14 / 58
激闘! アーレス祭
14話
しおりを挟む
パルスでの戦いから数日が経った。詩音たちは魔王軍幹部討伐で得た多額の奨励金でクエストに行く必要がないため、しばらく休暇としていた。
「ルナ。そろそろ昼にしよう」
「そうですね。クレアさん。詩音さんを呼んできてください」
「わかった」
クレアは詩音に昼食の時間を伝えるためルナの家から少し行ったところにある広場に向かった。
「相変わらずだな、詩音」
クレアはトレーニング中の詩音に話しかけた。
「あれ、クレア。どした?」
「そろそろ昼食だ。それにしても休暇だというのにずっと鍛錬ばっかりではないか」
「そうは言うが、クレアもちゃんとやっとかないとなまるぞ」
「そ、それはそうだが」
「まあ、これは趣味みたいなもんだから平気だよ。んじゃ、戻ろうか」
「ああ」
ルナの家に戻ると良い匂いが鼻をくすぐる。
「いい匂いだ」
「詩音さん、お帰りなさい! 昼食の準備ができていますよ。クリスタさん。配膳を手伝ってくれませんか?」
「ええ。いいですよ」
4人は団欒して昼食を楽しんだ。だが、
「やっぱ4人だと流石に狭いな、この家」
一人暮らし用の小さな家で4人暮らす為、とても窮屈だった。
「メンバーが増えてにぎやかになったってことですし、いいことじゃないですか」
「でも狭いものは狭いぞ」
「そうだ。詩音は前の戦いで相当稼いでいるだろう。それで家を買ったらどうだ?」
「確かに家くらい買えそうなくらいもらったっけ。ありかもしれんな」
「では昼食が終わったら不動産に行ってみるとしよう」
不動産にて、
「大きめの家が欲しいんですけど」
詩音が尋ねると不動産屋の店主がいくつか資料を取り出した。
「街中だとこの辺とかになるな。後は」
店主が一枚の資料を取り出した。
「これ、郊外の小高い丘に建ってるんだが、この屋敷はどうだ? 街から少し歩くのと少し年数がたってるがいい屋敷だ。今なら安くしとくぜ」
「うーん。皆はどう思う?」
「よさそうですけどね」
「一度見に行った方がいいんじゃないか?」
「私もそう思います」
「じゃあ、見学させてもらっても?」
「解かった。ついてきな」
4人は店主に連れられ屋敷に向かった。
屋敷は見た目は古めかしいが、中は思ったよりもきれいで、なにより広かった。
「結構でかいな」
「そうですね」
「4人で住むには少々広すぎるだろうか?」
「掃除は大変そうですけど、狭いよりはいいでしょう」
「ここならひとり一部屋持てそうだな」
「詩音さんもプライベートな空間が欲しいでしょう?」
クリスタがからかうように言う。
「え? まあ、そうだな」
「一人で何するんですかね?」
さらにクリスタがからかう。
「うーん。腕立て?」
「はぁ。面白くないですねこの脳筋」
「なんで怒られたの!?」
「まあまあ。クリスタさんもそのあたりで。でも皆さんも気に行ったみたいですし、ここにしたらどうですか?」
「そうだなぁ。じゃあ、ここにしようか」
「はいよ。じゃあ、戻って書類を書いてもらうぞ」
詩音たちの新居が決定した。
二日後、
「よし、引越し終わり!」
詩音たちは新居への引っ越し作業を終え、一息ついていた。
「大きなリビングに一人一部屋の個室、そして何よりこの大きな書斎!! わたし、感動です!」
ルナは専用の書斎を手に入れ大喜びだった。
「まだ空き部屋あるし、とりあえずは物置にするけど使いたいなら相談な」
「ハーイ」
詩音たちの新居でも新しい生活がスタートした。
ある日のギルドはとても騒々しかった。
「どうしたんだ?」
ギルドに来た詩音たちは、周りの冒険者に騒ぎの訳を聞いた。
「おお詩音じゃねえか! 勇者さんがこの街に来たんだよ!!」
「なんと!」
「だが、なぜこのようなところに。勇者様はいま魔王軍と戦うため最前線にいるのではなかったのか?」
「さあな。だがここに来るなんて珍しくてよ。それでみんな大騒ぎさ」
「へー。どれが勇者だよ」
「あの方だ」
冒険者仲間が指をさす方向を見る。そこには一人の青年と二人の美少女がいた。青年は詩音と同じ黒髪で、頑丈そうな鎧を身にまとい、背中に大きな剣を背負ている。他の美少女はそれぞれ盗賊と魔法使いのようで、職業にあった格好をしていた。詩音の存在に気付いた勇者が詩音のもとへ向かってきた。
「どうも、俺、西 啓介。勇者だ。お前は?」
「いきなりだなぁ。あ、右京詩音です。って、その名前もしかして日本人?」
「お前こそ。ってことはお前も転生してきたってことか」
「そうだなぁ。まさか勇者が同じ日本人とは」
偶然の日本人との再会に詩音と啓介は喜んだ。
「あ、ならお前は何をもらったんだ?」
「もらう? 何を誰から?」
詩音は話の意味が分からなかった。
「隠すなよ。お前も神様からチートをもらったんだろ? 俺はこの剣だぜ。魔剣カラドボルグってんだ。さあ、俺は見せたぜ。お前も教えろよな」
「いや、マジで神様とか知らないんだが」
詩音は困った顔をする。
「その顔を見るにマジっぽいな。なんかかわいそうだなぁ。そんなんで冒険者やってて大変だろ。魔王軍なんか来たらやばそうだな」
啓介は少し馬鹿にしたように言う。
「でも俺は魔王と戦うって決めてんだ」
啓介は詩音の発言を聞いて爆笑した。
「はははははは!!! お前、チートもなしにそんなのできるわけないだろ!」
「詩音さんは本気です! 笑われる筋合いはありません!」
ルナが話に割って入った。
「お前たちもそんな奴の仲間でいいのか? 俺とこいよ。少なくとも詩音よりは安全だぜ」
「性格悪いですねあの人。反吐が出そう」
「クリスタも大概だぞ……」
「啓介、お前剣の流派は?」
詩音が質問する。
「流派? しらねえよ」
「じゃあ、剣道でいいや。何段?」
「剣道なんかやったことねえよ! 何が言いてぇんだ!」
「だろうなと。いやさ、お前本当に勇者かと思ってたけど強いのはその剣か」
「どういうことだ」
「その剣からは強い物を感じるが、お前自身からは何も感じない。素人って感じ。つまりお前は実力がその業物に見合ってないってことだな」
「なんだと?」
啓介は見るからに激怒していた。
「こういうのって日本でも漫画でいっぱいあっただろ? 転生してチートで無双するってやつ。あれ見てて思ってたんだが、俺は自分の力じゃなく他人からもらった力でいい気分になってるやつが大嫌いなんだ。己が武器、己が磨いた技こそが本物の強さだ。お前みたいなのはすぐに力に飲み込まれる。剣の振り方も知らないやつが魔剣なんて扱えるわけがねえんだ。男なら、戦う者ならチートなんて使わず己の力で最強になれ!!」
「ぐっ、言わせておけば! ならお前はどうだっていうんだ!」
「俺か。そうだなぁ。クレア剣を貸してくれないか?」
「ああ、いいぞ」
詩音はクレアから剣を受け取る。
「島原流は剣術もあるんだ。啓介、かかってこい。俺が剣の振り方、戦い方ってもんを教えてやる!
「ルナ。そろそろ昼にしよう」
「そうですね。クレアさん。詩音さんを呼んできてください」
「わかった」
クレアは詩音に昼食の時間を伝えるためルナの家から少し行ったところにある広場に向かった。
「相変わらずだな、詩音」
クレアはトレーニング中の詩音に話しかけた。
「あれ、クレア。どした?」
「そろそろ昼食だ。それにしても休暇だというのにずっと鍛錬ばっかりではないか」
「そうは言うが、クレアもちゃんとやっとかないとなまるぞ」
「そ、それはそうだが」
「まあ、これは趣味みたいなもんだから平気だよ。んじゃ、戻ろうか」
「ああ」
ルナの家に戻ると良い匂いが鼻をくすぐる。
「いい匂いだ」
「詩音さん、お帰りなさい! 昼食の準備ができていますよ。クリスタさん。配膳を手伝ってくれませんか?」
「ええ。いいですよ」
4人は団欒して昼食を楽しんだ。だが、
「やっぱ4人だと流石に狭いな、この家」
一人暮らし用の小さな家で4人暮らす為、とても窮屈だった。
「メンバーが増えてにぎやかになったってことですし、いいことじゃないですか」
「でも狭いものは狭いぞ」
「そうだ。詩音は前の戦いで相当稼いでいるだろう。それで家を買ったらどうだ?」
「確かに家くらい買えそうなくらいもらったっけ。ありかもしれんな」
「では昼食が終わったら不動産に行ってみるとしよう」
不動産にて、
「大きめの家が欲しいんですけど」
詩音が尋ねると不動産屋の店主がいくつか資料を取り出した。
「街中だとこの辺とかになるな。後は」
店主が一枚の資料を取り出した。
「これ、郊外の小高い丘に建ってるんだが、この屋敷はどうだ? 街から少し歩くのと少し年数がたってるがいい屋敷だ。今なら安くしとくぜ」
「うーん。皆はどう思う?」
「よさそうですけどね」
「一度見に行った方がいいんじゃないか?」
「私もそう思います」
「じゃあ、見学させてもらっても?」
「解かった。ついてきな」
4人は店主に連れられ屋敷に向かった。
屋敷は見た目は古めかしいが、中は思ったよりもきれいで、なにより広かった。
「結構でかいな」
「そうですね」
「4人で住むには少々広すぎるだろうか?」
「掃除は大変そうですけど、狭いよりはいいでしょう」
「ここならひとり一部屋持てそうだな」
「詩音さんもプライベートな空間が欲しいでしょう?」
クリスタがからかうように言う。
「え? まあ、そうだな」
「一人で何するんですかね?」
さらにクリスタがからかう。
「うーん。腕立て?」
「はぁ。面白くないですねこの脳筋」
「なんで怒られたの!?」
「まあまあ。クリスタさんもそのあたりで。でも皆さんも気に行ったみたいですし、ここにしたらどうですか?」
「そうだなぁ。じゃあ、ここにしようか」
「はいよ。じゃあ、戻って書類を書いてもらうぞ」
詩音たちの新居が決定した。
二日後、
「よし、引越し終わり!」
詩音たちは新居への引っ越し作業を終え、一息ついていた。
「大きなリビングに一人一部屋の個室、そして何よりこの大きな書斎!! わたし、感動です!」
ルナは専用の書斎を手に入れ大喜びだった。
「まだ空き部屋あるし、とりあえずは物置にするけど使いたいなら相談な」
「ハーイ」
詩音たちの新居でも新しい生活がスタートした。
ある日のギルドはとても騒々しかった。
「どうしたんだ?」
ギルドに来た詩音たちは、周りの冒険者に騒ぎの訳を聞いた。
「おお詩音じゃねえか! 勇者さんがこの街に来たんだよ!!」
「なんと!」
「だが、なぜこのようなところに。勇者様はいま魔王軍と戦うため最前線にいるのではなかったのか?」
「さあな。だがここに来るなんて珍しくてよ。それでみんな大騒ぎさ」
「へー。どれが勇者だよ」
「あの方だ」
冒険者仲間が指をさす方向を見る。そこには一人の青年と二人の美少女がいた。青年は詩音と同じ黒髪で、頑丈そうな鎧を身にまとい、背中に大きな剣を背負ている。他の美少女はそれぞれ盗賊と魔法使いのようで、職業にあった格好をしていた。詩音の存在に気付いた勇者が詩音のもとへ向かってきた。
「どうも、俺、西 啓介。勇者だ。お前は?」
「いきなりだなぁ。あ、右京詩音です。って、その名前もしかして日本人?」
「お前こそ。ってことはお前も転生してきたってことか」
「そうだなぁ。まさか勇者が同じ日本人とは」
偶然の日本人との再会に詩音と啓介は喜んだ。
「あ、ならお前は何をもらったんだ?」
「もらう? 何を誰から?」
詩音は話の意味が分からなかった。
「隠すなよ。お前も神様からチートをもらったんだろ? 俺はこの剣だぜ。魔剣カラドボルグってんだ。さあ、俺は見せたぜ。お前も教えろよな」
「いや、マジで神様とか知らないんだが」
詩音は困った顔をする。
「その顔を見るにマジっぽいな。なんかかわいそうだなぁ。そんなんで冒険者やってて大変だろ。魔王軍なんか来たらやばそうだな」
啓介は少し馬鹿にしたように言う。
「でも俺は魔王と戦うって決めてんだ」
啓介は詩音の発言を聞いて爆笑した。
「はははははは!!! お前、チートもなしにそんなのできるわけないだろ!」
「詩音さんは本気です! 笑われる筋合いはありません!」
ルナが話に割って入った。
「お前たちもそんな奴の仲間でいいのか? 俺とこいよ。少なくとも詩音よりは安全だぜ」
「性格悪いですねあの人。反吐が出そう」
「クリスタも大概だぞ……」
「啓介、お前剣の流派は?」
詩音が質問する。
「流派? しらねえよ」
「じゃあ、剣道でいいや。何段?」
「剣道なんかやったことねえよ! 何が言いてぇんだ!」
「だろうなと。いやさ、お前本当に勇者かと思ってたけど強いのはその剣か」
「どういうことだ」
「その剣からは強い物を感じるが、お前自身からは何も感じない。素人って感じ。つまりお前は実力がその業物に見合ってないってことだな」
「なんだと?」
啓介は見るからに激怒していた。
「こういうのって日本でも漫画でいっぱいあっただろ? 転生してチートで無双するってやつ。あれ見てて思ってたんだが、俺は自分の力じゃなく他人からもらった力でいい気分になってるやつが大嫌いなんだ。己が武器、己が磨いた技こそが本物の強さだ。お前みたいなのはすぐに力に飲み込まれる。剣の振り方も知らないやつが魔剣なんて扱えるわけがねえんだ。男なら、戦う者ならチートなんて使わず己の力で最強になれ!!」
「ぐっ、言わせておけば! ならお前はどうだっていうんだ!」
「俺か。そうだなぁ。クレア剣を貸してくれないか?」
「ああ、いいぞ」
詩音はクレアから剣を受け取る。
「島原流は剣術もあるんだ。啓介、かかってこい。俺が剣の振り方、戦い方ってもんを教えてやる!
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる