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EPISODE34
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イルカショーを見るために俺たちはイルカショーを見るための専用席の後ろ側に座っていた。前列だと濡れるからほとんど人はいない。
「さぁ、皆さんこんにちは。本日は○○水族館にお越しいただき、ありがとうございます。では、今からイルカのシーちゃん、チーちゃん、キーちゃんによるイルカショーです!」
そうイルカのパートナーさんが言うと同時に水面に3匹のイルカが姿を現す。3匹とも同じ速さで円を描くように泳ぐ。
そして、パートナーさんが右手を左下から右上へと、大きく振り上げるとイルカも同時に水面から飛び出し、弧を描くようにしてもう一度水面へと姿を消す。
その後、イルカ同士でボールを落とさずにパスし合ったり、空中で3回転したり、質の高い芸が続いた。
「いやぁ、思いのほか面白かったな。」
席を立ち、背伸びしながら俺はそう呟く。
「それじゃ、そろそろホテルにでも、行くか。」
親父がそういい、歩き始めたので皆着いていく。
水族館を出て、歩いて数十分歩くとホテルに着いた。ごくごく一般的なホテルだ。
チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いた俺は暇になったので、お土産コーナーを見に行っていた。
「いやぁ、流石沖縄、いっぱい売ってますね。」
そう言いながら、商品を見ていると、首里城で会った中学生がまた近づいてきた。
「画面の前の皆さんこんにちは!
前回はあんなに張り切ってたのにごめんなさい。でもね、リアルも落ち着いてきたし、そろそろ再開しようと思ってるからよろしくね!あと、もう少ししたら新キャラ出てくるからお楽しみに!」
そう言って、中学生は去っていった。
「まじでなんなんだ?」
俺の言葉はお土産コーナーで静かに消えるのだった。
「さぁ、皆さんこんにちは。本日は○○水族館にお越しいただき、ありがとうございます。では、今からイルカのシーちゃん、チーちゃん、キーちゃんによるイルカショーです!」
そうイルカのパートナーさんが言うと同時に水面に3匹のイルカが姿を現す。3匹とも同じ速さで円を描くように泳ぐ。
そして、パートナーさんが右手を左下から右上へと、大きく振り上げるとイルカも同時に水面から飛び出し、弧を描くようにしてもう一度水面へと姿を消す。
その後、イルカ同士でボールを落とさずにパスし合ったり、空中で3回転したり、質の高い芸が続いた。
「いやぁ、思いのほか面白かったな。」
席を立ち、背伸びしながら俺はそう呟く。
「それじゃ、そろそろホテルにでも、行くか。」
親父がそういい、歩き始めたので皆着いていく。
水族館を出て、歩いて数十分歩くとホテルに着いた。ごくごく一般的なホテルだ。
チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いた俺は暇になったので、お土産コーナーを見に行っていた。
「いやぁ、流石沖縄、いっぱい売ってますね。」
そう言いながら、商品を見ていると、首里城で会った中学生がまた近づいてきた。
「画面の前の皆さんこんにちは!
前回はあんなに張り切ってたのにごめんなさい。でもね、リアルも落ち着いてきたし、そろそろ再開しようと思ってるからよろしくね!あと、もう少ししたら新キャラ出てくるからお楽しみに!」
そう言って、中学生は去っていった。
「まじでなんなんだ?」
俺の言葉はお土産コーナーで静かに消えるのだった。
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