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不安と中傷-表-
しおりを挟む手から落ちた携帯電話を岡崎先輩が拾ってくれた。
「どうした双葉?」
「どうしたの葵?」
岡崎先輩は私の携帯電話の画面を見ると、
画面を最上先輩たちにも見せる。
「調子に乗るな、さっさと別れろ」
その画面を見ると、凪も最上先輩も
驚いていた。
「悪戯メッセージだね、葵心配することないよ、無視しよ」
「うん、大丈夫」
「でもさー犯人さん、堂々してるよな」
「えっ?」
岡崎先輩は画面を指差す。
「saki、匿名じゃなくて名前出してるし、俺もこの子知ってるし、、、昔から伊織を好きで有名だよな」
「双葉気にしなくていいから」
「はい」
「はい!じゃあ気分を変えて、今度一緒に私と写真撮ろ」
重たい雰囲気を出してしまったけれど、
凪が居てくれて本当に良かった。
その後いろんな人と繋がれるインスタに
私は少しハマってしまった。
みんなから届くいいねや、メッセージ。
そして最上先輩のインスタで知る、
最上先輩の過去。
最後の投稿は今だに、私とのキス写真。
過去の投稿を見ても、昔の彼女の写真とか、
デートとかそんな投稿は一切なかった。
最上先輩、、、私だけは特別だって
思ってもいいんですよね?
そして咲さんからの中傷は、
定期的に続いていた。
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