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1章 リブロ編
帰還
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俺たち2人はダンジョンを出る。
「まさか生きて外に出られるなんて……」
涙を浮かべながらソラさんが呟く。
「俺も無事に生きて帰れた。ホント、ソラさんを助けることができてよかったよ」
「私、カミトくんが助けてくれる瞬間、本当に死を覚悟してたんだ。でも、カミトくんが颯爽と駆けつけて助けてくれた。その時、私はカミトくんのことがヒーローに見えたんだよ」
「そ、それは大袈裟だ」
「ううん、大袈裟なんかじゃないよ。本当にヒーローに見えたんだ。だって私を助けた時、『俺は君を守るために来たんだ』って言ってくれた。その時のカミトくんはその……えーっと……と、とてもカッコよかったよ」
若干頬を染め、照れながら言うソラさん。
「そ、そうか。ありがとう」
「い、いえいえ」
「「………」」
そして2人の間に沈黙が訪れる。
「じゃ、じゃあ換金しに行くか!」
「そ、そうだね!」
俺の声かけにソラさんが同意し、リブロ支部を目指して歩く。
しばらく無言で歩いていると、「あ、そういえば聞きたいことがあったんだ」と言ってソラさんが沈黙を破る。
「カミトくんは私がブラックドラゴンと戦ってるのを知ってるような感じがしたんだ。ブラックドラゴンを見ても驚かなかったし、私がピンチなのも知ってるようだった。どうしてなの?」
「あぁ。それは俺のスキルで知ることができたんだ。ソラさんがピンチだったのは偶然知ったんだけどね」
「そうなんだ。ならその偶然に感謝しなきゃね」
そう思うとあの時、賢者さんに隠し通路のことを詳しく聞いて良かったと思う。
「じゃあ次に俺も質問していいか?」
「うん!何でも聞いていいよ!全部答えるから!」
そう言われると聞いてはいけないことを聞きたくなるが、俺は煩悩を振り払い質問をする。
「ソラさんは普段、王都で活動してるって言ってたよね?何でリブロに来たの?」
「あ、それは私がある人の護衛を引き受けたからね!王都からリブロまでの道中を!」
「なるほど、それでその人が王都に帰るまでリブロでやることがないからダンジョンに潜ってたと」
「だいたい合ってるけど私はやる事がなくてダンジョンに潜ってたわけじゃないんだ」
「レベル上げとか?」
「ううん、実は私のリーダーが私のせいで探索中に重い病気を患ったから、その治療薬を作るための素材を探してたんだ。見つからなかったけど」
とても悔しそうな表情で語るソラさん。
「私のせいで」とソラさんは言ってるため、リーダーが重い病気になったことを後悔してるはず。
(ここまで聞いたからには手助けしたい。何より、これ以上ソラさんの悔しそうな表情を見たくない)
そう思い、俺はソラさんに話しかける。
「ソラさん。俺も素材探しを手伝っていいか?俺、ソラさんの手助けがしたいんだ」
俺はソラさんに自分の想いを伝える。
「カミトくんは優しいね。でも、私のお手伝いはしなくていいよ。私が探してる素材はレア素材だから簡単に見つからないの。だから私の手伝いをするとカミトくんの時間を無駄にしてしまう」
ソラさんは猫の手も借りたいほど人手が欲しいにも関わらず、俺のことを考えて断ってくる。
そんなソラさんを見て余計助けたいと思った。
「そんなことないぞ!」
「っ!」
大きな声で否定したため、その声にびっくりしたソラさんが可愛い顔で驚く。
「俺はソラさんを手伝う事が無駄な時間だとは思わない!リーダーを救おうと頑張るソラさんの気持ちを聞いて手伝いたいと思った!それだけじゃダメなのか!?」
俺は真っ直ぐな瞳でソラさんを見つめ、自分の想いを伝える。
すると俺の気持ちが伝わったのか、ソラさんが話し始める。
「正直、私1人じゃ見つけることなんかできないと思ってた。だから、カミトくんの申し出はとても嬉しいよ」
そう言ってソラさんは微笑む。
「カミトくん、私の探してる素材を一緒に探してください!」
「あぁ!俺でよければいつまでも手伝ってやる!」
「ありがと!」
ソラさんが眩しい笑顔で感謝を伝えてくれる。
その笑顔に見惚れつつ、俺たちは明日、一緒にダンジョンへ潜ることを約束し、リブロ支部を目指した。
ソラさんと一緒にリブロ支部に到着する。
「お、おい。あれって王都で活動するA級冒険者のソラちゃんじゃね?」
「やばっ!めっちゃ可愛いっ!」
「なんでリブロに来てんだ?」
俺たちがリブロ支部に入ると同時に、周りにいた冒険者たちがソラさんを見て驚く。
「ソ、ソラさんって有名人だったんだ」
「ゆ、有名人ってほどではないけど、A級冒険者になれば勝手に広まるからね。冒険者なら大抵の人が私のことを知ってると思うよ」
「な、なるほど」
他の冒険者のことに興味が一切なかった俺はソラさんを見ても全く分からなかったが。
そんな会話をしつつ、俺はルーリエさんに話しかける。
「おかえりなさい、カミトくん!それとソラさんも!2人とも『希望の花』は見つかりましたか?」
「はい、見つけてきました!」
「それが見つからなくて……」
ルーリエさんの質問に俺とソラさんが同時に答える。
「「………え?」」
そしてお互いの顔を見る。
(ソラさんが探してた素材って『希望の花』かよ!)
そう叫びたかった。
「まさか生きて外に出られるなんて……」
涙を浮かべながらソラさんが呟く。
「俺も無事に生きて帰れた。ホント、ソラさんを助けることができてよかったよ」
「私、カミトくんが助けてくれる瞬間、本当に死を覚悟してたんだ。でも、カミトくんが颯爽と駆けつけて助けてくれた。その時、私はカミトくんのことがヒーローに見えたんだよ」
「そ、それは大袈裟だ」
「ううん、大袈裟なんかじゃないよ。本当にヒーローに見えたんだ。だって私を助けた時、『俺は君を守るために来たんだ』って言ってくれた。その時のカミトくんはその……えーっと……と、とてもカッコよかったよ」
若干頬を染め、照れながら言うソラさん。
「そ、そうか。ありがとう」
「い、いえいえ」
「「………」」
そして2人の間に沈黙が訪れる。
「じゃ、じゃあ換金しに行くか!」
「そ、そうだね!」
俺の声かけにソラさんが同意し、リブロ支部を目指して歩く。
しばらく無言で歩いていると、「あ、そういえば聞きたいことがあったんだ」と言ってソラさんが沈黙を破る。
「カミトくんは私がブラックドラゴンと戦ってるのを知ってるような感じがしたんだ。ブラックドラゴンを見ても驚かなかったし、私がピンチなのも知ってるようだった。どうしてなの?」
「あぁ。それは俺のスキルで知ることができたんだ。ソラさんがピンチだったのは偶然知ったんだけどね」
「そうなんだ。ならその偶然に感謝しなきゃね」
そう思うとあの時、賢者さんに隠し通路のことを詳しく聞いて良かったと思う。
「じゃあ次に俺も質問していいか?」
「うん!何でも聞いていいよ!全部答えるから!」
そう言われると聞いてはいけないことを聞きたくなるが、俺は煩悩を振り払い質問をする。
「ソラさんは普段、王都で活動してるって言ってたよね?何でリブロに来たの?」
「あ、それは私がある人の護衛を引き受けたからね!王都からリブロまでの道中を!」
「なるほど、それでその人が王都に帰るまでリブロでやることがないからダンジョンに潜ってたと」
「だいたい合ってるけど私はやる事がなくてダンジョンに潜ってたわけじゃないんだ」
「レベル上げとか?」
「ううん、実は私のリーダーが私のせいで探索中に重い病気を患ったから、その治療薬を作るための素材を探してたんだ。見つからなかったけど」
とても悔しそうな表情で語るソラさん。
「私のせいで」とソラさんは言ってるため、リーダーが重い病気になったことを後悔してるはず。
(ここまで聞いたからには手助けしたい。何より、これ以上ソラさんの悔しそうな表情を見たくない)
そう思い、俺はソラさんに話しかける。
「ソラさん。俺も素材探しを手伝っていいか?俺、ソラさんの手助けがしたいんだ」
俺はソラさんに自分の想いを伝える。
「カミトくんは優しいね。でも、私のお手伝いはしなくていいよ。私が探してる素材はレア素材だから簡単に見つからないの。だから私の手伝いをするとカミトくんの時間を無駄にしてしまう」
ソラさんは猫の手も借りたいほど人手が欲しいにも関わらず、俺のことを考えて断ってくる。
そんなソラさんを見て余計助けたいと思った。
「そんなことないぞ!」
「っ!」
大きな声で否定したため、その声にびっくりしたソラさんが可愛い顔で驚く。
「俺はソラさんを手伝う事が無駄な時間だとは思わない!リーダーを救おうと頑張るソラさんの気持ちを聞いて手伝いたいと思った!それだけじゃダメなのか!?」
俺は真っ直ぐな瞳でソラさんを見つめ、自分の想いを伝える。
すると俺の気持ちが伝わったのか、ソラさんが話し始める。
「正直、私1人じゃ見つけることなんかできないと思ってた。だから、カミトくんの申し出はとても嬉しいよ」
そう言ってソラさんは微笑む。
「カミトくん、私の探してる素材を一緒に探してください!」
「あぁ!俺でよければいつまでも手伝ってやる!」
「ありがと!」
ソラさんが眩しい笑顔で感謝を伝えてくれる。
その笑顔に見惚れつつ、俺たちは明日、一緒にダンジョンへ潜ることを約束し、リブロ支部を目指した。
ソラさんと一緒にリブロ支部に到着する。
「お、おい。あれって王都で活動するA級冒険者のソラちゃんじゃね?」
「やばっ!めっちゃ可愛いっ!」
「なんでリブロに来てんだ?」
俺たちがリブロ支部に入ると同時に、周りにいた冒険者たちがソラさんを見て驚く。
「ソ、ソラさんって有名人だったんだ」
「ゆ、有名人ってほどではないけど、A級冒険者になれば勝手に広まるからね。冒険者なら大抵の人が私のことを知ってると思うよ」
「な、なるほど」
他の冒険者のことに興味が一切なかった俺はソラさんを見ても全く分からなかったが。
そんな会話をしつつ、俺はルーリエさんに話しかける。
「おかえりなさい、カミトくん!それとソラさんも!2人とも『希望の花』は見つかりましたか?」
「はい、見つけてきました!」
「それが見つからなくて……」
ルーリエさんの質問に俺とソラさんが同時に答える。
「「………え?」」
そしてお互いの顔を見る。
(ソラさんが探してた素材って『希望の花』かよ!)
そう叫びたかった。
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