俺の大っ嫌いな不良ギャルが妹になっちゃっいました!?(嘘)

EPISODE85 実莉version

写真撮る時に少しのごたつきがあったが、何とかゴンドラに乗り込むことが出来た。
「今日は誘ってくれてありがとう。すごく楽しかったよ」
座ってすぐにそんな事を修は言ってくれた。
「そう！良かったぁ」
少し不安だったが修が楽しんでくれたなら私も嬉しい。
ホントに良かった！おもんなかったとか言われたら私多分3日は寝込むところだったな。
そんな事よりプレゼント！
どう渡すか？どの場面で渡すか？どうしよう？
でも、やっぱり渡すなら・・・・ゴンドラが頂上の時だよね！
うん。頂上に言った時に渡そう。渡そう・・・・渡そう！
大丈夫、プレゼント受け取らないなんて聞いたことないし、それに修だよ？平気だよ、喜んでくれる。でも、喜んでくれなかったら・・・・・
いやいや、そんな事考えちゃダメ！
ポジティブシンキング！ネガティブな思考は考えない。
カバンの中をちょっと見ると「こんにちは！」と言う感じで黒い長方形の箱が見える。
待っててね、プレゼントくん！すぐに修に渡してあげるから！
あーーーやばい！緊張する。
「そろそろ夏休みも終わりだな」
呟くように言う修の言葉に私はすぐに返答する。
「そうだね。高二の夏休み・・・・来年は受験生だからここまで遊べないね」
修と話すと少し緊張が和らぐ気がする。このまま雑談して緊張を忘れよう！
そして気づいた時には頂上手前まで来ていた。