「なるほどです」
とのことで、まずは証拠品の回収とメイド服の回収、冒険者の無力化を図る。
俺たちは賢者さんのマップを頼りに冒険者の位置やメイドたちの位置を確認しつつ、屋敷を探し回る。
そして10分程度の時間が経過する。
「メイド服の確保と5人の冒険者を無力化に成功しました。あとは証拠品だけですね」
「えぇ。カミト、場所はわかるの?」
「はい。2人の冒険者が守っている部屋があるので、おそらくその部屋だと思います」
「ならその部屋に向かいましょう」
俺とメルさんは冒険者2人が守っている部屋に向かう。
「メルさん。絶対ここが宰相の部屋ですよ」
「そうね。自己主張が激しいわね」
そこには金ピカの扉と、自分の銅像が飾られていた。
「カミト、お願い」
「了解です!」
俺はメルさんに返事をして、一瞬で冒険者2人を気絶させる。
「ふぅ。こんなもんですね」
「ありがとう。さて、いよいよ潜入だけど……まぁ、鍵がかかってるわよね」
部屋を開けようとするが、案の定、鍵がかかっており、扉が開かない。
「どうしますか?壊しますか?」
「いえ、ここは私の出番ね」
そう言ってメルさんは鍵穴を確認する。
「よし。これなら……」
そう呟いてメルさんが得意の氷魔法を発動させる。
右の手のひらを上にして魔法を唱えると、徐々に氷の鍵が現れる。
「おぉ。すごいですね」
魔法で小さい物を作るのは難しい。
しかも鍵となれば細部まで調整しないといけない。
そのため、かなりの魔法コントロールが必要となるが、桁外れの魔法コントロールを披露するメルさんはあっという間に完成させる。
「こ、これくらいできて当然よ」
そんな言葉と共にメルさんが頬を染める。
そして完成した鍵を使い“ガチャ”っと鍵を開けて部屋に入る。
その際、気絶させた冒険者2人を部屋の中に連れ込む。
「さて、ここから証拠品を探すわ。手分けして探しましょう」
俺とメルさんは手分けして証拠品を探す。
数分後…
「あ、ありました!息子の悪事を宰相が握りつぶした証拠が!」
俺は宰相が息子の悪事をもみ消すために行った金銭のやり取りを見つける。
多額な額が証拠隠滅に加担した人に送られており、言い逃れはできない。
しかも、この屋敷にいる冒険者たちが悪事に加担した証拠となる物を混ざっていた。
そのため俺はメルさんに声をかけるが、メルさんからの返事はない。
「メルさん?」
俺は不思議に思いメルさんを見ると、一枚の資料を持って固まっていた。
「う、嘘でしょ……」
その反応が気になった俺はメルさんが持っている資料を横から見る。
「なっ!」
そこには、宰相が王都を乗っ取る計画が書かれていた。
『もうすぐで私の息子、ワルモチが第一王女であるリーシャと結婚することになる。結婚後、リーシャには子を孕んでもらい、産まれた直後にリーシャと産まれた子供を殺す。そして、ワルモチが連れ去った女との間にできた子供をリーシャが産んだ子供にする。その後、第二王女であるレオノーラも殺せば、ヴェール家の血筋は途絶え、俺の一族が王都を支配できる。協力した暁にはお前に幹部の地位を与えよう』
ニーファ宰相より
「これは言い逃れできない証拠ですね。リーシャ様たちの殺害予告まで書いてますよ」
「えぇ。しかもご丁寧に自分のサインまで書いてるわ。そして、この作戦に関与した貴族の名前も」
「まさか自分の血筋を王都のトップにする計画を立ててたなんて」
「だから宰相は息子を売らず、悪事を揉み消し続けたのね。宰相にとって息子がいなくなればリーシャとの結婚がなくなり、計画自体がダメになってしまうから」
俺とメルさんは頷き合う。
「これは急いで王宮へ戻った方が良さそうね」
「はい!囚われている女性たちを救出して王宮へ帰りましょう!」
俺たちは次の行動へ移った。
416
お気に入りに追加
1,702
あなたにおすすめの小説
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強美少女達に愛されている無能サポーター 〜周りの人から馬鹿にされ続けてもう嫌なのパーティメンバーの天才たちが離してくれない〜
妄想屋さん
ファンタジー
最強の美少女パーティメンバーに囲まれた無能、アルフ。
彼は周囲の人の陰口に心を病み、パーティメンバー達に、
「このパーティを抜けたい」
と、申し出る。
しかし、アルフを溺愛し、心の拠り所にしていた彼女達はその申し出を聞いて泣き崩れていまう。
なんとかアルフと一緒にいたい少女達と、どうしてもパーティを抜けたい主人公の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる