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跡継ぎ選別
32話
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家に着くと、便箋がまた届いていた。
「またマックロイ・バンガードさんからですね」
「てことは具体的な日時が決まったってことか」
「中身を確認してみます」
ルナは便箋を破り、手紙を取り出す。
「ええと。クレアへ。おそらく参加はしないだろうが一応伝えておく」
「ものすごくクレアに来てほしくないんだなぁ……」
「日時は記載の通りだ。……ということはあと1週間ですか。それと……場所はバンガードが所有している競技場にて行うものとする。参加したいならば当日までにバンガード邸に来ること。だそうです。クレアさん、ここからバンガード邸までどのくらいですか?」
「4日あれば行けたはずだ」
「遠ッ」
「でしたら大事を取って明日にでも出発したいですね。皆さんはそれでいいですか?」
「おう。クレアは?」
クレアは、自信に満ち満ちた様子で言う。
「もちろんだ!」
次の日、詩音たちは早朝から馬車に乗り、バンガード邸を目指ていた。
「そういえば、テレポートって使えないの?」」
詩音がふと思った素朴な疑問をルナに投げかける。
「………………」
「どした?」
ルナは痛いところを突かれたみたいな顔をしている。
「使えません」
「え?」
「使えません」
クリスタは急に楽しそうな顔になった。
「なんで使えないんですか? もしかしてあんなにすごい魔法を使いこなすルナさんにもヘッタクソな魔法があるんですかぁ?」
「おい! 煽るんじゃないクリスタ!」
「そうですよ!」
ルナは怒った。
「私にだって苦手な魔法位あります!」
「でもなんで苦手なんですか? 魔法が発動できないとかですか?」」
「魔法は出ます。出ますけど……」
「「「けど?」」」
「私やクロエに試してみたんですけど、何故か何度やってもその……下着ばっかりがテレポートされていくんです。それもどこに飛ぶか分かりません」
「なんか、ある意味普通よりすごいというか……」
「お、思ったより面白かったです……クフッ」
「なんか、聞いてごめんな」
「いいです。気にしていません」
馬車内は気まずい空気だった。クリスタの押し殺した笑い声だけが聞こえている。
何はともあれ、4日後に無事バンガード邸のあるログレスへたどり着いた。
ログレスは、ドミスクで5本指に入る程の大都市で、伝統技術を用いた製鉄、刀鍛冶が主な産業で、そのほかにも剣士の登竜門である剣士学校や、剣士一の名門であるバンガード家の屋敷がある事でも有名である。
「すげー! 剣が一杯だ!」
「本当ですね。見渡す限り武具屋ばっかりです」
「このあたりはそうだがログレスは金属のアクセサリーでも有名だ。そうだな、おそらくあの道を行けばアクセサリーショップが沢山ある場所へ行けるはずだ」
「「おおーー!」」
クリスタとルナが目を輝かせる。
「後でいっぱい行けるから。それよりクレアの参加の意志を伝えに行く方が先だな」
「そ、そうですね。バンガード邸はそこにあるんです?」
「案内する。ついてこい」
クレアたちはバンガード邸に向かった。
バンガード邸は名門なだけにとてつもなく大きい。屋敷というよりは城といった感じだった。
「父上!! ただいま帰りました!」
クレアが玄関前で叫ぶと、中からタキシードを着た男が出てきた。
「これは、クレア様ではありませんか。それにお仲間ですか? お帰りなさいませ。マックロイ様は今会議に出ておりますのでお会いすることは出来ません。ですが、選別に来られた方は宿泊用のゲストルームにご案内するよう申し使っております。では、こちらへ」
詩音たちは男に案内され、ゲストルームへ向かった。
「こちらの部屋をお使いください。それとクレア様は、明日マックロイ様の選別についての説明がありますので、参加のご意志がおありなのでしたらご参加ください。では」
男は説明だけ終えるとすぐに去って行った。
「あんまり歓迎されてないみたいだなぁ」
「まあそんなものだろう」
「気にしないでくださいね?」
「ああ。それよりも、明日までにここにいればいいのだろう。だから街へ出てみないか?」
「あ、賛成」
「私もです!」
「私も」
「決まりだな。では行くとしようか」
「明日が本番だってのに全く心配してないんだな。ギリギリまで修行したいって言い出すのかと思ったけど」
「逆に今日やって怪我をする方が怖いからな。それにこうして遊んでいる方が無駄な緊張が無くなり言い動きが出来るというものだ」
「そうなんですね。でもこういうときって、選別に出られなくさせるためにバンガード家の方から何かしてくるみたいなのありそうですよね」
「余計なこと言うなクリスタ。そういうのフラグになるんだから」
「フラグ? よく分からんがそんなことはさすがにしないだろう。それよりも、早速行こうではないか! 良い料理屋を知っているのだ」
「クレアさんどこに行っても食べ物ですね……それよりもアクセサリーショップに行きましょう!」
「俺は武器屋見たいなー」
結局、順番にそれぞれの行きたいところに行くという事で話がまとまり、街に遊びに行った。
ルナとクリスタの行きたかったアクセサリーショップで物色しているときだった。
「このネックレスすごく綺麗です!!!」
「こちらのペンダントも素敵です!!」
ルナとクリスタは宝の山を目にしたように、あれもいいこれもいいと言い合って楽しんでいるようだ。
「二人ともはしゃいでんなぁ。うわ、これ高っ!」
「ははは。一つ一つ手作りだからな。高額なのは当然だろう」
そのとき、通りを歩いて来る怪しい男がいた。
その男はクレアを認識すると、急に走って向かってきた。
「貴様ぁ! よくもぉ!」
男はナイフを取り出し、クレアに襲いかかった。
「なっ!?」
「下がれ!!!!」
詩音はクレアを庇うように立ち、構える。
男がナイフを振り下ろす。詩音はナイフを持った手をいなし、その力の流れを利用使用とする。
「島原流、円弧」
男は勢いよく回転し、宙を舞った。そして背中から地面にたたきつけられた。
「もう逃げらんねえぞ」
男は怒り狂った様子で暴れる。しかし詩音が技を決めているので身動きがとれなかった。
「一体何でクレアを襲った?」
「何でだと!? しらばっくれやがって! あの女が娘を痛めつけたんだ! おかげで今も娘はベッドから起き上がれないし心に深い傷を負っているんだよ!!!」
詩音たちは男が何を言っているのか分からなかった。
「一体なんの話だよ」
「うるせえ! バンガードの執事の方に教えてもらったんだ! この女がやったってな!」
「すまないがおそらく騙されている。信じてもらえないならその娘さんのところにいって直接本人に聞いてみるといい」
「ああいいぜ! ついてこい!」
4人は男の家へと向かった。
男はクレアを娘の前に連れて行く。
「どうだ? ナターシャ。この人か?」
「ううん、違う」
「ほら」
男は焦ったようにもう一度聞き直した。
「本当に違うのか?」
「違うよ」
男はしばらく黙っていた。そしてクレアに向き直り、深々と頭を下げた。
「申し訳ありませんでした!!!」
「いや、分かればいいんだ。クリスタ、この子に回復魔法をかけてやってくれ」
「分かりました」
クリスタはナターシャに回復魔法をかけ始めた。
「治療までしていただいて。本当に申し訳なく……」
「それよりも、バンガードの執事に聞いたというのが許せないな。私を排除するための何の関係もない市民を騙し、巻き込んだのだ。なんと汚い手を使う」
「これは絶対負けられないな」
「もしかして、選別に出られるのですか? ということはもしかしてバンガード家の方ですか!? お命だけは!! どうか!」
男は命乞いをするように必死に謝っていた。
「別に何もしないが。バンガードはそんなにも怖いか? 私がいたときはそんなこと無かったのだが」
「それが急に……気に入らなければ暴行や粛清をするようになって。確かマックロイ様が頭首になってから10年後くらいからでしょうか」
クレアは拳を堅く握り、肩をふるわせていた。
「許せない! バンガード家の名がここまで落ちていようとは!」
「絶対に勝つぞ。クレア!」
「ああ!」
クレアは選別優勝の誓いを堅いものにした
「またマックロイ・バンガードさんからですね」
「てことは具体的な日時が決まったってことか」
「中身を確認してみます」
ルナは便箋を破り、手紙を取り出す。
「ええと。クレアへ。おそらく参加はしないだろうが一応伝えておく」
「ものすごくクレアに来てほしくないんだなぁ……」
「日時は記載の通りだ。……ということはあと1週間ですか。それと……場所はバンガードが所有している競技場にて行うものとする。参加したいならば当日までにバンガード邸に来ること。だそうです。クレアさん、ここからバンガード邸までどのくらいですか?」
「4日あれば行けたはずだ」
「遠ッ」
「でしたら大事を取って明日にでも出発したいですね。皆さんはそれでいいですか?」
「おう。クレアは?」
クレアは、自信に満ち満ちた様子で言う。
「もちろんだ!」
次の日、詩音たちは早朝から馬車に乗り、バンガード邸を目指ていた。
「そういえば、テレポートって使えないの?」」
詩音がふと思った素朴な疑問をルナに投げかける。
「………………」
「どした?」
ルナは痛いところを突かれたみたいな顔をしている。
「使えません」
「え?」
「使えません」
クリスタは急に楽しそうな顔になった。
「なんで使えないんですか? もしかしてあんなにすごい魔法を使いこなすルナさんにもヘッタクソな魔法があるんですかぁ?」
「おい! 煽るんじゃないクリスタ!」
「そうですよ!」
ルナは怒った。
「私にだって苦手な魔法位あります!」
「でもなんで苦手なんですか? 魔法が発動できないとかですか?」」
「魔法は出ます。出ますけど……」
「「「けど?」」」
「私やクロエに試してみたんですけど、何故か何度やってもその……下着ばっかりがテレポートされていくんです。それもどこに飛ぶか分かりません」
「なんか、ある意味普通よりすごいというか……」
「お、思ったより面白かったです……クフッ」
「なんか、聞いてごめんな」
「いいです。気にしていません」
馬車内は気まずい空気だった。クリスタの押し殺した笑い声だけが聞こえている。
何はともあれ、4日後に無事バンガード邸のあるログレスへたどり着いた。
ログレスは、ドミスクで5本指に入る程の大都市で、伝統技術を用いた製鉄、刀鍛冶が主な産業で、そのほかにも剣士の登竜門である剣士学校や、剣士一の名門であるバンガード家の屋敷がある事でも有名である。
「すげー! 剣が一杯だ!」
「本当ですね。見渡す限り武具屋ばっかりです」
「このあたりはそうだがログレスは金属のアクセサリーでも有名だ。そうだな、おそらくあの道を行けばアクセサリーショップが沢山ある場所へ行けるはずだ」
「「おおーー!」」
クリスタとルナが目を輝かせる。
「後でいっぱい行けるから。それよりクレアの参加の意志を伝えに行く方が先だな」
「そ、そうですね。バンガード邸はそこにあるんです?」
「案内する。ついてこい」
クレアたちはバンガード邸に向かった。
バンガード邸は名門なだけにとてつもなく大きい。屋敷というよりは城といった感じだった。
「父上!! ただいま帰りました!」
クレアが玄関前で叫ぶと、中からタキシードを着た男が出てきた。
「これは、クレア様ではありませんか。それにお仲間ですか? お帰りなさいませ。マックロイ様は今会議に出ておりますのでお会いすることは出来ません。ですが、選別に来られた方は宿泊用のゲストルームにご案内するよう申し使っております。では、こちらへ」
詩音たちは男に案内され、ゲストルームへ向かった。
「こちらの部屋をお使いください。それとクレア様は、明日マックロイ様の選別についての説明がありますので、参加のご意志がおありなのでしたらご参加ください。では」
男は説明だけ終えるとすぐに去って行った。
「あんまり歓迎されてないみたいだなぁ」
「まあそんなものだろう」
「気にしないでくださいね?」
「ああ。それよりも、明日までにここにいればいいのだろう。だから街へ出てみないか?」
「あ、賛成」
「私もです!」
「私も」
「決まりだな。では行くとしようか」
「明日が本番だってのに全く心配してないんだな。ギリギリまで修行したいって言い出すのかと思ったけど」
「逆に今日やって怪我をする方が怖いからな。それにこうして遊んでいる方が無駄な緊張が無くなり言い動きが出来るというものだ」
「そうなんですね。でもこういうときって、選別に出られなくさせるためにバンガード家の方から何かしてくるみたいなのありそうですよね」
「余計なこと言うなクリスタ。そういうのフラグになるんだから」
「フラグ? よく分からんがそんなことはさすがにしないだろう。それよりも、早速行こうではないか! 良い料理屋を知っているのだ」
「クレアさんどこに行っても食べ物ですね……それよりもアクセサリーショップに行きましょう!」
「俺は武器屋見たいなー」
結局、順番にそれぞれの行きたいところに行くという事で話がまとまり、街に遊びに行った。
ルナとクリスタの行きたかったアクセサリーショップで物色しているときだった。
「このネックレスすごく綺麗です!!!」
「こちらのペンダントも素敵です!!」
ルナとクリスタは宝の山を目にしたように、あれもいいこれもいいと言い合って楽しんでいるようだ。
「二人ともはしゃいでんなぁ。うわ、これ高っ!」
「ははは。一つ一つ手作りだからな。高額なのは当然だろう」
そのとき、通りを歩いて来る怪しい男がいた。
その男はクレアを認識すると、急に走って向かってきた。
「貴様ぁ! よくもぉ!」
男はナイフを取り出し、クレアに襲いかかった。
「なっ!?」
「下がれ!!!!」
詩音はクレアを庇うように立ち、構える。
男がナイフを振り下ろす。詩音はナイフを持った手をいなし、その力の流れを利用使用とする。
「島原流、円弧」
男は勢いよく回転し、宙を舞った。そして背中から地面にたたきつけられた。
「もう逃げらんねえぞ」
男は怒り狂った様子で暴れる。しかし詩音が技を決めているので身動きがとれなかった。
「一体何でクレアを襲った?」
「何でだと!? しらばっくれやがって! あの女が娘を痛めつけたんだ! おかげで今も娘はベッドから起き上がれないし心に深い傷を負っているんだよ!!!」
詩音たちは男が何を言っているのか分からなかった。
「一体なんの話だよ」
「うるせえ! バンガードの執事の方に教えてもらったんだ! この女がやったってな!」
「すまないがおそらく騙されている。信じてもらえないならその娘さんのところにいって直接本人に聞いてみるといい」
「ああいいぜ! ついてこい!」
4人は男の家へと向かった。
男はクレアを娘の前に連れて行く。
「どうだ? ナターシャ。この人か?」
「ううん、違う」
「ほら」
男は焦ったようにもう一度聞き直した。
「本当に違うのか?」
「違うよ」
男はしばらく黙っていた。そしてクレアに向き直り、深々と頭を下げた。
「申し訳ありませんでした!!!」
「いや、分かればいいんだ。クリスタ、この子に回復魔法をかけてやってくれ」
「分かりました」
クリスタはナターシャに回復魔法をかけ始めた。
「治療までしていただいて。本当に申し訳なく……」
「それよりも、バンガードの執事に聞いたというのが許せないな。私を排除するための何の関係もない市民を騙し、巻き込んだのだ。なんと汚い手を使う」
「これは絶対負けられないな」
「もしかして、選別に出られるのですか? ということはもしかしてバンガード家の方ですか!? お命だけは!! どうか!」
男は命乞いをするように必死に謝っていた。
「別に何もしないが。バンガードはそんなにも怖いか? 私がいたときはそんなこと無かったのだが」
「それが急に……気に入らなければ暴行や粛清をするようになって。確かマックロイ様が頭首になってから10年後くらいからでしょうか」
クレアは拳を堅く握り、肩をふるわせていた。
「許せない! バンガード家の名がここまで落ちていようとは!」
「絶対に勝つぞ。クレア!」
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