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2章 王都編
セリアさんへのプレゼント
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どれくらい寝たのだろうか。
気がつくと陽の光が窓から差し込んでおり俺の眼に入る。
そのことで意識が覚醒した俺は、起き上がろうとする。
(う、動けんぞ)
しかし何故か両手両足が固定されてるかのように動かない。
俺は眼を開けて状況を確認すると、クレアとセリアさんが俺の身体に抱きついていた。
「クレア!?それにセリアさんも!何してるんですか!?」
それを確認した俺は大声を上げる。
「むにゃむにゃ……お兄ちゃん……」
「カミト……そこはダメ……」
しかし全く起きる気配がなく、気持ちよさそうに寝ている。
(クレアからは抱きつかれて慣れてるとはいえ、セリアさんからも抱きつかれるなんて……2人からいい匂いがするし……)
そんなことを思いつつ、どうやって打開すればいいか考えていると…
「あ、カミトくん、起きたんだね」
と言いながらソラさんが現れた。
「あ、おはよう、ソラさん」
「おはよーカミトくん。もう昼過ぎだけどね」
「ふふっ」と笑いながらセリアさんとクレアのもとへ歩くソラさん。
「セリアさん!それにクレアちゃんも起きて!カミトくんが困ってるよ!」
「んん……」
「ふぁぁ……」
ソラさんの声かけでようやく眼を開けた2人が俺への抱きつきを弱める。
「あ、お兄ちゃん!目が覚めたんだ!」
「おはよう、カミト」
「あ、あぁ。おはよう」
俺に抱きついていたことなど無かったかのように2人が振る舞う。
「お兄ちゃん、2日も寝てたんだよ。すごく心配したんだから」
「2日も!マジかよ……」
「かなりの大怪我だったから仕方ない。でも、ソラのおかげですぐに回復した」
「そうそう!ソラさんがお兄ちゃんの身体を治してくれたんだ!」
「寝てるカミトくんを見た時は驚いたよ。その傷でよく歩けたね」
(回復役を務めるソラさんが驚くほどの怪我だったんかよ)
「ありがと、ソラさん。怪我を治してくれて」
「どういたしまして!」
俺はソラさんに感謝を伝え、クレアとセリアさんに目を向ける。
「セリアさんとクレアも心配をかけました」
「これくらい気にしなくていい」
「私はものすごく心配したんだから!次からは怪我なく帰ってきてね!」
「ごめんな、クレア。次からは必ず怪我なく帰ってくるよ」
クレアに大泣きされたことを思い出し、次からは怪我なく帰ろうと心に誓う。
「で、2人は俺の隣で何をしてたんですか?」
「私はお兄ちゃんが元気になるように、私の元気を分けてたんだ!」
「私はカミトからカミトパワーをもらってた」
「………そうですか」
つまり、クレアからもらった元気をセリアさんに取られたということか。
そんな2人にジト目をしつつ、俺はセリアさんに視線を移す。
「セリアさんは年頃の女性なので簡単に異性のベッドに潜り込んだらダメですよ。分かりましたか?」
「もちろん分かってる。カミト以外の男には潜り込まない。ちなみにカミトとの添い寝は最高だったからまたお願いしたいと思ってる。次はいつ潜り込んでいい?」
「俺の話聞いてましたか?」
セリアさんの発言に頭が痛くなる。
そんな俺を他所にセリアさんが「あっ」と声を出す。
「そうだカミト。私はカミトに聞きたいことがある」
すると真面目な顔と声色でセリアさんが話し始めたので、俺も表情を引き締める。
「な、なんですか?」
「メルに何をしたの?」
「………え?メルさん?」
「ん」
セリアさんが頷くので俺がメルさんにしたことを思い出す。
「えーっと、一緒に探索しただけですよ?」
「それはおかしい。2人でダンジョン探索に行く前は『コミュニケーションだけよ!私の身体に触ったら殺すからね!』とか言ってツンツンしてたメルがカミトにデレデレしてるから」
「いやデレデレはしてないと思いますが……」
俺の怪我のことを考えて膝枕と宿屋までの道中は肩を貸してくれたがデレデレはしてないと思う。
「うぅ。お兄ちゃんがここまで鈍感だったなんて……妹として悲しくなるよ……」
「何で泣くの!?」
すると何故か突然、クレアが泣き真似をし始める。
「まぁいい。とにかくメルもカミトの身を心配してた。カミトさえよければ今すぐ冒険者協会に行ったほうがいい。それと武器のプレゼントありがとう」
そう言ってセリアさんが深紅の双剣を取り出す。
「気にしなくて良いですよ。俺は双剣を使いませんから」
「使わないのなら売ればよかった。この武器ならかなりのお金になる。何故私にプレゼントしてくれたの?」
セリアさんが不思議そうな顔をして首を傾げる。
「だってセリアさんは俺とメルさんが仲良くなるために協力してくれましたから。それのお礼です」
俺は思っていることを正直に話す。
そんな俺に目を見開いたセリアさんだったが、すぐに笑顔を見せる。
「……ありがとう、カミト。大切にする」
そう言って大事そうに深紅の双剣を胸の前で抱く。
その笑顔を見て満足した俺は冒険者協会へ行くことを伝え、身支度をして家を出た。
気がつくと陽の光が窓から差し込んでおり俺の眼に入る。
そのことで意識が覚醒した俺は、起き上がろうとする。
(う、動けんぞ)
しかし何故か両手両足が固定されてるかのように動かない。
俺は眼を開けて状況を確認すると、クレアとセリアさんが俺の身体に抱きついていた。
「クレア!?それにセリアさんも!何してるんですか!?」
それを確認した俺は大声を上げる。
「むにゃむにゃ……お兄ちゃん……」
「カミト……そこはダメ……」
しかし全く起きる気配がなく、気持ちよさそうに寝ている。
(クレアからは抱きつかれて慣れてるとはいえ、セリアさんからも抱きつかれるなんて……2人からいい匂いがするし……)
そんなことを思いつつ、どうやって打開すればいいか考えていると…
「あ、カミトくん、起きたんだね」
と言いながらソラさんが現れた。
「あ、おはよう、ソラさん」
「おはよーカミトくん。もう昼過ぎだけどね」
「ふふっ」と笑いながらセリアさんとクレアのもとへ歩くソラさん。
「セリアさん!それにクレアちゃんも起きて!カミトくんが困ってるよ!」
「んん……」
「ふぁぁ……」
ソラさんの声かけでようやく眼を開けた2人が俺への抱きつきを弱める。
「あ、お兄ちゃん!目が覚めたんだ!」
「おはよう、カミト」
「あ、あぁ。おはよう」
俺に抱きついていたことなど無かったかのように2人が振る舞う。
「お兄ちゃん、2日も寝てたんだよ。すごく心配したんだから」
「2日も!マジかよ……」
「かなりの大怪我だったから仕方ない。でも、ソラのおかげですぐに回復した」
「そうそう!ソラさんがお兄ちゃんの身体を治してくれたんだ!」
「寝てるカミトくんを見た時は驚いたよ。その傷でよく歩けたね」
(回復役を務めるソラさんが驚くほどの怪我だったんかよ)
「ありがと、ソラさん。怪我を治してくれて」
「どういたしまして!」
俺はソラさんに感謝を伝え、クレアとセリアさんに目を向ける。
「セリアさんとクレアも心配をかけました」
「これくらい気にしなくていい」
「私はものすごく心配したんだから!次からは怪我なく帰ってきてね!」
「ごめんな、クレア。次からは必ず怪我なく帰ってくるよ」
クレアに大泣きされたことを思い出し、次からは怪我なく帰ろうと心に誓う。
「で、2人は俺の隣で何をしてたんですか?」
「私はお兄ちゃんが元気になるように、私の元気を分けてたんだ!」
「私はカミトからカミトパワーをもらってた」
「………そうですか」
つまり、クレアからもらった元気をセリアさんに取られたということか。
そんな2人にジト目をしつつ、俺はセリアさんに視線を移す。
「セリアさんは年頃の女性なので簡単に異性のベッドに潜り込んだらダメですよ。分かりましたか?」
「もちろん分かってる。カミト以外の男には潜り込まない。ちなみにカミトとの添い寝は最高だったからまたお願いしたいと思ってる。次はいつ潜り込んでいい?」
「俺の話聞いてましたか?」
セリアさんの発言に頭が痛くなる。
そんな俺を他所にセリアさんが「あっ」と声を出す。
「そうだカミト。私はカミトに聞きたいことがある」
すると真面目な顔と声色でセリアさんが話し始めたので、俺も表情を引き締める。
「な、なんですか?」
「メルに何をしたの?」
「………え?メルさん?」
「ん」
セリアさんが頷くので俺がメルさんにしたことを思い出す。
「えーっと、一緒に探索しただけですよ?」
「それはおかしい。2人でダンジョン探索に行く前は『コミュニケーションだけよ!私の身体に触ったら殺すからね!』とか言ってツンツンしてたメルがカミトにデレデレしてるから」
「いやデレデレはしてないと思いますが……」
俺の怪我のことを考えて膝枕と宿屋までの道中は肩を貸してくれたがデレデレはしてないと思う。
「うぅ。お兄ちゃんがここまで鈍感だったなんて……妹として悲しくなるよ……」
「何で泣くの!?」
すると何故か突然、クレアが泣き真似をし始める。
「まぁいい。とにかくメルもカミトの身を心配してた。カミトさえよければ今すぐ冒険者協会に行ったほうがいい。それと武器のプレゼントありがとう」
そう言ってセリアさんが深紅の双剣を取り出す。
「気にしなくて良いですよ。俺は双剣を使いませんから」
「使わないのなら売ればよかった。この武器ならかなりのお金になる。何故私にプレゼントしてくれたの?」
セリアさんが不思議そうな顔をして首を傾げる。
「だってセリアさんは俺とメルさんが仲良くなるために協力してくれましたから。それのお礼です」
俺は思っていることを正直に話す。
そんな俺に目を見開いたセリアさんだったが、すぐに笑顔を見せる。
「……ありがとう、カミト。大切にする」
そう言って大事そうに深紅の双剣を胸の前で抱く。
その笑顔を見て満足した俺は冒険者協会へ行くことを伝え、身支度をして家を出た。
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