「因縁の相手」

著恋凛

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2章、特訓&初任務編

10話(26話)「罪の意識」

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と言うと夕貴は驚いた顔をしいた。
「どうして?」
「最近考えたんだ、いくらなんでも怪しい組織、まぁー薬物とかはやってる所もあったが殺す必要は無かった、だから俺は罪を償おうと思ってね。」
「あんたね。確かに殺しは良くないけど、書いたでしょ、あなたに最初にメールをした時最後の一文、君の罪は帳消しにするって。」
「そういえば書いてあったな。」
「だから今の歩希にはなんの罪が無いの。」
「じゃあー、全部終わったら誰か殺すか。」
「はぁー、あんたやっぱバカね。速く戻るわよ。」
と夕貴が言い部屋へ戻った。
「はぁー、ヤバいわね。」
と言った夕貴の後ろから部屋を見ると、蓮くんと天王寺さんの子供達と20才越えの人達は寝ていた。(ついでに快知も猿のモノマネを30分ぐらいやり続けて疲れて寝ていた。)結衣さんは俺と夕貴が居なくなっていた事に気づいたらしくオドオドしていた。
「とりあえず、歩希は蓮と天王寺を家に連れて行って。」
「俺は蓮くんの家は知ってるけど天王寺さんの家は知らんぞ。」
「えーっと、これ天王寺の住所。」
と言い紙を渡された。
「とりあえず、蓮くんから送って来る。てか夕貴は眠くない?」
「残業にはなれてるわ。」
と悲しい事を言ってきた。
「私は結衣と片付けと一人暮らし組に毛布をかけとくから。」
俺は蓮くんをおんぶし部屋を出て、蓮くんの家に送った。
15分ほど蓮くんを起こさないように歩いた。
家に着きインターホンを鳴らした。
「はい?」
「蓮くんの同期の前村歩希です。蓮くん寝ちゃったので送りに来ました。」と言うと。
「ありがとうございます。今行くので待っていてください。」
と言われ待っているとドアが開いた。
「すいませんわざわざ。」
「いえいえ。」
と言いながら蓮くんを渡した。
「蓮くんお届けしました。では。」
「今度蓮と遊んであげてください。」
「蓮くんさえ良ければ。」
と言い警視庁本部へ戻った。
「おかえり、そして行ってらっしゃい。」
と言い天王寺を渡された。
「はぁー、行ってきます。」
と言い部屋を出て住所を書いた紙を見ながら歩いていると。
「あれ?確か歩希くん?」
「天王寺さん起こしちゃいましたか。」
「天王寺でいい、あと敬語じゃなくていいから。」
「てか、家こっちであってる?」
「あってるよー。」
「それじゃちょっとペースあげるよ。」
「行け、歩希くん号。」
と言った。
それから数十分ちょっと話をしていたら家についた。
「ここで合ってる?」
「合ってるよー。」
え?まじ?蓮くんの家もデカかったが天王寺くんの家ってもうお城じゃん。
「送ってくれてありがとうー。」
と言い家に戻って行った。それを確認し部屋に戻った。…
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