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最終章、全面戦争・・・編
10話(127話)「良い上司」
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時は少し戻り、3日前。
「それじゃ、あなた達を単体行動にした理由を教えるわ。」
皆が帰ったあと、俺と快知は夕貴と話をしていた。
「簡単に言うと、あなた達に倒してもらう幹部はあなた達の家族だからよ。」
俺は目を真ん丸にする。快知の方を見ると気だるそうにしていた。
「はぁー。」と快知はため息を着き、小さく呟くする。
「あの馬鹿兄ちゃん。」
それを無視して俺は夕貴に問いを投げかける。
「その家族って俺の妹か?」
それに夕貴は首を縦に振る。
穂乃果が生きてるという、喜びと安堵同時に来る。
「なんでもっと早く教えてくれなかっの?」
当然だろう。俺は約5年間も探し続けて来たのに情報が入った瞬間に教えてくれてもいいだろう。
その問いに答えたのは夕貴ではなく快知だった。
「そりゃ、お前がシスコンだから、教えたらすぐにでも、一人でAPO本部に突っ込んで行くだろ。」
それ聞くと納得が行く。でも、一つ不可解は点がある。
「なんで妹がAPOに?流石に善悪ぐらいは分かると思うが・・・」
「ここからは他言無用よ。」
人差し指を口元まで持っていき、シーというジェスチャーをする夕貴。そして驚きの真実を言い放つ。
「実はAPO幹部は全員・・・・・・洗脳されてるの。」
その言葉に俺は驚くしか出来ない。洗脳?そんなの出来るのか?能力がある世界、そんなの御茶の子さいさいなのだろう。
「それならなんで他のみんなにも言わないんだ?」
俺の素朴な疑問に夕貴は答える。
「みんなに言ったら、闘うのを躊躇ってしまうでしょ。それで動きが鈍ってこちらが殺されたらなんの意味も無いじゃない。」
その言葉はとてもしんみりしていた。
「それもそうだな。」
俺はそう返すしかなかった。
夕貴は俺と快知に一本づつエナジードリンクが入ってるぐらいの瓶を手渡してきた。
快知はもちろん質問する。
「これなに?」
夕貴はゆっくりと全てを吐き出すように言う。
「それは洗脳解除薬よ。2本しか手に入れれなかったけどね。
副作用などは無いわ。口から一滴でも飲めば洗脳は完全に解除される。
作戦決行日には忘れずに持ってくるのよ。
話は終わりだから帰っていいわよ。」
俺と快知は一度夕貴に背を向けたが、俺は一度夕貴の方に向き直す。
そして一つの質問を投げかける。
「なんで俺だけなんだ?なお姉も家族なのになんで呼ばなかった?」
それに淡々と答える夕貴。
「それは歩希と歩希の妹、穂乃果さんの問題だからよ。」
それを聞き俺は本当に夕貴が上司で良かったと思った。ちゃんと人の気持ちを理解している。
そして俺は夕貴に優しく微笑んで伝える。
「ありがとう。それじゃ、またな。」
そして今度こそ俺と快知はその場から立ち去った。
「それじゃ、あなた達を単体行動にした理由を教えるわ。」
皆が帰ったあと、俺と快知は夕貴と話をしていた。
「簡単に言うと、あなた達に倒してもらう幹部はあなた達の家族だからよ。」
俺は目を真ん丸にする。快知の方を見ると気だるそうにしていた。
「はぁー。」と快知はため息を着き、小さく呟くする。
「あの馬鹿兄ちゃん。」
それを無視して俺は夕貴に問いを投げかける。
「その家族って俺の妹か?」
それに夕貴は首を縦に振る。
穂乃果が生きてるという、喜びと安堵同時に来る。
「なんでもっと早く教えてくれなかっの?」
当然だろう。俺は約5年間も探し続けて来たのに情報が入った瞬間に教えてくれてもいいだろう。
その問いに答えたのは夕貴ではなく快知だった。
「そりゃ、お前がシスコンだから、教えたらすぐにでも、一人でAPO本部に突っ込んで行くだろ。」
それ聞くと納得が行く。でも、一つ不可解は点がある。
「なんで妹がAPOに?流石に善悪ぐらいは分かると思うが・・・」
「ここからは他言無用よ。」
人差し指を口元まで持っていき、シーというジェスチャーをする夕貴。そして驚きの真実を言い放つ。
「実はAPO幹部は全員・・・・・・洗脳されてるの。」
その言葉に俺は驚くしか出来ない。洗脳?そんなの出来るのか?能力がある世界、そんなの御茶の子さいさいなのだろう。
「それならなんで他のみんなにも言わないんだ?」
俺の素朴な疑問に夕貴は答える。
「みんなに言ったら、闘うのを躊躇ってしまうでしょ。それで動きが鈍ってこちらが殺されたらなんの意味も無いじゃない。」
その言葉はとてもしんみりしていた。
「それもそうだな。」
俺はそう返すしかなかった。
夕貴は俺と快知に一本づつエナジードリンクが入ってるぐらいの瓶を手渡してきた。
快知はもちろん質問する。
「これなに?」
夕貴はゆっくりと全てを吐き出すように言う。
「それは洗脳解除薬よ。2本しか手に入れれなかったけどね。
副作用などは無いわ。口から一滴でも飲めば洗脳は完全に解除される。
作戦決行日には忘れずに持ってくるのよ。
話は終わりだから帰っていいわよ。」
俺と快知は一度夕貴に背を向けたが、俺は一度夕貴の方に向き直す。
そして一つの質問を投げかける。
「なんで俺だけなんだ?なお姉も家族なのになんで呼ばなかった?」
それに淡々と答える夕貴。
「それは歩希と歩希の妹、穂乃果さんの問題だからよ。」
それを聞き俺は本当に夕貴が上司で良かったと思った。ちゃんと人の気持ちを理解している。
そして俺は夕貴に優しく微笑んで伝える。
「ありがとう。それじゃ、またな。」
そして今度こそ俺と快知はその場から立ち去った。
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