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3章 大学入学編
写真を撮った者への罰 1
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~???視点~
「おかしいっ!なぜ小鳥遊美奈の人気が落ちないっ!」
自分の部屋で小鳥遊美奈の配信を見終えた私は、怒鳴るように叫ぶ。
「しかもSNSのフォロワーが熱愛報道前よりも増えてるしっ!」
小鳥遊のフォロワーは熱愛報道後に一旦減少したが、配信終了後には熱愛報道前と比べ1.5倍も増えている。
理由は小鳥遊の良さに気づいた夏目凛のファンが小鳥遊のSNSをフォローしたから。
「くそっ!全ては夏目凛だ!アイツが小鳥遊と写ってる男だと説明したから!」
一般男性の方が都合が良いはずなので、絶対表舞台に出てこないと思っていた。
しかし、熱愛報道がSNSに出回ってすぐ、奴は配信を行って写真の男が自分であることを説明した。
自分も小鳥遊のように叩かれる可能性があるにも関わらず。
「ちっ!イケメンだから性格はクズかと思ったのに!」
結果的に私は小鳥遊の人気に火をつけるアシストをしてしまい、イライラが止まらない。
「くそっ!」
私は近くにあった枕を全力で殴り発散を図る。
「まぁいい。小鳥遊の人気を地に落とすという目的は失敗したが、私が写真を撮った犯人だとはバレてない。のぞみ坂47で2位をキープし続ければ、いずれ小鳥遊を抜いてトップになるだろう。それに、またスキャンダルのネタをゲットできるかもしれないしな」
私は一昨年、昨年とのぞみ坂47の選抜総選挙で小鳥遊に敗れ2位だった。
そのため日々の努力に加え、小鳥遊のスキャンダルに繋がるネタ探しも行うことを心に決め、自分の部屋から出た。
小鳥遊が配信を行った翌日、私はのぞみ坂47のプロデューサーである秋本蓮さんから呼び出された。
「秋本プロデューサーからの呼び出しは始めてだ。何か大きな仕事がもらえたのか?」
彼はのぞみ坂47の設立に携わっており、彼の発言にはかなりの影響力があるため、期待に胸を膨らませながらプロデューサーの部屋に向かう。
私は部屋の前に辿り着き“コンコン”とノックすると「入っていいよ」との声が聞こえてくる。
そのため「失礼します」と言いながら部屋に入ると、何故かプロデューサーの隣に夏目凛がいた。
「っ!」
その瞬間、私の盗撮がバレてしまったと思い込む。
(い、いや!今から話す内容が夏目凛との仕事だからここにいるのかもしれない!)
そう思い、先ほどの思い込みを消し去りながらプロデューサーへ問いかける。
「秋本プロデューサー、今日はどのような要件でしょうか?」
「うん、今日は君に確認したいことがあったんだ」
「っ!」
私は緊張した面持ちで続きの言葉を待つ。
すると秋本プロデューサーが一冊の雑誌を取り出した。
(そ、それは週刊⚪︎春!)
嫌な汗が止まらない。
私は顔色が悪くなっていくのを自覚しながらプロデューサーの動きに注目する。
「この写真は君が撮ったんだよね?松田春美さん」
そして小鳥遊と夏目凛が手を繋いでいる写真を見せる。
その瞬間、私こと松田春美は、小鳥遊と夏目凛の熱愛報道で呼び出されたことを理解した。
「おかしいっ!なぜ小鳥遊美奈の人気が落ちないっ!」
自分の部屋で小鳥遊美奈の配信を見終えた私は、怒鳴るように叫ぶ。
「しかもSNSのフォロワーが熱愛報道前よりも増えてるしっ!」
小鳥遊のフォロワーは熱愛報道後に一旦減少したが、配信終了後には熱愛報道前と比べ1.5倍も増えている。
理由は小鳥遊の良さに気づいた夏目凛のファンが小鳥遊のSNSをフォローしたから。
「くそっ!全ては夏目凛だ!アイツが小鳥遊と写ってる男だと説明したから!」
一般男性の方が都合が良いはずなので、絶対表舞台に出てこないと思っていた。
しかし、熱愛報道がSNSに出回ってすぐ、奴は配信を行って写真の男が自分であることを説明した。
自分も小鳥遊のように叩かれる可能性があるにも関わらず。
「ちっ!イケメンだから性格はクズかと思ったのに!」
結果的に私は小鳥遊の人気に火をつけるアシストをしてしまい、イライラが止まらない。
「くそっ!」
私は近くにあった枕を全力で殴り発散を図る。
「まぁいい。小鳥遊の人気を地に落とすという目的は失敗したが、私が写真を撮った犯人だとはバレてない。のぞみ坂47で2位をキープし続ければ、いずれ小鳥遊を抜いてトップになるだろう。それに、またスキャンダルのネタをゲットできるかもしれないしな」
私は一昨年、昨年とのぞみ坂47の選抜総選挙で小鳥遊に敗れ2位だった。
そのため日々の努力に加え、小鳥遊のスキャンダルに繋がるネタ探しも行うことを心に決め、自分の部屋から出た。
小鳥遊が配信を行った翌日、私はのぞみ坂47のプロデューサーである秋本蓮さんから呼び出された。
「秋本プロデューサーからの呼び出しは始めてだ。何か大きな仕事がもらえたのか?」
彼はのぞみ坂47の設立に携わっており、彼の発言にはかなりの影響力があるため、期待に胸を膨らませながらプロデューサーの部屋に向かう。
私は部屋の前に辿り着き“コンコン”とノックすると「入っていいよ」との声が聞こえてくる。
そのため「失礼します」と言いながら部屋に入ると、何故かプロデューサーの隣に夏目凛がいた。
「っ!」
その瞬間、私の盗撮がバレてしまったと思い込む。
(い、いや!今から話す内容が夏目凛との仕事だからここにいるのかもしれない!)
そう思い、先ほどの思い込みを消し去りながらプロデューサーへ問いかける。
「秋本プロデューサー、今日はどのような要件でしょうか?」
「うん、今日は君に確認したいことがあったんだ」
「っ!」
私は緊張した面持ちで続きの言葉を待つ。
すると秋本プロデューサーが一冊の雑誌を取り出した。
(そ、それは週刊⚪︎春!)
嫌な汗が止まらない。
私は顔色が悪くなっていくのを自覚しながらプロデューサーの動きに注目する。
「この写真は君が撮ったんだよね?松田春美さん」
そして小鳥遊と夏目凛が手を繋いでいる写真を見せる。
その瞬間、私こと松田春美は、小鳥遊と夏目凛の熱愛報道で呼び出されたことを理解した。
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