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これが最後の忠告
しおりを挟む「美優さん着きました」
「うん」
車がROSEへと到着した。
まだ開店前の時間のせいで、お店周りも人が転々としている。
「美優さん制服ですが大丈夫ですか?(着替え持ってくるの忘れた)」
「大丈夫、今日は忠告だけだから」
「わかりました」
私たちは車を降り、颯はROSEの扉を開けた。
中に入ると修二とホスト達はフロアのソファでミーティングの最中、
この時間はミーティングをしている、読みは正解だった。
「こんばんわ」
私は声をかける。
「お客様、まだ開店前ですので!」
私の事を知らないだろうボーイが近寄る。
「!!待て、その子はいい。美優ちゃんいらっしゃい」
修二は声をかけてくる。
私は、颯に待機と合図し、皆が集まるソファまで歩く。
「美優さん!いらっしゃいませ。制服姿も可愛いですね」
ライやトオル、他のホストたちが私に声をかける。
そんな事は御構い無しに、
私は修二の所へ一直線に歩いた。
そして、太ももに隠してあった拳銃を瞬時に出すと、
銃口を修二へ向けた。
「み、、美優ちゃん、、?なんのつもり?」
修二は動転し、周りのホスト達もざわついている。
銃口を修二の心臓へと押し付ける。
そして他のホスト達にも聞こえる様に喋り出す。
「今日は、忠告しに来たの」
「忠告?(なんの話だ)」
「なんの事かわかってるでしょ、、、もうバレてるの。もし改善するのであれば、今回は見逃してあげる」
「本当になんの話?」
「いい、これが最後の忠告。もし破ったら、どうなるかわかってるわよね、、、二度目は無いから」
私は銃を終うと、
フロアを後にした。
「美優さん、どうして本人に直接言わないんです?」
「直接言ったら、逃げられる可能性も高いし、やられる可能性も高い。それに今回の件が間違いだったって事もあるかもしれない」
「なるほど、勉強になります」
車に乗り込んだ。
車は赤信号で止まった。
「あ、絢斗さんと翠さんだ」
「えっ?」
「あそこです」
颯はホテルから出てくる二人を指差す。
「颯は翠さんの事知ってるの?」
「少し面識があるくらいです、あそこは絢斗さんの管轄なので」
「そっか」
「はい」
「降りる」
「えっ?」
私は赤信号のうちに車を降り二人の後を追った。
「ちょっと、美優さん!!どこ行くんですか」
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