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EPISODE104

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んで、どうするよ、俺。 
必死に脳をフル回転させるが答えが出てくる様子もない。この無能の脳め!
・・・・無能の脳・・・・ぷぷっ
「何か向こう側にあるのかな? それとも扉が外れちゃったかな?」
「まぁ、どちらにしろ扉が開かないのは確かだし、最悪今日はここで泊まることになりそうだな・・・・」
うぅ、スマホも無いのにどうやって後12時間以上暇を潰せって言うんだよ・・・俺死ぬぞ。 
「そうだね。ま、水や食事は別にしなくても生きていけるし、何とかなるでしょ」
立ったままでは疲れるので俺もピアノの後ろにある椅子に座った。
「俺さ、何気にピアノ弾けるんだよね!」
「え? そうなの? なんか弾いてみてよ」
「わかった」
そう言い、俺はピアノの上で指を踊らせた。




「ひとつ言っていい?」
1曲弾き終えた時、実莉がジト目でそんな問いを投げかけてきたので、俺はそれを承諾した。
そして実莉は一言・・・・
「なんで猫踏んじゃったなのよ!」
「だって、なんでもいいって・・・」
「修、実はピアノ弾けないんじゃ・・・」
「は? 弾けるし!」
そしてまた俺はピアノの上で指を踊らせた、今度は最近流行っている曲を。


「どうだ!」
胸を張り、ドヤる俺をスルーし、実莉は喋った。
「話、戻るんだけどさ、人間は飲食せずとも半日は余裕なわけじゃん。・・・・でも、尿意はそう半日も我慢出来るものじゃない・・・・要するに、私御手洗に行きたくなってきた」
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