人の心を読める能力なんて持ったら、絶対無敵でなんでも手にはいるって思ってた

三毛猫

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誰も居ない場所

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俺が美優さんと別れた場所にたどり着くと
美優さんの姿は無かった。


「くそが、、一歩も動くなってっただろ」

俺は携帯を取り出し、美優さんに電話をかけるが
やはり繋がらない。


「前にもこんなことなったな、、、美優さん消えて俺は探しに行かされて」


俺はハッと思いついた。

”海”

あの日美優さんは海に居た。
もしかしたら、、、。
俺は車を取りに戻ると、
あの時の海まで車を走らせた。












たどり着き、車を適当に止めると
浜辺を歩いた。

誰も居なかった。

俺は煙草を一本取り出し、
火をつけた。

「はぁ誰も居ねー、、、ここだと思ったんだけどな」


浜辺に座りながら、
真っ暗な海を見つめる。

「静かだ」

もしかしたら、美優さんは、
誰も居ない場所を探してここにきたのかも。
一人で考えてもらちあかねー。
美優さんを探さないと。


俺は煙草を吸い追えると、
車に戻り、運転席に座る。


エンジンをかけた所で、

後部座席から俺の頭に拳銃が向けられた。



「手を上げろ」


「はーぁ、、、」


俺は深いため息をつき、
しょうがなく両手をあげた。

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