夏に住みたい

梨山ぱぴこ

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第一章 小さな頃

寒い家

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次の家は、とても寒い所だった。

冬には、たくさん雪がつもる。
目に映るのは白ばかり。
初めて見る景色に、なんて綺麗なんだろうと思った。

秋も春も夏も、一瞬で過ぎ去った。
冬は大好きだが、私は他の季節も好きだった。

庭で、かまくらや雪だるまを作って遊んだ。
大人は雪かきで大変だ。

近所の人は、どこか冷たく、距離を置きたがる人が多かった。
土地柄なのだろうか。
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