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1章 リブロ編
ラジハルとの決闘 3
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「久しぶりだな。カミトくん」
そう言って6年前に出会った女性が観客席から飛び降りて俺のもとに来る。
長い黒髪をポニーテールに結んでおり、キリッとした目つきが特徴的な30代前半の美女で、6年前と変わらない美貌を保っている。
「今の決闘、見させてもらったぞ。強くなったな。アタシの予想通りに」
「貴女のおかげです。6年前、全く役に立たないスキルだと落ち込んでいた俺を励ましてくれて、ありがとうございました」
俺は女性に頭を下げる。
「頭を上げてくれ。今はアタシに頭を下げてる場合じゃないからな。ほら、支部長の息子が起き上がったぞ」
その言葉を聞き終えた時、俺に殴られて床に倒れていたラジハルが起き上がる。
「やりやがった!お前は支部長を殴ったんだ!これでお前の冒険者資格はなくなる!ざまぁねぇぜ!」
俺に殴られて顔が腫れ上がっているラジハルが嬉々として詰め寄ってくる。
「まぁ、お前がどーしても冒険者資格を剥奪されたくないって言うなら、俺が支部長に言って取り下げてやってもいいぜ。お前が俺のサンドバッグになってくれるならな!」
ずっと探していた女性と出会い、感動の再会をしている最中に邪魔が入る。
「ちょっと黙ってろ。今、取り込んでるんだ」
「あ?俺を無視すんのか?お前は俺に負けたんだぞ?」
「はぁ?」
ラジハルは支部長の理不尽な判定を信じてるようで、俺が勝ったと主張してくる。
「まさか、お前の勝ちで決闘が終了したと思ってるのか?」
「そりゃそうだろ。だって審判を務めた支部長が俺の勝ちって言ったんだ。俺の勝ちに決まってるだろ?」
「あんなの支部長がルールを無視してお前を勝ちにしただけだ!無効に決まってるだろ!」
「審判の決定は絶対だ。お前は負けたんだから妹をよこせ」
「だから、あれは――」
と、説明しようとするが…
「何してんだ!お前は負けたんだから、はやくラジハルに妹を渡せよ!」
「そして冒険者資格を剥奪されろ!」
「敗者の分際でウダウダ言ってんじゃねぇよ!」
「てか、その女誰だよ!決闘の邪魔しやがって!」
「こりゃ決闘を邪魔した責任をとってもらわねぇとな!身体で!」
「そりゃ名案だ!」
等々、外野が騒がしくなる。
しかも俺を罵倒するだけではなく、俺を助けてくれた女性まで罵倒し始めた。
そのことに沸々と怒りが湧いてくるが、当事者である女性は気にしていない様子。
「アタシのことを知らない人が多すぎるな。カミトくんもアタシのこと知らないみたいだし」
そう言って近くにいる受付嬢に話しかける。
「あそこで気絶してる奴を回復させろ」
「は、はい!」
緊張した面持ちで女性から指示をもらった受付嬢が、回復薬を片手に支部長の下へ走る。
しばらく待つと支部長が回復したようで、受付嬢に支えられながら起き上がる。
「痛っ!私は何でこんなことに……っ!そうだ!」
気絶する前の出来事を思い出した支部長が俺に駆け寄る。
「私を殴ったこと、後悔させてやるからな。手始めにお前の冒険者資格を剥奪してやる。それと妹は報酬としてラジハルがに渡してもらおうか」
「クレアは絶対渡さねぇ!」
俺は声を張って言い切り再び拳を握り込む。
「待て!カミトくん!」
すると女性が俺に待ったをかける。
「落ち着け。殴りたくなる気持ちも分かるが、一旦落ち着いてくれ」
俺を落ち着かせるように優しい口調で言う女性を見て、冷静になった俺は握り込んでいた拳を緩める。
「クラウス•ノワール。アタシを見たことあるか?」
「はぁ?どこの誰………なっ!か、かかかか会長!?」
支部長が後ろに尻餅をつくという大袈裟なリアクションを取りつつ声を上げる。
「会長!?」
それを聞いて俺も声を上げる。
会長と言えば冒険者協会で1番偉い人となる。
支部長の地位にいる人物は会長の顔を知っててもおかしくないが、有名冒険者でもない限り会長と会う機会などないため、俺たち一般冒険者は会長の顔を見たことはない。
そのため本物の会長か疑いたくなるが、支部長のリアクションから本物の会長ということを理解し、ラジハルや外野も驚きの表情をしている。
(え、なんで会長がいるんだ!?しかもこの訓練場に!?)
そんな疑問が浮かぶ中、会長が話し始める。
「さっきの決闘、見させてもらったぞ」
「そ、それがどうかしましたか?」
ダラダラと汗をかきながら返答する支部長。
「アタシにはカミトくんの負けと判定する理由が分からなかったんだが、クラウスは何故カミトくんの負けだと思ったんだ?」
「え、えーっと……」
「そうだよな。理不尽な判定だから返答できないよな」
「い、いえ!カミトはラジハルを気絶しないよう注意しながら殴ってました!そんな非道を見過ごすわけにはいかないため、支部長としてカミトを負けに……」
「ほう。ちなみにラジハルは試合開始前に「気絶させない程度にカミトくんをサンドバッグにする」といった主旨の発言をしてたが、支部長として何故注意しなかったんだ?」
「そ、それは……」
その言葉に返す言葉もないのか支部長は悔しそうな表情をするだけで返答しない。
「先程、カミトくんに言った発言も含め、そんな奴を支部長に任命したアタシが恥ずかしい。よって、クラウス•ノワールをリブロ支部の支部長から解任し、ただ今の決闘を無効にする!」
会長の声が訓練場に響き渡った。
そう言って6年前に出会った女性が観客席から飛び降りて俺のもとに来る。
長い黒髪をポニーテールに結んでおり、キリッとした目つきが特徴的な30代前半の美女で、6年前と変わらない美貌を保っている。
「今の決闘、見させてもらったぞ。強くなったな。アタシの予想通りに」
「貴女のおかげです。6年前、全く役に立たないスキルだと落ち込んでいた俺を励ましてくれて、ありがとうございました」
俺は女性に頭を下げる。
「頭を上げてくれ。今はアタシに頭を下げてる場合じゃないからな。ほら、支部長の息子が起き上がったぞ」
その言葉を聞き終えた時、俺に殴られて床に倒れていたラジハルが起き上がる。
「やりやがった!お前は支部長を殴ったんだ!これでお前の冒険者資格はなくなる!ざまぁねぇぜ!」
俺に殴られて顔が腫れ上がっているラジハルが嬉々として詰め寄ってくる。
「まぁ、お前がどーしても冒険者資格を剥奪されたくないって言うなら、俺が支部長に言って取り下げてやってもいいぜ。お前が俺のサンドバッグになってくれるならな!」
ずっと探していた女性と出会い、感動の再会をしている最中に邪魔が入る。
「ちょっと黙ってろ。今、取り込んでるんだ」
「あ?俺を無視すんのか?お前は俺に負けたんだぞ?」
「はぁ?」
ラジハルは支部長の理不尽な判定を信じてるようで、俺が勝ったと主張してくる。
「まさか、お前の勝ちで決闘が終了したと思ってるのか?」
「そりゃそうだろ。だって審判を務めた支部長が俺の勝ちって言ったんだ。俺の勝ちに決まってるだろ?」
「あんなの支部長がルールを無視してお前を勝ちにしただけだ!無効に決まってるだろ!」
「審判の決定は絶対だ。お前は負けたんだから妹をよこせ」
「だから、あれは――」
と、説明しようとするが…
「何してんだ!お前は負けたんだから、はやくラジハルに妹を渡せよ!」
「そして冒険者資格を剥奪されろ!」
「敗者の分際でウダウダ言ってんじゃねぇよ!」
「てか、その女誰だよ!決闘の邪魔しやがって!」
「こりゃ決闘を邪魔した責任をとってもらわねぇとな!身体で!」
「そりゃ名案だ!」
等々、外野が騒がしくなる。
しかも俺を罵倒するだけではなく、俺を助けてくれた女性まで罵倒し始めた。
そのことに沸々と怒りが湧いてくるが、当事者である女性は気にしていない様子。
「アタシのことを知らない人が多すぎるな。カミトくんもアタシのこと知らないみたいだし」
そう言って近くにいる受付嬢に話しかける。
「あそこで気絶してる奴を回復させろ」
「は、はい!」
緊張した面持ちで女性から指示をもらった受付嬢が、回復薬を片手に支部長の下へ走る。
しばらく待つと支部長が回復したようで、受付嬢に支えられながら起き上がる。
「痛っ!私は何でこんなことに……っ!そうだ!」
気絶する前の出来事を思い出した支部長が俺に駆け寄る。
「私を殴ったこと、後悔させてやるからな。手始めにお前の冒険者資格を剥奪してやる。それと妹は報酬としてラジハルがに渡してもらおうか」
「クレアは絶対渡さねぇ!」
俺は声を張って言い切り再び拳を握り込む。
「待て!カミトくん!」
すると女性が俺に待ったをかける。
「落ち着け。殴りたくなる気持ちも分かるが、一旦落ち着いてくれ」
俺を落ち着かせるように優しい口調で言う女性を見て、冷静になった俺は握り込んでいた拳を緩める。
「クラウス•ノワール。アタシを見たことあるか?」
「はぁ?どこの誰………なっ!か、かかかか会長!?」
支部長が後ろに尻餅をつくという大袈裟なリアクションを取りつつ声を上げる。
「会長!?」
それを聞いて俺も声を上げる。
会長と言えば冒険者協会で1番偉い人となる。
支部長の地位にいる人物は会長の顔を知っててもおかしくないが、有名冒険者でもない限り会長と会う機会などないため、俺たち一般冒険者は会長の顔を見たことはない。
そのため本物の会長か疑いたくなるが、支部長のリアクションから本物の会長ということを理解し、ラジハルや外野も驚きの表情をしている。
(え、なんで会長がいるんだ!?しかもこの訓練場に!?)
そんな疑問が浮かぶ中、会長が話し始める。
「さっきの決闘、見させてもらったぞ」
「そ、それがどうかしましたか?」
ダラダラと汗をかきながら返答する支部長。
「アタシにはカミトくんの負けと判定する理由が分からなかったんだが、クラウスは何故カミトくんの負けだと思ったんだ?」
「え、えーっと……」
「そうだよな。理不尽な判定だから返答できないよな」
「い、いえ!カミトはラジハルを気絶しないよう注意しながら殴ってました!そんな非道を見過ごすわけにはいかないため、支部長としてカミトを負けに……」
「ほう。ちなみにラジハルは試合開始前に「気絶させない程度にカミトくんをサンドバッグにする」といった主旨の発言をしてたが、支部長として何故注意しなかったんだ?」
「そ、それは……」
その言葉に返す言葉もないのか支部長は悔しそうな表情をするだけで返答しない。
「先程、カミトくんに言った発言も含め、そんな奴を支部長に任命したアタシが恥ずかしい。よって、クラウス•ノワールをリブロ支部の支部長から解任し、ただ今の決闘を無効にする!」
会長の声が訓練場に響き渡った。
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