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痣が治るまで

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目覚めた私は、シャワーを浴びて
鏡を見ると自分の姿に唖然とした。


昨日、颯に殴られた所が痣に
なっていたのだ。


私はお風呂をでて、部屋で制服に着替え、
昨日の颯とのキスを思い出し唇をさわった。


キスしたい。
誰かに愛してもらいたい。
他の事が考えられない位に、
夢中にさせて欲しい、、。



そうだ、久しぶりに修二くんに
会いに行こう。
私は制服とは別に私服を用意し鞄につめた。





「おはようございます美優さん(気まずい)」
「、、、、、」

颯だった。

「今日はめずらしく早起きですね(気まずい)」
「、、、、、」
「美優さん、、、?(なんにもしゃべんねー)」




「痣が、消えるまで颯とは話してあげない」


私はお腹の痣をちらっと颯に見せると
ベーっと颯に向かって舌をだした。



「なんだと!この糞っ、、、」
「颯!美優さんに向かってその口聞き方はなんだ!」
「絢斗さん、、、すみません(怒られたじゃねーか)」
「おはようございます美優さん」
「おはよう絢斗、私、今日はもう出かけるわ」
「朝御飯できてますよ?」
「いらない、、後、明日土曜日だから今日は友達の家に泊まるって父さんに言っておいて」
「わかりました美優さん」


私は二人を残し、家をでた。
すると、私の後を追って颯が来た。


「美優さん!」
「、、、?」
「明日お友達の家まで迎えに行きますので、帰る時刻がわかったら連絡下さい」





私はまた、ベーっと颯に向かって舌をだした。
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