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本当はもっと
しおりを挟む絢斗が居る限り、
奴らは手を出さないだろう。
二人は公園の中に入って行き、
私も遊具の陰に隠れた。
私は陸斗にメールを送った。
”絢斗、邪魔だからなんとかして”
すると、絢斗の携帯が鳴る、陸斗だろう。
ちょっと電話して来ますと言うと
翠さんから離れた。
そしてスーツの男たちが翠さんに近く。
「あの男が居ないうちにやるぞ」
「あぁさっさとやろう」
スーツの男は翠さんに声をかけた。
「どうも、こんばんわ」
「、、、誰ですか?」
「先日仲間があなたに見られたと言う事を耳にしたので」
「見られた?」
「はい、貴方見ましたよね?薬渡す所」
翠さんは覚えの内容な顔から一点、
思い出した様に表情を変えた。
「思い出しましたか」
「じゃあ処分しますね」
男たちは翠さんに拳銃を向けた。
そしてバンバンと二三発、拳銃が撃たれた。
本当はもっとうまくやる予定だった。
一人で十分だった。
絢斗が居なかったら心が読めていたのに。
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