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俺はひどい男だから
しおりを挟む俺は泣いてる美優さんを
抱きしめた。
「俺はずっと側にいますよ」
「、、、ありがと」
1時間程泣いた美優さんは
目が赤くなっていた。
「ごめんね、、、ありがと」
「はい(泣き止んで良かった)」
美優さんが立ち上がり離れようとしたので、
俺は離れたくないと美優さんを強く抱きしめる。
そのまま抱き抱え、ベットに下ろすと、
俺は美優さんキスをした。
美優さん、すみません。
俺はひどい男です。
修二さんと別れた事、正直嬉しいし、
もしかしたら俺が一番に慣れるかもって、
チャンスかもって考えてしまう。
再びキスをしようとすると、
美優さんが俺をよけた。
「まっ、待って!」
「待てません(早くキスしたい)」
「後10分しかないから待って!」
美優さんはベットから降りると
持ってきていた鞄をあさる。
「どうかしたんですか?(後10分?)」
「これ、、、誕生日おめでと」
美優さんは鞄から、
リボンの付いた小さい箱を取り出すと、
俺の前に差し出す。
「覚えててくれたんですか?(誕生日忘れてると思ってた)」
「うん。忘れる訳ないでしょ、いつも一緒にお祝いしてるし」
「うん、でも今回は忘れてると思ってたから(すごく嬉しい)」
「開けて、、みて、、」
俺はリボンをほどき
箱を開けた。
中にはピアスが、入っていた。
俺は手に取るとふとリングの、内側に目がいった。
そこには文字が彫刻されていた。
"miu "
「美優さん、、これ」
「なっ、なんかね、店員さんが刻印のサービス無料でやってくれるって言ってて、好きな人に自分の名前が掘ってあるピアスを渡すのが流行ってるって店員さんがオススメしてて、それで、、、」
恥ずかしそうに言う
美優さんがすごく可愛いかった。
「美優さん。ありがとうございます。大切にします!(一生外さない)」
「うん」
日付が変わるのを知らせる鐘が響く。
美優さんから貰ったピアスを耳につけると、
似合ってるって美優さんは笑った。
そしてもう我慢できなかった俺は
美優さんを抱いた。
最悪な誕生日から、
最高の誕生日になった。
そして俺は決意した。
これは最近ずっと、考えてた事だ。
「美優さん、俺ホスト辞めます」
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