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2章、特訓&初任務編
最終回(49話)「重ねがけ」
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そしてオーバーオールを使って3分30秒たった頃、拓斗がちょっと疲れ始めているのが、分かる。
「追い討ちをかけるか」
そう本当に本当に小さく、すぐ空気に溶け込んでしまうような声で言った。
その瞬間、俺は腰にしまってあるナイフを取り出し、自分の腕を豪快に切り、オーバースモールを使った。
そう拓斗と会話している時、Nちゃんの言葉を思い出した。能力の重ねがけ。
俺はオーバースモールとオーバーオールを使って追い打ちをかける。
体が異様に軽い。ジャンプをしたら10mは余裕で届くぐらい。
まず、俺は拓斗の脇腹に蹴りを入れた。いつも通りバリアを貼った。「バリン」とバリアを破り拓斗に当たる。「バキバキ」と鈍い音を鳴らしながらぶっ飛んだ。
動けない拓斗の所に行き、「俺の勝ちだ。だが次、もし戦闘があるとしたら仲間として闘おう。」
そして俺は気を失う程度の力で拓斗を殴った。
気を失ったことを確認し、携帯を取り出し夕貴と電話した。
「何?歩希終わったの?」
「終わったよ。とりあえず来てくれないか?」
「行くのはいいけど。」
「それじゃ、なるべくはやく来てくれ!」
そして電話をきった。
オーバーオールが終わり、痛みはあまり無いが疲労感は今までに感じたことない程強かった。
夕貴が来る間、俺は同期の手当をしていた。大河さん以外は死んではなかった。
15分程度経ち、夕貴が来た。
「そんで何よ?てか、みんなは?」
「大河さん以外は生きてる。」
「大河は死んじゃったの?」
「うん。」
「なんで処理班を呼んでないの?」
「呼ぶ前にお願いがある。」
「何よ?」
「拓斗を対能力者撲滅局に入れてくれ。」
「ダメよ。と言いたいところだけど、今は対能力者撲滅局は人材不足だからいいわよ。」
「いいの?」
「えぇー。だって今対能力者撲滅局が何人いるか知らないの?53人よ、それに対してAPOは80人以上居るのよ。背に腹はかえられないわよ。」
「なら良かった。実力は俺が保証するぜ。」
その言葉を言い終え、俺は気を失った。
起きると俺は病院のベッドの上にいた。
「歩希、起きたか。」
「なんで起きて最初に喋りかけてくるのが快知なんだよ。」
「俺達3人は親友だろー。」
その言葉に違和感を覚え周りの見る。すると快知、蓮くん、結衣さん、拓斗、って「拓斗?なんでここに?」
「俺も起きたらここにいて対能力者撲滅局局長の夕貴さんに、俺が気絶した後の事を聞いて、結衣さんと蓮くんとついでに快知に謝って、対能力者撲滅局に入ったからここに居る。ありがとう歩希。」
「あれ?今、僕にはついでって。」
「快知うるさい。」
「ごめん。」
「でも、歩希には感謝はしているが恨んでもいる。」
「なんで?」
「6本バッキバキなんだよ。一番重症なんだぞ。」
「あれは拓斗のバリアが硬いのが悪い。」
「えっ!俺が悪いの?」
「まて、今僕空気になってる。」
「黙ってろ、サル。」
「何ー、サルが可哀想だろ。」
「でも俺と快知、拓斗がもう一度と3人でまたこうやって話せるとは思ってなかったな。しかも病院のベッドの上で。」
そして3人で「ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
と笑っていたは看護師の人が部屋に入って来て注意された。その後、もう一度寝た。
朝になったらしく、誰かが俺にこれをかけてきた。
「……て…………お…て………歩希起きろ。」
「はい。」
そして俺は飛び起きた。
声をかけてきた人は
「夕貴か。」
「夕貴か。じゃないわよ。」
「そんでなんだよ?」
「起きたって聞いたから一応お見舞いに来てあげたのよ。」
「思ったけど、なんで俺は入院してんの?」
「貧血よ。」
「でも俺は1回も攻撃受けてないぞ。」
「腕を切ったでしょ。深く切りすぎたのよ。」
「そうだったな、あの時オーバーオールも使ってたから痛みを感じてなかったから。」
「バカね。」
「まぁーな。」
「とりあえず約束どうり拓斗を対能力者撲滅局に入れといたわよ。」
「ありがとう。」
「それじゃ、私学校行くから。」
「じゃーな、友達作れよ。」
そして3日後みんな退院した。その3間で拓斗は蓮くんとも結衣さんとも仲良くなっていた。
「ただいまー。」
「おー、弟よ、帰還したか。」
「毎回あんなのやんの?」
「まぁーね。でも途中で歩希以外の人が戦闘不能になったんでしょ。」
「うん。」
「初任務だし、今回の相手正直上級者向けだし。」
「そうなの?」
「うん。そして次の仕事はいつなの?」
「明日、夕貴の部屋に来いだって。」
「ガンバ。」
「それじゃ、俺寝るから。」
そして俺は寝た。
俺は今、夕貴の部屋に居た。
一人だと思っていたが隣には奏斗さんが居た。
「あなた達には海外に飛んでもらうわ。」
次回、ボディガード編
「追い討ちをかけるか」
そう本当に本当に小さく、すぐ空気に溶け込んでしまうような声で言った。
その瞬間、俺は腰にしまってあるナイフを取り出し、自分の腕を豪快に切り、オーバースモールを使った。
そう拓斗と会話している時、Nちゃんの言葉を思い出した。能力の重ねがけ。
俺はオーバースモールとオーバーオールを使って追い打ちをかける。
体が異様に軽い。ジャンプをしたら10mは余裕で届くぐらい。
まず、俺は拓斗の脇腹に蹴りを入れた。いつも通りバリアを貼った。「バリン」とバリアを破り拓斗に当たる。「バキバキ」と鈍い音を鳴らしながらぶっ飛んだ。
動けない拓斗の所に行き、「俺の勝ちだ。だが次、もし戦闘があるとしたら仲間として闘おう。」
そして俺は気を失う程度の力で拓斗を殴った。
気を失ったことを確認し、携帯を取り出し夕貴と電話した。
「何?歩希終わったの?」
「終わったよ。とりあえず来てくれないか?」
「行くのはいいけど。」
「それじゃ、なるべくはやく来てくれ!」
そして電話をきった。
オーバーオールが終わり、痛みはあまり無いが疲労感は今までに感じたことない程強かった。
夕貴が来る間、俺は同期の手当をしていた。大河さん以外は死んではなかった。
15分程度経ち、夕貴が来た。
「そんで何よ?てか、みんなは?」
「大河さん以外は生きてる。」
「大河は死んじゃったの?」
「うん。」
「なんで処理班を呼んでないの?」
「呼ぶ前にお願いがある。」
「何よ?」
「拓斗を対能力者撲滅局に入れてくれ。」
「ダメよ。と言いたいところだけど、今は対能力者撲滅局は人材不足だからいいわよ。」
「いいの?」
「えぇー。だって今対能力者撲滅局が何人いるか知らないの?53人よ、それに対してAPOは80人以上居るのよ。背に腹はかえられないわよ。」
「なら良かった。実力は俺が保証するぜ。」
その言葉を言い終え、俺は気を失った。
起きると俺は病院のベッドの上にいた。
「歩希、起きたか。」
「なんで起きて最初に喋りかけてくるのが快知なんだよ。」
「俺達3人は親友だろー。」
その言葉に違和感を覚え周りの見る。すると快知、蓮くん、結衣さん、拓斗、って「拓斗?なんでここに?」
「俺も起きたらここにいて対能力者撲滅局局長の夕貴さんに、俺が気絶した後の事を聞いて、結衣さんと蓮くんとついでに快知に謝って、対能力者撲滅局に入ったからここに居る。ありがとう歩希。」
「あれ?今、僕にはついでって。」
「快知うるさい。」
「ごめん。」
「でも、歩希には感謝はしているが恨んでもいる。」
「なんで?」
「6本バッキバキなんだよ。一番重症なんだぞ。」
「あれは拓斗のバリアが硬いのが悪い。」
「えっ!俺が悪いの?」
「まて、今僕空気になってる。」
「黙ってろ、サル。」
「何ー、サルが可哀想だろ。」
「でも俺と快知、拓斗がもう一度と3人でまたこうやって話せるとは思ってなかったな。しかも病院のベッドの上で。」
そして3人で「ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
と笑っていたは看護師の人が部屋に入って来て注意された。その後、もう一度寝た。
朝になったらしく、誰かが俺にこれをかけてきた。
「……て…………お…て………歩希起きろ。」
「はい。」
そして俺は飛び起きた。
声をかけてきた人は
「夕貴か。」
「夕貴か。じゃないわよ。」
「そんでなんだよ?」
「起きたって聞いたから一応お見舞いに来てあげたのよ。」
「思ったけど、なんで俺は入院してんの?」
「貧血よ。」
「でも俺は1回も攻撃受けてないぞ。」
「腕を切ったでしょ。深く切りすぎたのよ。」
「そうだったな、あの時オーバーオールも使ってたから痛みを感じてなかったから。」
「バカね。」
「まぁーな。」
「とりあえず約束どうり拓斗を対能力者撲滅局に入れといたわよ。」
「ありがとう。」
「それじゃ、私学校行くから。」
「じゃーな、友達作れよ。」
そして3日後みんな退院した。その3間で拓斗は蓮くんとも結衣さんとも仲良くなっていた。
「ただいまー。」
「おー、弟よ、帰還したか。」
「毎回あんなのやんの?」
「まぁーね。でも途中で歩希以外の人が戦闘不能になったんでしょ。」
「うん。」
「初任務だし、今回の相手正直上級者向けだし。」
「そうなの?」
「うん。そして次の仕事はいつなの?」
「明日、夕貴の部屋に来いだって。」
「ガンバ。」
「それじゃ、俺寝るから。」
そして俺は寝た。
俺は今、夕貴の部屋に居た。
一人だと思っていたが隣には奏斗さんが居た。
「あなた達には海外に飛んでもらうわ。」
次回、ボディガード編
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