元手大地震～首都災害に大学生が歌い、支え、立ち向かう。～

エピソード59

「先入観が邪魔をする..。」

「しかし、事務次官、避難所の急きょの耐震工事は国内、海外からも驚きの声が上がっています..。それを先入観がもたらした結果と言っていいのでしょうか..。」


「やはり、予測は重要かと、災害において..。」


「・・、たとえ起きてしまったとしても..。」

「そうだな。」

「事務次官。」

「はい、大臣、会見お疲れさまでした..。」

「５日目になって・・。道路整備で全国から、国際的にも例を見ない、道路の補修工事を始めているそうだ・・。」

「がれきのない部分から、車が通れる二車線・・。」

「全て開通と言えないが、避難所と避難所を繋ぐ道を整備している・・。」

 ３人組は話していた・・。

「しかし、東京湾、避難の内容がぱったり無くなったな・・。」

「ああ、きっと、報道規制をかけているのだろう・・。」

「やっと、身体を洗えるスペースを持って、水を提供できるぐらい物資は増えた・・。」

「そういうこともあって、政府は生存者情報を公開したのだろう・・。」

「行方不明者の数は少なくなっているが、まだ、全容の解明は難しい・・。そんな中でも、道路を整備しなければ、避難者の健康状態にも影響を与える・・。時間を追えば。そうなっていく可能性は、決して、数パーセントの、目立ちには誤解をしてしまう国民が出てくる・・。」

「もう、段ボールでの、避難に耐え兼ね、うちへ帰るという避難者もいる・・。しかし、危険すぎる・・。」

「学生が、様々な様子で、落語をしたり、子供にはゲームをしたり、様々なライフラインを避難生活向けの救援隊が用意している・・。」


「次に大きな揺れがなければいいが、しかし、現在の避難情報を見ても・・。それが０とは言いきれない・・。」

「青田公園の避難所の開設するきっかけもこの可能性を含んでいる・・。」

「そのベースを避難者が忘れれば、混乱も増え、体調を崩す人がいる・・。」

「私が話をしよう。」

「石下副大臣・・。」


「せっかく、避難所の様子を視察したんだ・・。」



「ここで、避難者への、応援演説をするんだ・・。」