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1章 リブロ編
ソラさんの勘違い
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リブロ支部を出た俺とソラさんはアムネシアさんのもとへ向かう。
「カミトくんは会長と一緒に王都を目指す予定だったんだね!」
「あぁ。だからソラさんと一緒に王都へ向かうことになるな」
「だね!楽しい旅になりそうだよ!」
そんな会話をしつつ、俺はボロアパートを目指す。
「着いたぞ。ここがアムネシアさんと俺が住んでる家だ」
「へ、へー!な、なかなか趣きのあるアパートだね!」
「無理して褒めなくていいぞ」
俺は着いて早々、ソラさんへアパートを紹介する。
「っと、そうだ。ちょっと待ってくれ。アムネシアさんに会う前にソラさんへ紹介したい人がいるんだ」
「……?わかったー!」
首を傾げつつも返事をしたソラさんを少しだけ待たせ、部屋に入りクレアを呼ぶ。
「クレアー!アムネシアさんからお願いされた素材を手に入れたから報告に行くぞー!」
「はーい!」
俺が玄関から呼ぶと、すぐに返事をしたクレアが飛んでくる。
「それとクレアに会わせたい人がいるんだ。ちょっと会ってもらってもいいか?」
「うん!」
俺はクレアに確認を取り、外で待っているソラさんのもとへ、クレアと共に行く。
「えっ!めっちゃ可愛い女の子が出てきた!」
すると何故か慌て出すソラさん。
そんなソラさんに首を傾げつつ、俺はクレアを紹介する。
「ソラさん、紹介するよ。こちら……」
「も、もしかして、カミトくんの恋人……とか?」
「………はい?」
俺がクレアを紹介しようとした時、ソラさんから的外れな返答をされる。
「そ、そうだよね。カミトくんって強くてカッコいいし優しいから恋人がいてもおかしくないよね。しかも巨乳で私より可愛いし……はぁ、私の胸はいつ大きくなるんだろ……」
そして盛大に勘違いをしているソラさんは、自分の胸とクレアの胸を見比べて、ため息をつく。
「あのぉ、ソラさん?クレアは妹なんだけど……」
「………え?」
「初めまして!私はお兄ちゃんの妹のクレアです!」
俺が妹と説明し、クレアが自己紹介することで、ようやく勘違いに気づくソラさん。
「~~~っ!い、今のは忘れて!特にカミトくん!」
「お、おう。わ、忘れよう」
顔を真っ赤にしたソラさんが落ち着くまで、しばらく時間を要しました。
顔を真っ赤にしたソラさんが落ち着いた後、俺は改めてソラさんへクレアを紹介する。
「ソラさん、俺の妹のクレアだ」
「お兄ちゃんの妹のクレアです!歳はお兄ちゃんの一つ下で17歳です!」
「じゅ、17歳……」
(どこ見て驚いてんだよ)
ソラさんがクレアの巨乳を見て驚いている。
「……?ソラさん?」
「あっ!え、えーっと、私はソラ!歳はカミトくんと同じ18歳で、普段は王都で冒険者として活動してるんだ!カミトくんほどの実力はないけど、一応A級冒険者だよ!」
クレアとソラさんが簡単に自己紹介をする。
その後、俺はクレアにソラさんとの出会いや、ソラさん、ソフィアさんと一緒に明日王都へ向かうことを説明する。
「なるほどなるほど。お兄ちゃんはブラックドラゴンからソラさんを助け、ソラさんの大切な人を救うために必要な素材である『希望の花』をプレゼントしたと……お兄ちゃん、やるねぇ!こんなことされたら私でもノックアウトされちゃうよ!」
「………ノックアウト?」
「うん!私、ソラさんとは仲良くなれそう!」
「お、おう。よく分からんが、ソラさんと仲良くなれそうなら良かったよ」
妹が何を言ってるか分からなかったが、ソラさんと仲良くなれそうなので詳しくは追及しない。
「じゃあ、さっきも説明した通り、アムネシアさんへ依頼達成の報告と明日出発することを伝えるぞ」
「はーい!」
俺はクレアの返事を聞いて3人でアムネシアさんの部屋へ向かった。
「カミトくんは会長と一緒に王都を目指す予定だったんだね!」
「あぁ。だからソラさんと一緒に王都へ向かうことになるな」
「だね!楽しい旅になりそうだよ!」
そんな会話をしつつ、俺はボロアパートを目指す。
「着いたぞ。ここがアムネシアさんと俺が住んでる家だ」
「へ、へー!な、なかなか趣きのあるアパートだね!」
「無理して褒めなくていいぞ」
俺は着いて早々、ソラさんへアパートを紹介する。
「っと、そうだ。ちょっと待ってくれ。アムネシアさんに会う前にソラさんへ紹介したい人がいるんだ」
「……?わかったー!」
首を傾げつつも返事をしたソラさんを少しだけ待たせ、部屋に入りクレアを呼ぶ。
「クレアー!アムネシアさんからお願いされた素材を手に入れたから報告に行くぞー!」
「はーい!」
俺が玄関から呼ぶと、すぐに返事をしたクレアが飛んでくる。
「それとクレアに会わせたい人がいるんだ。ちょっと会ってもらってもいいか?」
「うん!」
俺はクレアに確認を取り、外で待っているソラさんのもとへ、クレアと共に行く。
「えっ!めっちゃ可愛い女の子が出てきた!」
すると何故か慌て出すソラさん。
そんなソラさんに首を傾げつつ、俺はクレアを紹介する。
「ソラさん、紹介するよ。こちら……」
「も、もしかして、カミトくんの恋人……とか?」
「………はい?」
俺がクレアを紹介しようとした時、ソラさんから的外れな返答をされる。
「そ、そうだよね。カミトくんって強くてカッコいいし優しいから恋人がいてもおかしくないよね。しかも巨乳で私より可愛いし……はぁ、私の胸はいつ大きくなるんだろ……」
そして盛大に勘違いをしているソラさんは、自分の胸とクレアの胸を見比べて、ため息をつく。
「あのぉ、ソラさん?クレアは妹なんだけど……」
「………え?」
「初めまして!私はお兄ちゃんの妹のクレアです!」
俺が妹と説明し、クレアが自己紹介することで、ようやく勘違いに気づくソラさん。
「~~~っ!い、今のは忘れて!特にカミトくん!」
「お、おう。わ、忘れよう」
顔を真っ赤にしたソラさんが落ち着くまで、しばらく時間を要しました。
顔を真っ赤にしたソラさんが落ち着いた後、俺は改めてソラさんへクレアを紹介する。
「ソラさん、俺の妹のクレアだ」
「お兄ちゃんの妹のクレアです!歳はお兄ちゃんの一つ下で17歳です!」
「じゅ、17歳……」
(どこ見て驚いてんだよ)
ソラさんがクレアの巨乳を見て驚いている。
「……?ソラさん?」
「あっ!え、えーっと、私はソラ!歳はカミトくんと同じ18歳で、普段は王都で冒険者として活動してるんだ!カミトくんほどの実力はないけど、一応A級冒険者だよ!」
クレアとソラさんが簡単に自己紹介をする。
その後、俺はクレアにソラさんとの出会いや、ソラさん、ソフィアさんと一緒に明日王都へ向かうことを説明する。
「なるほどなるほど。お兄ちゃんはブラックドラゴンからソラさんを助け、ソラさんの大切な人を救うために必要な素材である『希望の花』をプレゼントしたと……お兄ちゃん、やるねぇ!こんなことされたら私でもノックアウトされちゃうよ!」
「………ノックアウト?」
「うん!私、ソラさんとは仲良くなれそう!」
「お、おう。よく分からんが、ソラさんと仲良くなれそうなら良かったよ」
妹が何を言ってるか分からなかったが、ソラさんと仲良くなれそうなので詳しくは追及しない。
「じゃあ、さっきも説明した通り、アムネシアさんへ依頼達成の報告と明日出発することを伝えるぞ」
「はーい!」
俺はクレアの返事を聞いて3人でアムネシアさんの部屋へ向かった。
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