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エピソード74

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幕間をとって3曲目..。

「kiminoいたnatsu。」

「この3曲目は、ボーカルを君野が担当します..。」


君の声が聞こえる
まるで大きなホールで歌っているように
君の歌が聞こえる
まるで小さな練習場
夏までは長い、
春が訪れ、初夏になる
祭りは終わりを告げ
命は始まる
君のいた夏
熱く、語り合った初対面
君のいた夏
線香が、今、僕に語る
秋までは長い

思い出が、訪れ
この声はやっと声を届ける
また君を見つけなよ
温かく、彼女が語りかける
君のいた夏
秋の夜月が静かに語る
今になって夏は遠く、春からも遠く、
秋からも悲しみが薄れる怖さに
僕は一人で、ボーカルを支える
また、君を見つけなよ
また、人生を探し直しなよ
温かく、彼女が語りかける          
君のいた夏
今、ローマ字で勉強をする新しい自分が嫌で嫌で嫌で
君のいた夏
明日に希望を持とう
君のいた夏
明日に希望を持とう
いつも届かないその気持ちになって
生きよう
そんな初夏の季節が
君と僕とを永遠に語りつがれる
君の明日に希望を持とう
私の明日に希望を捨てるな
私はもう、あきらめない、
生きることをあきらめない
私はそんなあなたが大好きで一緒にいたいと言うのがわかる

君のいた夏
忘れない
君のいた夏
忘れない

そして、君の明日を背負って生きよう
君のいたあの夏を思い出して
今日も僕は歌うんだ
君のために声を届け
歌うんだ
君の明日へ


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