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エピソード3

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「あっ、康太君、おはよう。」
北牧が声を掛けてきた。こちらは、女子生徒だ。
「あっ、おはよう。」
「まったく、想像だとどんどん膨らむんだから。」

「さっ、月曜日だ。」
 今日は月曜日なので朝の朝礼の放送がある。

「朝の放送が流れるな。」

すると、担任の先生、高野が教室に入ってきた。

「おはようございます。」
皆が挨拶をする。
「おはよう。今日は少し暑いね。」

北海道の冬は厳しい。冷暖房が設備されている学校ではあるが、この季節、先生方も忙しいらしい。
北海道の春だ。
「いいですね。先生、やっと、今週、席替えですよ。」

「どうしたの。堀君。」

「もうちょっと、前の席で勉強したいんです。この時期集中力が落ちるんで。」
「そうだった。今週席替えだったわね。」
「先生。」

「ごめんごめん。まっ、いいじゃない。新たな席で頑張っていきましょ。」

「はーい。」
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