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もしかして、、初めて?
しおりを挟む「はぁ?黙ってしたがってればこの糞ガキが!」
「もしかして、、初めて?」
「そんなわけねーだろ(親父の娘じゃなかったら今頃しばいてるぞ)」
「、、、、、」
私は颯を上目遣いで見つめる。
「、、、、、(やべぇ、めちゃくちゃ可愛い)」
私はもう一回と言わんばかりに目を閉じる。
颯はもう一度私にキスをした。
いつの間にか日は落ち
辺りは暗くなっていた。
そして浜辺には私達ふたりの吐息だけが
漏れていた。
「美優さん、、美優、、(やべぇ唇やわらか)」
颯はさっきの態度嘘かのように
私を求めてきた。
「んっ颯っ、、、」
「美優、、、(止まんねぇ)」
「いいよ、止めないで、、、」
私は颯の気持ちを読んだ。
私が小笠原組の娘だからって
近付いてきた男は何人もいる。
関係を持った事もある。
でもそういう男は行為の最中も
考えている事は自分の利益のみ、最低だ。
でも今の颯は、純粋に私を求めてる気がした。
気がしたのに、、、。
「美優さん、、、さぁ帰りましょう(仕事の事忘れてた、あんま遅くなるとヤバいな)」
「帰りたくないって言ってるでしょ!」
私は立ち上がり歩きだす。
「ちっ、、すみません、美優さん!」
「、、はや、、て、、」
颯が、私の腕を掴み腹部に一発拳を打ち込んだ。
私はその衝撃で気を失った。
「あんま大人をからかってんじゃねーぞ」
颯は美優を抱き上げ車に乗せ、
浜辺を後にした。
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