15 / 146
1章 リブロ編
会長の昔話 1
しおりを挟む
その後、クレアと晩御飯を食べながら今日一日の出来事を話す。
スキルが覚醒したことやラジハルと決闘したこと、冒険者協会の会長によって助けられたことを話す。
「えっ!昔お兄ちゃんを励ましてくれた女性が冒険者協会の会長だったの!?」
「あぁ、ビックリしたよ」
「そんなことってあるんだね。それで明日、会長さんから話をするんだ」
「あぁ。会長には色々と聞きたいことがあるからな。ちょっと行ってくるよ。クレアは明日も学校が休みなんだろ?」
「うん!だから家で勉強する予定!」
クレアは【大商人】というレアスキルを持っていることに加え、勉強熱心だ。
(もしかしたら将来は俺より稼ぐかもしれないな)
そんなことを思いつつクレアと過ごした。
翌日、俺はリブロ支部を訪れる。
「あ、カミトさん!」
俺がリブロ支部へ入ると仕事中のルーリエさんが出迎えてくれた。
「昨日はお疲れ様でした!昨日のカミトさん、とてもカッコ良かったですよ!」
「っ!あ、ありがとうございます」
リブロ支部で一番綺麗な女性であるルーリエさんから褒められ、照れながら返答する。
「会長は到着されておりますので部屋まで案内しますね」
とのことでルーリエさんについていく。
その道中…
「あ、カミトくん!昨日はカッコよかったよ!」
「B級冒険者のラジハルを圧倒するなんて強いね!」
「ラジハルをボコボコしたところ、見ててスッキリしたよ!」
と、たくさんの受付嬢から声をかけてもらう。
「皆さんがいつも助けてくれたから冒険者を辞めず強くなれました。本当にありがとうございます」
いい機会なので俺は頭を下げて受付の女の子たちへ日頃の感謝を伝える。
すると俺の言葉を聞いて受付嬢たちがポカーンと固まる。
そして突然集まってボソボソと話し始めた。
「カミトくんってラジハルよりも強い実力者で性格は妹想いの優しいお兄ちゃん。そして顔もカッコいいから……もしかしてかなりの優良物件?」
「た、確かにっ!」
「だ、ダメです!カミトさんは私が担当してます!皆んなには渡しませんよ!」
「ルーリエさんだけズルいです!」
「そうだそうだー!」
「だ、ダメなものはダメです!」
突然大声を出したルーリエさんが集まっていた輪から抜け出し俺のもとへ来て背中を押す。
「ル、ルーリエさん!?」
「ほら行きますよ、カミトさん!会長が待ってます!」
「わ、分かりました」
ルーリエさんに背中を押された俺は振り返って受付嬢たちへ手を振り歩き出す。
「カ、カミトさんは私がずっと担当してきたから他の人に譲りたくないだけです。だから先程の発言はカミトさんを独占したいとかではないですからね」
「……?そうですね。これからもルーリエさんに担当してほしいと俺は思ってますよ」
そう言って笑顔を向ける。
「っ!そ、それならいいです」
“ぷいっ!”と顔を逸らしたルーリエさんが顔を赤くしながら歩いていく。
しばらく歩くと一つの部屋に辿り着き、ルーリエさんに続いて部屋に入る。
「お、来たな。おはよう、カミトくん」
「おはようございます」
挨拶をした後、会長に勧められてソファーに腰掛ける。
近くにはルーリエさんが待機している。
「まずは自己紹介からだな。アタシはソフィア•ルージュ。冒険者協会の会長を務めている。私生活では娘が2人いるぞ」
「えっ!娘さんがいるんですか!?」
「な、何を驚いてるんだ?」
「い、いえ。冒険者協会の会長にもなれば忙しくて結婚なんてしてないかと勝手に思ってまして」
「こう見えて私は40歳超えてる叔母さんだからな。結婚くらいしてるぞ」
(マ、マジかよ。この見た目で40歳越え?俺、30代前半かと思ってたわ)
自己紹介の段階で衝撃を受ける。
「聞きたいことは山ほどあるだろうが、まず私の話を聞いてほしい。実はカミトくんはカインという男に選ばれたんだ」
その前置きからソフィアさんは話し始める。
「昔、魔王を倒したメンバーの1人にカインという男がいた」
「あ、カインなら知ってますよ」
「ホントか?」
「はい。実はスキルが覚醒した時にカインの記憶……というか生き様が流れてきたんです」
俺はその時流れてきた記憶を簡単に説明する。
カインが魔王を倒したメンバーの1人だということ。
剣の達人で『剣聖』と呼ばれていたこと。
そして若くして病によって亡くなったこと。
「カインが亡くなった時、近くに1人の女性がいました。そしてカインは亡くなる直前、その人に『お前の子孫は俺のスキルを引き継いだ者を探せ』とお願いしてました」
そこで俺は一拍置く。
「俺はカインがお願いした女性の子孫がソフィアさんだと思ってます。そして、どんな方法か分かりませんが、カインの能力を引き継いだ俺を見つけ、6年前、俺に話しかけたと思ってます。どうですか?」
俺は自分の考えをソフィアさんに伝える。
「そうだ。アタシの祖先はカインからのお願いを叶えるため、この時をずっと待っていた」
どうやら俺の考えは当たっていたようだ。
「どんな方法で見つけたんですか?」
「あぁ。それを話す前にアタシも少し昔話をしよう」
そのような前置きの後、ソフィアさんが話し始めた。
スキルが覚醒したことやラジハルと決闘したこと、冒険者協会の会長によって助けられたことを話す。
「えっ!昔お兄ちゃんを励ましてくれた女性が冒険者協会の会長だったの!?」
「あぁ、ビックリしたよ」
「そんなことってあるんだね。それで明日、会長さんから話をするんだ」
「あぁ。会長には色々と聞きたいことがあるからな。ちょっと行ってくるよ。クレアは明日も学校が休みなんだろ?」
「うん!だから家で勉強する予定!」
クレアは【大商人】というレアスキルを持っていることに加え、勉強熱心だ。
(もしかしたら将来は俺より稼ぐかもしれないな)
そんなことを思いつつクレアと過ごした。
翌日、俺はリブロ支部を訪れる。
「あ、カミトさん!」
俺がリブロ支部へ入ると仕事中のルーリエさんが出迎えてくれた。
「昨日はお疲れ様でした!昨日のカミトさん、とてもカッコ良かったですよ!」
「っ!あ、ありがとうございます」
リブロ支部で一番綺麗な女性であるルーリエさんから褒められ、照れながら返答する。
「会長は到着されておりますので部屋まで案内しますね」
とのことでルーリエさんについていく。
その道中…
「あ、カミトくん!昨日はカッコよかったよ!」
「B級冒険者のラジハルを圧倒するなんて強いね!」
「ラジハルをボコボコしたところ、見ててスッキリしたよ!」
と、たくさんの受付嬢から声をかけてもらう。
「皆さんがいつも助けてくれたから冒険者を辞めず強くなれました。本当にありがとうございます」
いい機会なので俺は頭を下げて受付の女の子たちへ日頃の感謝を伝える。
すると俺の言葉を聞いて受付嬢たちがポカーンと固まる。
そして突然集まってボソボソと話し始めた。
「カミトくんってラジハルよりも強い実力者で性格は妹想いの優しいお兄ちゃん。そして顔もカッコいいから……もしかしてかなりの優良物件?」
「た、確かにっ!」
「だ、ダメです!カミトさんは私が担当してます!皆んなには渡しませんよ!」
「ルーリエさんだけズルいです!」
「そうだそうだー!」
「だ、ダメなものはダメです!」
突然大声を出したルーリエさんが集まっていた輪から抜け出し俺のもとへ来て背中を押す。
「ル、ルーリエさん!?」
「ほら行きますよ、カミトさん!会長が待ってます!」
「わ、分かりました」
ルーリエさんに背中を押された俺は振り返って受付嬢たちへ手を振り歩き出す。
「カ、カミトさんは私がずっと担当してきたから他の人に譲りたくないだけです。だから先程の発言はカミトさんを独占したいとかではないですからね」
「……?そうですね。これからもルーリエさんに担当してほしいと俺は思ってますよ」
そう言って笑顔を向ける。
「っ!そ、それならいいです」
“ぷいっ!”と顔を逸らしたルーリエさんが顔を赤くしながら歩いていく。
しばらく歩くと一つの部屋に辿り着き、ルーリエさんに続いて部屋に入る。
「お、来たな。おはよう、カミトくん」
「おはようございます」
挨拶をした後、会長に勧められてソファーに腰掛ける。
近くにはルーリエさんが待機している。
「まずは自己紹介からだな。アタシはソフィア•ルージュ。冒険者協会の会長を務めている。私生活では娘が2人いるぞ」
「えっ!娘さんがいるんですか!?」
「な、何を驚いてるんだ?」
「い、いえ。冒険者協会の会長にもなれば忙しくて結婚なんてしてないかと勝手に思ってまして」
「こう見えて私は40歳超えてる叔母さんだからな。結婚くらいしてるぞ」
(マ、マジかよ。この見た目で40歳越え?俺、30代前半かと思ってたわ)
自己紹介の段階で衝撃を受ける。
「聞きたいことは山ほどあるだろうが、まず私の話を聞いてほしい。実はカミトくんはカインという男に選ばれたんだ」
その前置きからソフィアさんは話し始める。
「昔、魔王を倒したメンバーの1人にカインという男がいた」
「あ、カインなら知ってますよ」
「ホントか?」
「はい。実はスキルが覚醒した時にカインの記憶……というか生き様が流れてきたんです」
俺はその時流れてきた記憶を簡単に説明する。
カインが魔王を倒したメンバーの1人だということ。
剣の達人で『剣聖』と呼ばれていたこと。
そして若くして病によって亡くなったこと。
「カインが亡くなった時、近くに1人の女性がいました。そしてカインは亡くなる直前、その人に『お前の子孫は俺のスキルを引き継いだ者を探せ』とお願いしてました」
そこで俺は一拍置く。
「俺はカインがお願いした女性の子孫がソフィアさんだと思ってます。そして、どんな方法か分かりませんが、カインの能力を引き継いだ俺を見つけ、6年前、俺に話しかけたと思ってます。どうですか?」
俺は自分の考えをソフィアさんに伝える。
「そうだ。アタシの祖先はカインからのお願いを叶えるため、この時をずっと待っていた」
どうやら俺の考えは当たっていたようだ。
「どんな方法で見つけたんですか?」
「あぁ。それを話す前にアタシも少し昔話をしよう」
そのような前置きの後、ソフィアさんが話し始めた。
665
お気に入りに追加
1,702
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最強美少女達に愛されている無能サポーター 〜周りの人から馬鹿にされ続けてもう嫌なのパーティメンバーの天才たちが離してくれない〜
妄想屋さん
ファンタジー
最強の美少女パーティメンバーに囲まれた無能、アルフ。
彼は周囲の人の陰口に心を病み、パーティメンバー達に、
「このパーティを抜けたい」
と、申し出る。
しかし、アルフを溺愛し、心の拠り所にしていた彼女達はその申し出を聞いて泣き崩れていまう。
なんとかアルフと一緒にいたい少女達と、どうしてもパーティを抜けたい主人公の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる