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7章 凛くん争奪戦
愛甲真奈美との撮影 3
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真奈美が現実世界に戻ってくるのに数分を要したが、無事戻って来た真奈美を引き連れて莉乃ちゃんたちと足湯を求めて青葉温泉に向かう。
数分後、無事青葉温泉に到着したが…
「申し訳ありません。現在、当店では足湯を取り扱っておりません」
「えぇーっ!」
店員さんの発言に莉乃ちゃんが驚きの声を上げる。
「先週までは期間限定で行っていたのですが…」
どうやら莉乃ちゃんは期間限定ということを知らず、新たに新設されたと思ったようだ。
「うぅ……リン様、ごめんなさい」
見るからに肩を落としてガッカリする莉乃ちゃん。
そんな莉乃ちゃんの頭に俺は優しく手を乗せ、莉乃ちゃんの目線の高さまで屈む。
「気にしなくていいよ。莉乃ちゃんとの散歩、楽しかったからね。それにここなら足湯の場所を知ってる人がたくさんいると思う。だから連れてきてくれてありがとう」
そう言って笑顔を向ける。
その笑顔と言葉に満足したのか、パーっと笑顔を見せる。
「ありがと!リン様っ!」
そんな莉乃ちゃんの頭を優しく撫で、思ったことを口にする。
「莉乃ちゃんには暗い顔は似合わないよ。笑ってる顔はすごく可愛いからね」
「ほんと!?将来、リン様のお嫁さんになれるくらい可愛い!?」
「えっ!えーっと……そ、そうだね。莉乃ちゃんは可愛いから将来、美人さんになれるよ」
「やった!私、家事の勉強頑張るよ!」
「あ、あぁ。頑張ってね」
引き攣りながら返答したことには気づかれなかったようで、嬉しそうに莉乃ちゃんがお母さんの元へ向かう。
「凛くんが小さい子を口説くなんて……まさかロリ……」
「違うから!口説いてたわけじゃないから!だから続きは言わないで!」
ロリコンという言葉が頭をよぎり、慌てて否定する俺だった。
その後、従業員や温泉利用者の方に足湯の場所を聞き、ここから10分ほど歩いた公園に足湯があるとの情報を入手する。
その公園まで莉乃ちゃんたちに案内してほしかったが、莉乃ちゃんたちはここまでのようだ。
「将来、リン様に会いに行くからね!」
「あ、あぁ。楽しみにしてるよ」
俺以上に素晴らしい男はたくさんいるので18歳になる頃には彼氏の1人や2人いるとは思うが、莉乃ちゃんがずっと俺との結婚を夢見る可能性はある。
(頼むぞ、俺以上にカッコいい男たち!莉乃ちゃんを幸せにしてくれよ!)
そう切に願った。
足湯の場所を聞き、俺と真奈美は話しながら目指す。
「今回もヒントなしで辿り着けそうだ」
「だね。用意したから凛くんにヒントを伝えたかったけど。凛くんのサポート役として相応しいって思ってほしかったからね」
少し残念そうな声色で言う。
「俺は真奈美のこと頼りにしてるぞ。実際、とても助かってるからな」
「ほんと?」
「あぁ。莉乃ちゃんの時は真奈美のサポートがあったおかげで仲良くお話しすることができたからな」
これは本心で思っていること。
真奈美がいなければ今ごろ、結婚を申し込んできた莉乃ちゃんを悲しませていたかもしれない。
「真奈美に頼ってばかりの俺だが、これからもサポートしてくれると助かるよ」
「っ!うんっ!ずーっと凛くんの側にいるね!」
「いや、ずっとじゃなくていいんだが……」
そんなことを呟きつつ、真奈美と銭湯を目指した。
そして数分後、目的地である公園にたどり着く。
この近くには美奈と行った水汲み場もあり、その水を使って足湯ができているようだ。
「おぉー!本当に足湯があるぞ!」
「お湯じゃないみたいだけど気持ちよさそうだね!」
10人程度しか一度に利用できない大きさだが、綺麗なベンチと共に足湯があった。
「凛くん!丁度いい温度だよ!」
真奈美が足湯に手を入れて感想を述べる。
「課題クリアのためには足湯に入らないとダメだったな」
そのため、俺は靴と靴下を脱いで足湯に浸かる。
「ふぁ~。気持ちいい~」
「ほんと!?私も入ろ!」
そう言って俺の右隣に来た真奈美が靴と靴下を脱ぐ。
そして足湯にワンピースが浸からないよう丈を太ももまで捲り上げる。
「っ!」
白くてシミひとつない綺麗な太ももに視線が吸い寄せられ、真奈美の生脚を凝視してしまう。
「わー!ほんとだ!気持ちいい!」
俺の視線には全く気づいてないようで、足湯に浸かったままが「んーっ!」と伸びをしている。
「……?凛くんどうしたの?」
「っ!なっ、なんでもない」
俺は慌てて真奈美の太ももから視線を逸らし、感想を述べる。
「ほ、ほとん気持ちいいな。ここまでたくさん歩いたから疲れてたけど一瞬で吹き飛んだよ」
「だね!」
その後、足湯に浸かりながら真奈美とのんびり過ごし、課題をクリアした。
数分後、無事青葉温泉に到着したが…
「申し訳ありません。現在、当店では足湯を取り扱っておりません」
「えぇーっ!」
店員さんの発言に莉乃ちゃんが驚きの声を上げる。
「先週までは期間限定で行っていたのですが…」
どうやら莉乃ちゃんは期間限定ということを知らず、新たに新設されたと思ったようだ。
「うぅ……リン様、ごめんなさい」
見るからに肩を落としてガッカリする莉乃ちゃん。
そんな莉乃ちゃんの頭に俺は優しく手を乗せ、莉乃ちゃんの目線の高さまで屈む。
「気にしなくていいよ。莉乃ちゃんとの散歩、楽しかったからね。それにここなら足湯の場所を知ってる人がたくさんいると思う。だから連れてきてくれてありがとう」
そう言って笑顔を向ける。
その笑顔と言葉に満足したのか、パーっと笑顔を見せる。
「ありがと!リン様っ!」
そんな莉乃ちゃんの頭を優しく撫で、思ったことを口にする。
「莉乃ちゃんには暗い顔は似合わないよ。笑ってる顔はすごく可愛いからね」
「ほんと!?将来、リン様のお嫁さんになれるくらい可愛い!?」
「えっ!えーっと……そ、そうだね。莉乃ちゃんは可愛いから将来、美人さんになれるよ」
「やった!私、家事の勉強頑張るよ!」
「あ、あぁ。頑張ってね」
引き攣りながら返答したことには気づかれなかったようで、嬉しそうに莉乃ちゃんがお母さんの元へ向かう。
「凛くんが小さい子を口説くなんて……まさかロリ……」
「違うから!口説いてたわけじゃないから!だから続きは言わないで!」
ロリコンという言葉が頭をよぎり、慌てて否定する俺だった。
その後、従業員や温泉利用者の方に足湯の場所を聞き、ここから10分ほど歩いた公園に足湯があるとの情報を入手する。
その公園まで莉乃ちゃんたちに案内してほしかったが、莉乃ちゃんたちはここまでのようだ。
「将来、リン様に会いに行くからね!」
「あ、あぁ。楽しみにしてるよ」
俺以上に素晴らしい男はたくさんいるので18歳になる頃には彼氏の1人や2人いるとは思うが、莉乃ちゃんがずっと俺との結婚を夢見る可能性はある。
(頼むぞ、俺以上にカッコいい男たち!莉乃ちゃんを幸せにしてくれよ!)
そう切に願った。
足湯の場所を聞き、俺と真奈美は話しながら目指す。
「今回もヒントなしで辿り着けそうだ」
「だね。用意したから凛くんにヒントを伝えたかったけど。凛くんのサポート役として相応しいって思ってほしかったからね」
少し残念そうな声色で言う。
「俺は真奈美のこと頼りにしてるぞ。実際、とても助かってるからな」
「ほんと?」
「あぁ。莉乃ちゃんの時は真奈美のサポートがあったおかげで仲良くお話しすることができたからな」
これは本心で思っていること。
真奈美がいなければ今ごろ、結婚を申し込んできた莉乃ちゃんを悲しませていたかもしれない。
「真奈美に頼ってばかりの俺だが、これからもサポートしてくれると助かるよ」
「っ!うんっ!ずーっと凛くんの側にいるね!」
「いや、ずっとじゃなくていいんだが……」
そんなことを呟きつつ、真奈美と銭湯を目指した。
そして数分後、目的地である公園にたどり着く。
この近くには美奈と行った水汲み場もあり、その水を使って足湯ができているようだ。
「おぉー!本当に足湯があるぞ!」
「お湯じゃないみたいだけど気持ちよさそうだね!」
10人程度しか一度に利用できない大きさだが、綺麗なベンチと共に足湯があった。
「凛くん!丁度いい温度だよ!」
真奈美が足湯に手を入れて感想を述べる。
「課題クリアのためには足湯に入らないとダメだったな」
そのため、俺は靴と靴下を脱いで足湯に浸かる。
「ふぁ~。気持ちいい~」
「ほんと!?私も入ろ!」
そう言って俺の右隣に来た真奈美が靴と靴下を脱ぐ。
そして足湯にワンピースが浸からないよう丈を太ももまで捲り上げる。
「っ!」
白くてシミひとつない綺麗な太ももに視線が吸い寄せられ、真奈美の生脚を凝視してしまう。
「わー!ほんとだ!気持ちいい!」
俺の視線には全く気づいてないようで、足湯に浸かったままが「んーっ!」と伸びをしている。
「……?凛くんどうしたの?」
「っ!なっ、なんでもない」
俺は慌てて真奈美の太ももから視線を逸らし、感想を述べる。
「ほ、ほとん気持ちいいな。ここまでたくさん歩いたから疲れてたけど一瞬で吹き飛んだよ」
「だね!」
その後、足湯に浸かりながら真奈美とのんびり過ごし、課題をクリアした。
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