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☆4 念願の夢

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 甘い誘いに乗る気満々の弱い僕。想像通りの反応に愉悦を覚えたか、ドラゴンは妖しく笑う。
 そして指をもはや亀の形をしていない亀頭からそっと離し……鼻先を近付けた。

 転生したばっかだから、体はそんな汚くないと思うけれど……でもやっぱり嗅がれるって恥ずかしい。
 彼女の鼻腔に僕の臭いが満たされて……。

 どう思ってる?
 どんな臭いがする……?

「初々しいわねえ」

 蔑むような、感心するような……そんな声に体が震え、ついむず痒くなって足をよじる。

 先っぽに彼女の呼吸がかかっている。

 生きているドラゴンの、体を巡った二酸化炭素と水蒸気……。

 もうこれだけで嬉しい満足感と、はやく次の段階に進んでほしい傲慢が、せめぎ合って頭がクラクラする。

 彼女はそんな僕を意地悪く、ジリジリじらす。
 愛おしそうに見つめながら、無言で呼吸だけを触れさせる。
 キラキラの大きなサファイアの瞳に、快楽と欲望の狭間で感情を見失い、変に口を歪ませている僕が映っている。 

 長い時が経ったかのように感じた。

 木の葉が枝から離れて池の水面へ落ちるまでの時間が、一分は引き伸ばされてるぐらい、長く、長く、長く。


 彼女はついに口を開く。


 緑青との対比が鮮やかな桃色の口内。
 僕の頭を丸かじりできるぐらい大きく顎を開き、艷やかな舌を持ち上げて……。


「おあっ……!」

 僕の聳えるソレを、丸ごと咥え込んだ。

 途端、電流が脳を焼き切るような強烈な衝撃が。


 僕は自分の右手以外と仲良くしたことがない。

 ホールを買える歳じゃないし、人間に興味なかったから、当然彼女も彼氏もいないし。
 体を折り曲げてセルフでしゃぶる勇気はちょっとなかった。

 だから、手という厚くて硬い皮以外に、ましてや自分ではない誰かの粘膜が触れるのなんか、初めてで……。

「あ、ううっ! ……絡み、ついてる……っ」

 無意識に僕の体が跳ねる。

 その顎の造り上、人間みたいに吸うことはできない。
 だが、その代わりに大きい舌と口で、先から根本までずっぽり咥えて螺旋を描くようにねぶれる。

 舌のデコボコと、口蓋のヒダと、彼女が顔を上下に動かすたびに触れ合って、振動と刺激が何度も幾度も産み出される。

 大きく長い舌を蛇のように巻き付いて締め付けてみたり、先端の周りをくるくる回してみたり、あの手この手で僕をいじめてくる。

 でかくなったから面積、増えてて……それでいて感度は下がってないというか、皮が薄い分……。

 うう、ほんとに……。

 呼吸するので精一杯で……。

 上目で僕を見ていた彼女は、突如口を開き、僕を快楽から解放する。


 取り上げられた僕は、どんな顔をしたんだろう?

 彼女は不敵で妖艶な笑みを見せ。


「ふふ、入れてみたいんじゃないの?」


 地べたに仰向けで寝っ転がった。

 そして、足を持ち上げ、大きく股を開く。

 ぴっちり繋がって隠れていた肉の割れ目が、いやらしくぬめった音を発しながら徐々に裂け、狭間に薄桃が覗く。

 僕の股間が、名前を呼ばれた子犬のようにぴくりと動いた。

「ほら、来なさい。受け止めてあげるから」

 余裕綽々、ドラゴンらしく鋭い牙を見せながら嗤い、腕を広げた。

 来るべき場所はここですよと、幼児にゴールを教えてあげるように。


 僕は素直に、彼女の腕の中へ。


 ……でも、挿入する勇気がない。

 ギンギンのソレを、滑らかな腹の上で擦る。
 これだけでも、けっこう気持ちいいけど……。

「本当に……良いんですか?」

「ええ。存分に」

「ほんとに?」

 彼女は回答の代わりに、僕の両手首を持つと、たわわな胸に置いた。


 おっぱいだ……。


 母乳で育てる種ではないようだ、おっぱいに乳首や乳腺はない。じゃあ、なんで胸があるんだという話になってしまうが、二足歩行だから、人間と同じように成熟した雌であることを表すために本来尻が担う役割が目線のところに顕微するように進化したのだろう。それが人間のおっぱいと似ているだけのこと。本当はおっぱいとはまた違う器官かもしれない。


 だが、そんなことはどうでもいい!
 優しく握ってみる。程よい弾力が心地良い。


 ……つい楽しくて、我を忘れかけるまで揉んでしまった。

 さあ。おっぱいから、無限の勇気を充填した。
 胸から手を離し、体を支えるため大地に手をつける。

 いくぞ!
 腰を持ち上げ、割れ目と先端をくっつける。

 ゆっくりと、慎重に、腰を彼女に近付けた。


「お、おぉ……」


 あんなにデカくて長い肉棒が、みるみるうちに中へ入っていく。

 生温かくて柔らかい肉壁に包み込まれて。
 彼女の生命が伝わってくる。
 熱い血が巡る鼓動、柔軟な肉の弾力。

 彼女も僕を感じてるの?

 今、僕らは繋がっていて……。

「ごめんなさい……もう、出そう……」
「早いわねえ」

 彼女は足で僕をガッチリ掴むと、ねっとりと腰を回す。

 彼女の尾が、僕の尾と絡み合う。まるで、尻尾も交尾をおっ始めたみたいに、情緒に、情熱的に……。

 これで僕は、文字通り雁字搦めだ。

 中に出していいという、無言の承諾。


 ああ、もう無理無理無理っ!


 昂揚の津波が、脳を突き抜ける。
 途端、勢い良く射精する。

 死ぬ前日にも、その前日にも、抜いてるのに……まるで何日も貯めてたように……いや、それ以上に出た。
 漫画みたいな量だ……。逆流した精液が僕の棒と彼女の壁の間に滑り込むのを感じる。

 ……はあ、あぁ……。


 死んじゃいそう……!

 死んでもいい!

 いや駄目! さっきも死んだでしょ!


 凄まじい快楽に頭の中身はふわふわ浮揚。考えが定まらず、眠気にも近い。

 だけど、身体は……まだ行けると張り切っている。

 萎えるどころか、余計に元気になっている。

 空も飛べるんだ、一回イったぐらいで満足できないのは当然かもな。

 でも頭は疲れちゃった。僕は入れっぱなしのまま、彼女の身体に横たわる。
 柔らかな脂肪と引き締まった筋肉の合わさった最強の枕。ここで寝たら極上の夢を見られそうだ。

「美しい龍だ……。あなたを抱けて幸せだ……」


 彼女は何故か驚いた。


 首を引いて固まって、怪訝な表情を浮かべたあと、それは苦笑いに変わる。

「綺麗? いやね。そういう冗談はやめて……。お世辞なんか、いらないのよ」

 彼女の戸惑いを聞いたら、霞む頭も朝の白い陽射しを浴びたように目覚めてきた。

 お世辞?
 何をいうか。これは偽りない本心だ。

 どうにも容姿に自信が無い様子。

 こんなにも美しいのに、どうしてそんなに謙遜しているのだろう?

 僕にはわからなかった。
 もしかしたら、ドラゴンの世界ではこの体色とか、何かがマイナスに取られるのかもしれない。

 でもそんなの、僕に関係ない。

 世界がどんなにズレた美的感覚を持っていたとしても、僕の美しいの基準が動くことはない。


「本気です。僕は、ずっと待っていた。ずっと我慢してきた。あなたのような美しいドラゴンと、交わりたいと思っていた」


 彼女を僅かに起こし、その隙間に手を入れて強めに抱きしめる。

 柔らかな皮膚に、僕の指や腕が僅かに沈み込む。
 じわりと、生命の熱を感じた。

「そんな、わけ……私は……」

 緑の頬が、ほんのり紅く染まる。
 きゅっと、僕を包む肉壁が、引き攣るように縮こまる。

 ずっと余裕を示し、上の立場に居続けていた彼女の、初めて弱さの露呈。

 想い人に告白された乙女のような、純情の戸惑いの表情。


 あは。
 ……困らせたいな。
 僕も、やり返してやりたい。

 彼女にも快楽を味わってほしい。

 僕の闘争心が密かに湧き上がる。


 引き離したくないと締め付ける彼女の身体の意をあえて無視して、腰を引く。

 そして、穴のギリギリまで引いたあと、不意にまた奥にまで突っ込んでやった。

「うぅ……!」

 取り上げられそうになって、必死に抵抗していた膣はとてもキツくて。

 彼女の全身の筋肉が強ばる。
 彼女が僕を縛る力が強まる。

 僕の肉が詰まったパツパツの尾が軋み、血の滾った桃の棒は、ぎゅうと全方向からしがみつかれ。

 彼女の体が、素直に悦んでいる。
 それが、どうにも嬉しくて、気持ちよくて。
 もっと、楽しみたい。もっと愉しんでほしい。

 単調じゃつまらない。

 不意に強く大きく、ふと優しく細かく、だけど休みは与えずに、ブツを動かし続ける。

 僕の精液と彼女の愛液の絡んだ潤滑油が、更に混じり合う。

 閑静な森に、嬌声とぬめる音が繰り返し響く。


「う、うぅ……う……」


「き、気持ちいい……! ドラゴンさん、ドラゴンさんっ……! あなたも、我慢しないでさ……ぁ……!」


 えぐるように、掻くように、ひたすら腰を突き出しては引っ込めて。

 ドラゴンの背は大きく湾曲し、口からは絶えず喘ぎと息が漏れている。

 恥ずかしがっているのか、時々鋭い牙を食い縛るのが、愛らしくて愛しくて。


 恥ずかしそうに抑えようとしている声が、ひどく劣情を逆立て、僕の快楽を更に強めていく!



「う、うっ……あっ……ちょ、待って、あ、だめ……ホントにだめ!」


 僕がスピードに乗ってくると、彼女は突如焦りだした。

 背を反らし息を荒げたまま、僕を引き剥がそうとする。

 まるで、絶頂を拒んでいるようで……でも、膣は正直にビクビクと痙攣しながら僕を掴んで離そうとしていないし、目は物欲しそうに蕩けている。


 はは~ん、優位性を保とうたって……そんなの狡いよねぇ……!


 彼女を抱き寄せ、腰を押し付けた。

「あ、あっ!」


 互いの骨盤がぶつかり合って、これ以上近付けなくなるまで。

 ぐぷっと音がする。


 えへへ、根本から完全に膣に入っちゃった。


 彼女のお腹を、僕がこじ開けてる……。
 繋がって、一つになってるんだ……。


 彼女は目を閉じて、海老反りになって震えている。


「うう、お願い……やめて……」
 彼女が絞り出した声は、今にも泣きそうに不安定だった。

 ……あれれ?

 なんか、腹に何かぬめるものが……。

 さっきまでは無かったのに、まるで僕と彼女を引き剥がそうとするように、密着したお腹同士に割り込む何かがある。

 ゆっくり腰を浮かせて確認した。

 彼女はその刺激でさえも鋭敏にキャッチし、体を大きく震わせた。

 正体は……ピンクで大きく尖い陰茎だった。


 えっと。


 ……どういうこと?

 僕の入ってなくて今まで腹ズリしてたのを勘違いしてたの?

 いや、僕のじゃない。
 僕のは、ちゃんと入ってる。

 付け根を見る。

 彼女のスリットの狭間から出てきている。


「え? あれ? 君は男なのか……?」

「うう、わ、私……! 騙すとか、そういうつもりじゃなくて!」

 彼女、いや彼か?
 ドラゴンは明らかに動揺していた。予想外だとあからさまに示していた。
 必死に言い訳を紡ごうとして、単語を選べずどもるばかり。
 尻尾は元気を無くし、僕から離れる。

 どういうことだ……。
 メスと偽って、交わらせる悪戯のつもりだった?

 いや……確実に、俺の一物は穴に入っている。

 もし、スリットに突っ込ませていたとしたら、そもそもそこは格納庫。互いの物が擦れ合うはず。アナルでもないだろう。さっき寝転がったとき、スリットの下に別で付いていたのを見た。

 だけど、互いの物は交差してなどいない。別の穴、俺が今突っ込んでる穴の上から出てきている。

 それに、胸の起伏は明らかに女性の特徴だ。

 わざわざ豊胸したとか、そういうものではない。

 母親のものしか触ったことのない僕が断言するのは些か変だが、これはちゃんと脂肪が詰まっている。

 もしや……。


「両性具持ち……だったのか?」


「…………」


 彼女は頷くと、申し訳なさそうに目を逸らした。

 ふたなりなんて、初めて見た。


 だけど……そんなのどうでもいい。



 どうだっていいんだ。



 だって。



 ドラゴンのちんこが、ペニスが、一物が!

 ううう……。

 ああ、ああ!


 僕の、僕の待ち焦がれた物が!


 目の前に、聳えている!


 ムラムラと燃え上がる欲望。
 胸を破裂させようと図る圧力が苦しい。
 今にも心臓が飛び出そう。痛くて、苦しくて、辛くて、気持ちがいい……。

 目の前に欲しかったものを見せびらかすように出されて、欲求が抑えられない。


 しゃぶりたい、頬張りたい、その脈動を舌で感じたい、味わいたい!



 ごめんなさい、ごめんなさい!




 我慢できない!




「ひゃっ……」

 彼女が小さな悲鳴をあげる。
 俺が体を折り曲げ、先端を咥えてしまったから。


 今にも取り上げられそうで、つい……。

 許可されてないのに……。


 人間の口内に、ドラゴンの長い陰茎など納めきれる訳がない。

 すっごく勿体無い気分になりながらも、鋭く、柔らかい先端を味わう。

 ちょっぴりしょっぱくて、苦くて……。
 温かい……。
 本物だ……。


「な、なにをしてるんですか……!? ほんとになにを……」

 彼女は驚き、蛇に睨まれた蛙のようにすくんでいる。

 さっきまでの強気の表情はもはやどこにもない。
 不安と期待と、罪悪と快楽、相反がどちらにも振り切れず干渉したまま入り混じった、弱々しい困り顔。

 女性としては、経験豊かで余裕も知識もある魔性の大人だった。
 だけど、男性としては、うぶな少年レベルのようで……。

 ああ……舐めてあげられない部分が可哀想だ。

 暇を持て余した両手を添える。


 全部愛でてあげなくちゃ。


 欲張って口に詰め込む恵方巻き。

 横向きにして全体を順々に食べ尽くす玉蜀黍。

 ペロリとちょこっとずつ舐めるアイスクリームに、両頬にコロコロ転がす飴玉ちゃん。

 反り立つ桃色の棒を、食べ物に見立てて余すことなく味わってあげる。


 そうすると彼女の顔から影が無くなって、代わりにまた血が滾って、紅潮する。

 とうとう彼女は諦めたか、力を抜いて横たわった。


「可愛い、可愛いなあ……」


「うう……嘘、でしょ……? 私、ふたなり、なのよ? それでも、あなたは……」


「両方あるだなんて、お得じゃないか。なんの問題が?」


 戸惑う彼女は顎を引き、潤んだ目で僕を見つめている。


 こんな純潔な面もあるだなんて、ギャップでもっと愛おしく思えてきて。


 僕、もっと彼女を気持ちよくさせてあげたい。


 でも、この体勢だと上手くできない。挿していた自分のモノを引き抜く。僕と彼女の間に糸がつつうと繋がり、重力でたわんで千切れた。


 黒き尻尾をまたぐらへ。そして、彼女の濡れた陰部へ挿入する。

 人間らしく、テクニカルに責めてやる。

 イチモツでは味わえない柔軟で力強いうねりを。
 龍の顎では作れない複雑で繊細なねぶりを。

 彼女はセックスに慣れているようだったけど……それは、ドラゴン同士でだ。

 人間とヤるのは、初めてだろう?


「うぅ、ううぅ……! あぁ……うううああっ!」

 僕が味わったように、彼女もはじめての刺激を味わわせられて、その新鮮さに耐えられないようだ。
 恥ずかしさからか、顔を両手で覆って隠してしまう。

 だけど、隠しきれない大きな口は閉めることもままならず熱い息と共に喘ぎを漏らして、背も尻尾も足もまっすぐ伸ばして悶えているから意味がない。

 彼女がどんなに悶えようと、その手は緩めない。口も。

 とろけた喘ぎ、濡れる両器。


「うぅ……出そう……」


 警告としての宣言だったのだろう。
 絞り出した囁きは弱々しく、苦しそうであった。
 ほんとはもう出してしまいたいけれど、我慢しているようで。

 だけど、僕は大歓迎だ。


 素直にしなよと、言葉の代わりに強めに舌と口蓋で挟んで、引き摺り込むように押し込んだ。
 膣に入れた尻尾も、同時に螺旋を描くように回しながらぐっと奥へ。

「う゛うっ!」

 彼女は苦しそうに唸ると、体を折り曲げ、痙攣する。

 ……その華奢な体のどこに、そんな精液を溜め込んでいたんだ!?

 口の中にホースを突っ込んだときのように、あっという間にほっぺが膨らみ、喉の奥を圧迫され、口から白い液が吹き出た。

「か、げほげほっ!」
「あ、う、うっ……ごめんなさい、ごめんなさい……!」

 吹き出る勢いが強すぎて、彼女の胸の膨らみにまで飛び散っている。まるで僕が出したみたい。
 白濁液が、顎を伝って彼女の腹にばたばた垂れる。
 人間の腕で拭い、腹に落ちたぶんは手で掬い、全て大切に飲み干した。

 満足したか、彼女の陰茎はしゅるしゅると縮んでスリットの内へ。

 彼女は強く深い呼吸を何度も繰り返す。
 絶頂した余韻でいっぱいいっぱいのようで、目を閉じ、ぐったりとしている。

「……………………」

 僕は、そっと彼女の頬に口付ける。
 ゆっくりと瞼が持ち上がった。まるで白雪姫だなぁ。
 朝焼けの海のように輝く青い瞳が、僕をぼんやりと捉えている。

「……ありがとう」

 彼女は微笑みながら呟く。一筋の涙が零れ落ちると、再び目を閉ざした。

 しばらくは、休ませてあげよう。

 彼女の満足そうな顔を見たら、僕も満足した。
 まだやる気だった身体も、いつの間にか納得して引っ込んでいる。

 ああ。すごく清々しい気分だ。念願の夢は叶って、彼女にも喜んでもらえて。

 彼女が起き上がるまで、森の風の音を聞いて、僕も休んでいよう。
 倒れたままの彼女の隣に座り、その絹のような白い髪の生え際を優しく撫でた。
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