「因縁の相手」

著恋凛

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4章、脱獄編(もうこれパクリだろwww)

15話(82話)「考えろ」

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それに間髪入れずに答えた。
「何も役に立たずに? お前は何を言っているか分からない。俺たちにとってはお前が普通には死なないということが分かっただけでも十分な収穫だ。」
「まぁー、いいお前たちを殺してあいつも殺す。」
そして、どんどん氷柱を生み出してこちらに飛ばして来る。
2、3本ぐらいまでは身体に掠っていたが、その後は目が慣れたので完全に交わすことが出来た。
氷柱を避けながら考える。
どうやったら勝てる?
何か条件があるのか? それとも数回倒すとかか?
分からない。
考えろ。考察をしろ。
相手は雪だるま。そして普通を殺しても死なない。
どうやれば殺せる?
考えていると奏斗さんの声が聞こえた。
「歩希避けろ。」
俺は考える事を一回やめて雪だるまに集中すると、目の前に氷柱が来ていた。
それをしゃがんで避ける。


そしてまた考察する。
うーん。
何も思いつかん。
そう考察していると、脳に直接話かけてくるように、声が聞こえた。
「やぁーやぁー。だいぶ辛いみたいだね。」
「お前はNちゃんか?」
「そうだよ~。久しぶり!」
「こんな時になんだ? てか、なんで起きてる俺と話が出来ている。」
「まずは最初の質問ね。私はちょっと雪だるまを殺すヒントをあげようと思って、2つ目は君がピンチだったからね。頑張って出てきたんだよ。」
「そうか。今はすげぇ助かる。」
「それでヒントだけど、君は難しく考えすぎ。」
「もう答え言ってもいいぞ。」
「それは自分で考えな。私は戻るけど君の中から見てるよ。」
それを最後に声が聞こえなくなった。

難しく考えすぎかー。
相手は雪だるま。雪を溶かすには火だな。
でも、俺じゃ近づくと殺られるな。とりあえず、オーバースモールを使うか。
オーバースモールを使い、また考える。
どうやれば殺られずに雪だるままで近づける?
俺は1つの答えが出た。
「奏斗さん、動体視力を50倍にする能力を一瞬だけでいいのでやってください。」
そう言うと、奏斗は
「分かった。」
と、だけ言って一瞬能力を使った。
「これでいいか?」
そう聞いてきた。
「十分です。」
そして俺はコピーで動体視力を50倍にする能力を使い、雪だるままで走る。
時間は1分間。氷柱に当たれば致命傷は避けられない。
でも、勝つ方法はこれしかない!
「一人で突っ込んでくるなんてバカか?」
そう言い、氷柱がこちらに迫ってくる。だが、今までの氷柱とは違う。ものすごく遅く感じた。
コピーの能力が残り3秒となったところで俺は雪だるまに対して話かけた。
「なぁー、ほんとに俺が一人でお前を殺そうとするか?」
そう言いながら、俺は指を上に差した。
「なっ!」
と、言い上を見る雪だるま、その先には・・・
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