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2章 芸能界復帰編
『読者モデル』発売の翌日
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矢上さんは一度会社に戻るとのことで、契約を終えてすぐに家を出る。
「今日はありがとうございました!仕事が決まりましたら随時、連絡させていただきます!」
「はい!復帰したばかりなので俺の仕事を探すのは大変かと思いますが、よろしくお願いします!」
復帰にあたり、俺は夏目レンという名をフルに活用する方向となった。
そのため、矢上さんには夏目レンが復帰したことを広めてもらい、復帰したことをネタに仕事を増やしてもらうようお願いした。
もちろん、そのネタで仕事が山程もらえるとは思っていないので、矢上さんには苦労をかけることになるだろう。
「山程舞い込んで来そうな気はしますが分かりました。まずは夏目レン=夏目凛だということを世に知ってもらえる仕事を確保してきます」
「お願いします」
俺との話を終えた矢上さんが車に乗り込み、車を走らせる。
「さて、あとは仕事がどれだけ来るかだなぁ。まぁ、こればかりは矢上さんと社長に頑張ってもらおう」
そんなことを思いながら、俺は家の中へ戻った。
翌日の4/2。
俺は寧々とテレビを見ながら朝食を食べていると…
『えー、次のニュースです。昨日発売されたとある雑誌が、発売と同時に全ての店舗で売り切れるという現象が発生し、SNSで話題となりました。それがコチラの雑誌です』
そう言ってアナウンサーが、俺が表紙を飾っている『読者モデル』をカメラに映す。
「おぉー!お兄ちゃんの『読モ』がテレビデビューしてるよ!」
その様子を見て、寧々が食べる手を止めてテレビに集中する。
『理由としては表紙を飾っている男性、夏目凛さんにあるらしく、巷では『国宝級イケメン』との二つ名が早くも定着し始めております』
「はやすぎだろ……」
「お兄ちゃん、次の国宝級イケメンランキングの1位候補だからね!」
「次って何ヶ月後の話をしてるんだよ。まだ決まってもないのに定着したらダメだろ」
そんなことを思う。
『また、巷では夏目凛さんのことを『リン様』と呼ぶ女性が多く、はやくも『リン様』との愛称で呼ばれております。今後、リン様の活躍に注目ですね』
「へー!お兄ちゃんのことを様付けして呼んでる人が多くいるのかー!これからは「お兄様」って呼ばないとダメかな!?」
「様付けされるほどの人間じゃないから辞めてくれ……」
そんなことを話しながら、寧々と朝食をとった。
「今日はありがとうございました!仕事が決まりましたら随時、連絡させていただきます!」
「はい!復帰したばかりなので俺の仕事を探すのは大変かと思いますが、よろしくお願いします!」
復帰にあたり、俺は夏目レンという名をフルに活用する方向となった。
そのため、矢上さんには夏目レンが復帰したことを広めてもらい、復帰したことをネタに仕事を増やしてもらうようお願いした。
もちろん、そのネタで仕事が山程もらえるとは思っていないので、矢上さんには苦労をかけることになるだろう。
「山程舞い込んで来そうな気はしますが分かりました。まずは夏目レン=夏目凛だということを世に知ってもらえる仕事を確保してきます」
「お願いします」
俺との話を終えた矢上さんが車に乗り込み、車を走らせる。
「さて、あとは仕事がどれだけ来るかだなぁ。まぁ、こればかりは矢上さんと社長に頑張ってもらおう」
そんなことを思いながら、俺は家の中へ戻った。
翌日の4/2。
俺は寧々とテレビを見ながら朝食を食べていると…
『えー、次のニュースです。昨日発売されたとある雑誌が、発売と同時に全ての店舗で売り切れるという現象が発生し、SNSで話題となりました。それがコチラの雑誌です』
そう言ってアナウンサーが、俺が表紙を飾っている『読者モデル』をカメラに映す。
「おぉー!お兄ちゃんの『読モ』がテレビデビューしてるよ!」
その様子を見て、寧々が食べる手を止めてテレビに集中する。
『理由としては表紙を飾っている男性、夏目凛さんにあるらしく、巷では『国宝級イケメン』との二つ名が早くも定着し始めております』
「はやすぎだろ……」
「お兄ちゃん、次の国宝級イケメンランキングの1位候補だからね!」
「次って何ヶ月後の話をしてるんだよ。まだ決まってもないのに定着したらダメだろ」
そんなことを思う。
『また、巷では夏目凛さんのことを『リン様』と呼ぶ女性が多く、はやくも『リン様』との愛称で呼ばれております。今後、リン様の活躍に注目ですね』
「へー!お兄ちゃんのことを様付けして呼んでる人が多くいるのかー!これからは「お兄様」って呼ばないとダメかな!?」
「様付けされるほどの人間じゃないから辞めてくれ……」
そんなことを話しながら、寧々と朝食をとった。
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