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0章、伝説の始まり編
4話(0話)「伝説の始まり」
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二人とも食べ終え、カフェオレを飲みながら雑談をする。
「おすすめのエナジードリンクとかない?最近夜遅くまで仕事してるからよく飲むのよね。モンスターとかレッドブルとか。」
「エナジードリンクかぁ、私はあんまり飲んでないかな。」
そう言った瞬間、私のスマホに電話がかかってくる。
「ごめん、アンシャ。電話してくるね。」
そう言い、外に出て電話に出る。
「もしもし。」
「岩元です。夕貴ちゃん、見つけましたよ。レッドハンド。」
私はその言葉に少しばかり胸を躍らせる。
「分かった。すぐに戻るわ。」
そして私は電話を切り、席に戻りアンシャに伝える。
「レッドハンド見つかったって!」
「ホントに?」
ちょびちょびと遠くを見つめながらカフェオレを飲んでいたアンシャが笑顔になる。
「うん。今から戻るけど、アンシャも来る?」
「行く!」
それを聞き、私は余っていたカフェオレを一気に飲み干し、伝票を持って会計をする。
お金を払い、店の外に出るとアンシャがタクシーを捕まえていた。
「夕貴!早く早く!」
そう言うアンシャに向かって小走りで向かう。タクシーに乗り込み、場所を伝えると、ものの数分で着いた。
お金を払い、
「ありがとうございました。」
と、伝えてから降りる。
警視庁の中に入り、エレベーターを待つ。
「ピッロン」
と言う音と同時に扉が開くので乗り込み、ボタンを押す。
数秒し、エレベーターが止まる。そして扉が開く。
急いで私の部屋に入ると岩元がいた。
「岩元!見つけたってホント?」
私のその時に岩元は頷く。
「これ、住所とメールアドレス、電話番です。」
こんな短時間でよく探せたな。と思う同時にプライバシーの権利ってなんなんだろう?と思った。
「ありがとう、岩元。」
「いやいや、探したのは奏斗ですから。それではこれで。」
そう言い残し、岩元は部屋から出ていく。
「あの人凄かったわね。ロシアでも、あそこまでの人はあんまりいないわ。」
「そりゃ、エースですから。」
私は自慢げに言い、パソコンに電源を付ける。
「何て文章にする。」
メールを開きながら、悩む。
「うーん。」
唸るような声が出る。
「ならさ、」
そう言い、アンシャはキーボードを高速で打つ。
「これでどう?」
画面を見せてくる。そこには必要最低限のことしか書いてなかったが、十二分に分かる内容だった。
「でも、これじゃ来ない可能性があるから、一応罪の帳消しって言っときましょう。」
そして、メールを送信した。
翌日、私は自分の部屋でレッドハンドが来るのを待っていた。
私の制服などが入った押し入れから扉をちょっと空けて、こちらを見ているアンシャ。ま、1人よりかはいいけど。
岩元に貰ったレッドハンドの情報に目を通す。
負けず嫌い!?
羽場と関係を持っている!?
驚く情報がある。でも、これを使えば簡単に仲間になってくれるかも?
私がそう考えていたら、ノックされた。私の心臓がドキッとする。
一度大きく深呼吸してから私は言う。
「入れ。」
「おすすめのエナジードリンクとかない?最近夜遅くまで仕事してるからよく飲むのよね。モンスターとかレッドブルとか。」
「エナジードリンクかぁ、私はあんまり飲んでないかな。」
そう言った瞬間、私のスマホに電話がかかってくる。
「ごめん、アンシャ。電話してくるね。」
そう言い、外に出て電話に出る。
「もしもし。」
「岩元です。夕貴ちゃん、見つけましたよ。レッドハンド。」
私はその言葉に少しばかり胸を躍らせる。
「分かった。すぐに戻るわ。」
そして私は電話を切り、席に戻りアンシャに伝える。
「レッドハンド見つかったって!」
「ホントに?」
ちょびちょびと遠くを見つめながらカフェオレを飲んでいたアンシャが笑顔になる。
「うん。今から戻るけど、アンシャも来る?」
「行く!」
それを聞き、私は余っていたカフェオレを一気に飲み干し、伝票を持って会計をする。
お金を払い、店の外に出るとアンシャがタクシーを捕まえていた。
「夕貴!早く早く!」
そう言うアンシャに向かって小走りで向かう。タクシーに乗り込み、場所を伝えると、ものの数分で着いた。
お金を払い、
「ありがとうございました。」
と、伝えてから降りる。
警視庁の中に入り、エレベーターを待つ。
「ピッロン」
と言う音と同時に扉が開くので乗り込み、ボタンを押す。
数秒し、エレベーターが止まる。そして扉が開く。
急いで私の部屋に入ると岩元がいた。
「岩元!見つけたってホント?」
私のその時に岩元は頷く。
「これ、住所とメールアドレス、電話番です。」
こんな短時間でよく探せたな。と思う同時にプライバシーの権利ってなんなんだろう?と思った。
「ありがとう、岩元。」
「いやいや、探したのは奏斗ですから。それではこれで。」
そう言い残し、岩元は部屋から出ていく。
「あの人凄かったわね。ロシアでも、あそこまでの人はあんまりいないわ。」
「そりゃ、エースですから。」
私は自慢げに言い、パソコンに電源を付ける。
「何て文章にする。」
メールを開きながら、悩む。
「うーん。」
唸るような声が出る。
「ならさ、」
そう言い、アンシャはキーボードを高速で打つ。
「これでどう?」
画面を見せてくる。そこには必要最低限のことしか書いてなかったが、十二分に分かる内容だった。
「でも、これじゃ来ない可能性があるから、一応罪の帳消しって言っときましょう。」
そして、メールを送信した。
翌日、私は自分の部屋でレッドハンドが来るのを待っていた。
私の制服などが入った押し入れから扉をちょっと空けて、こちらを見ているアンシャ。ま、1人よりかはいいけど。
岩元に貰ったレッドハンドの情報に目を通す。
負けず嫌い!?
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一度大きく深呼吸してから私は言う。
「入れ。」
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