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3章 大学入学編
放送翌日
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無事、『おっしゃれ~イズム』の放送で夏目凛=夏目レンであることが広まった。
その翌日。
俺と寧々は講義を受けるために大学へ向かう。
ちなみに、変装に関しては大学に辿り着くまで行い、大学の敷地に入ったら解除している。
理由は変装しても、謎の嗅覚で女子大生たちが俺のことを見つけ出すからだ。
「なんで俺の変装が見破れるんだ?」
俺は帽子にマスクをした状態で寧々に問いかける。
「謎だよね。私がお兄ちゃんと一緒に変装しても、お兄ちゃんのことを見つけ出してたから」
寧々を見て隣に歩く男を夏目凛だと判断していると思った俺たちは寧々にも変装させたが、なぜかバレた。
「実は俺、変装できてないんじゃないのか?」
「それはないと思うよ。だって、大学に行くまではバレてないからね」
その言葉通り、大学に行くまでの道中で俺の正体がバレた事はない。
「大学内ならお兄ちゃんがいるかもって思いながら過ごしている人が多いからね。余計、気づきやすいのかも」
「だよなぁ」
そんな話をしていると大学に辿り着く。
すると…
「あっ!リン様!おはようございます!」
「リン様っ!昨日、テレビ見たよ!」
「テレビの中のリン様もカッコよかったわ!」
変装を解除していないにも関わらず、謎の嗅覚で俺のことを見つけられる。
(ほんと変装意味ないなぁ)
そんなことを思いつつ、俺はマスクと帽子を外す。
「リン様って昔、子役として活躍した夏目レン様だったのですね!」
「私、レン様のこと覚えてるよ!あの頃からカッコよかったもん!」
「同世代とは思えないくらいの演技力だったから私も覚えてるわ」
そして早速、夏目レンのことに触れる。
(みんな夏目レンのことを覚えてくれてたのか……)
そのことを嬉しく思い…
「ありがとうございます。芸能界に復帰したばかりで大変ですが、これからも俺のことを応援してくれると嬉しいです」
そう言って飛び切りの笑顔を皆んなに向ける。
「はぅっ!も、もちろんです!」
「うぅ……今日のリン様もカッコいい……」
「間近でリン様の笑顔を……もう人生に悔いはない……わ」
「おいっ!リン様の笑顔を見て1人倒れたぞ!誰か担架持ってこいっ!」
そして騒がしくなる。
「お兄ちゃん。気絶させたらダメだよ」
「えぇ……」
朝からそんな時間を過ごした。
午前中に大学の講義が終わり、午後からはモデルの雨宮桃華さんと写真集の撮影に臨む。
「すみません、大学まで迎えに来てくださり」
「いえいえ!これも凛さんのマネージャーである私の仕事ですから!」
矢上さんが運転しながら答えてくれる。
「今日は雨宮桃華さんとの撮影です!雨宮さんのことは知っておりますか?」
「はい。事前に調べました」
共演者ということで事前に調べた俺は、雨宮さんの情報を矢上さんに伝える。
「俺の1つ年上で19歳。モデル歴は高校1年生からということで現在5年目。デビューからものすごいスピードでトップモデルまで駆け上り、モデル界では知らない人がいないほど。しかも、俺と同じ大学に通ってる先輩で、雨宮財閥の長女らしいですね」
入学してから大学内で出会ったことはないが俺の先輩らしく、そのことが分かった時は声を上げて驚いた。
しかも、日本で最も大きな財閥と言われている雨宮財閥の長女。
なぜモデルをやってるかが謎なくらいだ。
「それくらい知ってれば大丈夫だと思います!」
矢上さんからOKをもらい、心の中で安堵する。
「それと、今回の写真集を企画したのは我が事務所となりますので、撮影時の監督は内山社長が務めます」
「分かりました」
その後は他愛もない話をしながら撮影現場を目指した。
その翌日。
俺と寧々は講義を受けるために大学へ向かう。
ちなみに、変装に関しては大学に辿り着くまで行い、大学の敷地に入ったら解除している。
理由は変装しても、謎の嗅覚で女子大生たちが俺のことを見つけ出すからだ。
「なんで俺の変装が見破れるんだ?」
俺は帽子にマスクをした状態で寧々に問いかける。
「謎だよね。私がお兄ちゃんと一緒に変装しても、お兄ちゃんのことを見つけ出してたから」
寧々を見て隣に歩く男を夏目凛だと判断していると思った俺たちは寧々にも変装させたが、なぜかバレた。
「実は俺、変装できてないんじゃないのか?」
「それはないと思うよ。だって、大学に行くまではバレてないからね」
その言葉通り、大学に行くまでの道中で俺の正体がバレた事はない。
「大学内ならお兄ちゃんがいるかもって思いながら過ごしている人が多いからね。余計、気づきやすいのかも」
「だよなぁ」
そんな話をしていると大学に辿り着く。
すると…
「あっ!リン様!おはようございます!」
「リン様っ!昨日、テレビ見たよ!」
「テレビの中のリン様もカッコよかったわ!」
変装を解除していないにも関わらず、謎の嗅覚で俺のことを見つけられる。
(ほんと変装意味ないなぁ)
そんなことを思いつつ、俺はマスクと帽子を外す。
「リン様って昔、子役として活躍した夏目レン様だったのですね!」
「私、レン様のこと覚えてるよ!あの頃からカッコよかったもん!」
「同世代とは思えないくらいの演技力だったから私も覚えてるわ」
そして早速、夏目レンのことに触れる。
(みんな夏目レンのことを覚えてくれてたのか……)
そのことを嬉しく思い…
「ありがとうございます。芸能界に復帰したばかりで大変ですが、これからも俺のことを応援してくれると嬉しいです」
そう言って飛び切りの笑顔を皆んなに向ける。
「はぅっ!も、もちろんです!」
「うぅ……今日のリン様もカッコいい……」
「間近でリン様の笑顔を……もう人生に悔いはない……わ」
「おいっ!リン様の笑顔を見て1人倒れたぞ!誰か担架持ってこいっ!」
そして騒がしくなる。
「お兄ちゃん。気絶させたらダメだよ」
「えぇ……」
朝からそんな時間を過ごした。
午前中に大学の講義が終わり、午後からはモデルの雨宮桃華さんと写真集の撮影に臨む。
「すみません、大学まで迎えに来てくださり」
「いえいえ!これも凛さんのマネージャーである私の仕事ですから!」
矢上さんが運転しながら答えてくれる。
「今日は雨宮桃華さんとの撮影です!雨宮さんのことは知っておりますか?」
「はい。事前に調べました」
共演者ということで事前に調べた俺は、雨宮さんの情報を矢上さんに伝える。
「俺の1つ年上で19歳。モデル歴は高校1年生からということで現在5年目。デビューからものすごいスピードでトップモデルまで駆け上り、モデル界では知らない人がいないほど。しかも、俺と同じ大学に通ってる先輩で、雨宮財閥の長女らしいですね」
入学してから大学内で出会ったことはないが俺の先輩らしく、そのことが分かった時は声を上げて驚いた。
しかも、日本で最も大きな財閥と言われている雨宮財閥の長女。
なぜモデルをやってるかが謎なくらいだ。
「それくらい知ってれば大丈夫だと思います!」
矢上さんからOKをもらい、心の中で安堵する。
「それと、今回の写真集を企画したのは我が事務所となりますので、撮影時の監督は内山社長が務めます」
「分かりました」
その後は他愛もない話をしながら撮影現場を目指した。
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