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貴方の笑顔が眩しくて-表-
しおりを挟むもうすぐ桜が綺麗に咲く、
この季節は嬉しさとドキドキで、
少し胸が高鳴る。
と同時に寂しさもある。
でも今の私はプラスで、
戸惑いもあった。
事故に遭った私は、出席日数が
足りていない。
先日職員室に呼ばれた私は、
ある提案を受けた。
出席日数が足りない理由が
理由な為、今週末テストで合格出来れば、
進級させてくれるという事だ。
テストを受けるべきなのか、
しっかりと勉強をするために、
もう一度、一年生をやるべきなのか、、、。
「葵!おはよう」
「あっ、おはようございます」
「どうした深刻そうな顔して、なにか考え事か?」
「、、、いえ!そんなんじゃないですよ」
伊織は私の手を握る。
「なにか悩みがあるなら相談しろよな」
「はい、ありがとうございます」
「ところで、母さんが明日ご飯食べないかって言ってたけど」
「わぁ、嬉しい!あっ、、、でも今回は辞めときます、また誘って下さい」
せっかく誘ってくれたのに
申し訳ないな。
でも今回は少し一人で考えたい。
学校に着くと私は繋いでいた手を離す。
「じゃあ先輩、また」
私はクラスへと歩いた。
1日、私は一人悩んだ。
考える時間が欲しかった。
だけど結局答えは出なかった。
私は重い足で職員室へと向かう。
「近藤先生」
「双葉どうした?」
「進級の件ですが、、、悩んでます、、、答えがだせません」
「じゃあ、とりあえず受けてみろよ、双葉、成績は悪くないんだから」
「はい、、、わかりました」
私はお辞儀をして
職員室を出ると、
私の鞄を持った凪が立っていた。
「お帰り」
「凪、、、」
凪は私に鞄を渡すと、
私は凪と一緒に下校した。
凪は岡崎先輩の事とか、
バイトの事とか、
いろいろ話をしてくれた。
そして駅に着く。
凪は電車に乗るため定期券を取りだす。
「じゃあ葵、また明日」
「うん、また明日ね」
凪と別れ私は歩きだす。
「葵ー!」
凪の私を呼ぶ大きな声に
私は振り向く。
「2年も同じクラスになりたいね!」
凪は私に向けて大きく手を振る。
その笑顔はキラキラしてて、
眩しくて、私の心に降り注いだ。
そして私は、携帯を開き
伊織にメッセージを送る。
"終業式まで会えないし連絡できません"
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