「因縁の相手」

著恋凛

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4章、脱獄編(もうこれパクリだろwww)

14話(81話)「雪だるま」

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俺たちがボスの間に続く扉に手をかけたら後ろから声が聞こえた。
「ママチョマママチョと待てちょっと」
俺たちは振り返り声の主を確認する。だいたいわかっていたけど。
「田口さん。生きてたんすね!」
「は~? 俺が死ぬとでも?」
「いえいえ。」
「それじゃ、入るぞ。」
岩元さんが言って扉を開ける。



部屋に入るとすごく寒かった。体感マイナス15°ぐらいだった。
そんな中、2フロアのボスを見る。
「お前クレヨンしんちゃんに出てくる雪だるまやん!」
俺が叫ぶと、他の4人もウンウンと頷く。
「あいつ名前何でしたっけ?」
「スなんちゃらなんちゃらだった気が…」 
奏斗さんが教えてくれた。
「思い出した!」
と、田口さんが叫んで、続けた。
「ス・ノーマン・パーだ!」
それに俺たちは「そうだった。」とか相槌を打ち、なんかモヤモヤが無くなった気がした。


その後、岩元さんが
「なぁー、クレヨンしんちゃんとドラえもんがコラボしない理由知ってる?」
と、聞いてきたので俺たちは
「知らないっす。」
そう言いと、岩元さんは話し出した。



「それでな・・・」
そう話していると雪だるまが話しかけてきた。
「あのー、俺一応フロアボスなんですけど・・・」
それに対して俺は言い返した。
「うるせえ、今岩元さんが話してるだろ。ス・ノーマン・パー。」
「誰がス・ノーマン・パーだ!」
そう怒った感じで言い、氷柱を生み出して、それをこちらに投げてきた。
それを間一髪のところで各々避ける。
氷柱は俺たちのいた所を過ぎていき、扉に奥深くまで刺さる。
「あれは当たったらヤバイな。」
俺が吐き捨てるように呟き、雪だるまの方を見る。
すると、雪だるまの後ろから春樹が出て来た。
そして雪だるまを真っ二つに斬る。そして左右違う方向に倒れた。


誰もが勝ちを確信した途端。
雪だるまは逆再生するかの様に元に戻っていく。
そして完全に戻った時、口を開いた。
「こんなのじゃ、俺は死なねーよ。」
そして雪だるまを囲む様に氷柱が出てきた。
「今度は早いぞ。」
そう言い捨てたら、尋常じゃない程早くこちらに飛んでくる。
俺は何とか避けたが頬から少し血が滴り落ちる。
幹部の3人は無傷だったが、雪だるまに一番近くに居た春樹は・・・完璧に避けきれずに、肩に氷柱が刺さっていた。
「春樹、お前は隅で休んでろ。」
岩元さんが叫ぶと春樹は
「悪いですけどそうさせていただきます。」
と、言い早歩きで隅に移動した。
すると、雪だるまが「ハハッ」と、笑い話を続けた。
「もう、一人戦闘不能になったな。しかも何の役に立たずに。」
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