39 / 67
第6章 ラクサスの牧場生活編
ドリアとの再会と死霊の襲撃
しおりを挟む
ドリアが自領にやって来たのはラクサスが牧場長に就任してしばらくしてからだった。
ドリアは以前ラクサスがボルケニアに派遣されてからしばらく会っていなかった。
ラクサスは嬉々として牧場のすぐ近くで通りに面したところにある自分の家に迎えた。
「久しぶりだな親父。四天王の仕事は順調か?」
「ラクサスよ。以前のボルケニアの防衛任務の成功、ご苦労であった」
「ああ親父ありがとよ。わざわざ俺に礼を言うために来たのか?」
ラクサスが尋ねるとドリアは笑って。
「いや、貴様の仕事ぶりでも見に行こうと思ってな」
「はいはい、そうですか。で、親父は俺をこんな牧場に配置して何を考えているんです?」
ラクサスは一度父であり魔王軍四天王のドリアに聞いておきべきことである。彼はなぜラクサスをこんな牧場の主にしたか。恐らく親父の入れ知恵に違いない。アンジェラやアルフレッドでは…いやアンジェラなら万に一つの可能性でやるかも…あの人変人だし。と頭の中で苦笑した。
「それはあれだ。お前が魔物を従える実力において吾輩すら超越しているからだ。さすがは悪魔族であるな」
「ふぅむ…それは分かっているんだ。問題はなぜ俺が王都から離れたところに配置されたのかだよ。まさか俺に魔物たちの世話をさせる半隠遁生活を送らせる気ではないだろうし。」
ラクサスの疑問は尤もだ。牧場で自分の屋敷を持てたことは大きいがそもそもマンドラゴラが多く住んでいるとはいえ一人暮らしには広すぎるし、そもそも暇だ。大体自身は魔王軍の若手だしもっと実地に行って働きたい。
「まぁ……実はな」
とドリアが語ろうとした時、ドタドタと小さな音がした。これはマンドラゴラの足音だ。どうやら急ぎの用があると見える。
「この足音はマンドラゴラ5号だな。どうした?井戸で水を汲んでた10号が井戸にでも落ちたか?それとも19号がまた霊剣連中にちょっかい掛けたんか?」
ラクサスはドアを開けると中にマンドラゴラ5号を入れた。
ラクサスはしばらく働いていつの間にかマンドラゴラの見分けがつくようになっていた。今ではそれぞれに1号から30号まで名前を付けて一緒に働いている。その内マンドラゴラにも各々特徴があることが分かった。今来た5号(番号は目についた順で適当につけている)なんかは主にスライムに乗って牧場内を見回ることが任務だ。そのため何か異常があると一番にラクサスに知らせて来るのが慣例となっている。
5号は両手でフリップを掲げた。まだ平仮名しか書けないがラクサスが教えている。
『らくさすさん たいへんです。』
「うん?どうした?」
『まものがきてます。』
「え?魔物?!どんな奴だ?」
『すごくすごくおおきいです。』
「分かったよ。今行く。」
ラクサスはそう言うとドアを開けたまま出ていった。
「親父、悪いな。ちょっと行ってくるな。」
そう言うとラクサスはポチに乗って行くことにした。
「おおラクサス、行くのか?なら吾輩も行こう。」
「え?親父も来るん?まぁいいけど。」
ラクサスはポチに跨るとドリアもその後ろに乗った。
「人二人分だけども頑張ってくれよな。ポチ」
ラクサスはそうポチに言うとポチは飛び上がった。
「おお、これはなかなか乗り心地が良いな。」
ドリアはそう感嘆の声を上げるとラクサスに尋ねる。
「ラクサスよ。貴様がここに配属された理由だがな…その魔物とやらに関係している。」
「そう?どんな魔物なんだ?ヘビモスとかあの辺りか?」
「うむ。まぁ良いから行くとしよう。」
二人はそう言うとポチで飛んで行った。
ラクサスがいる牧場のすぐ近くの街は空前絶後の大騒動に見舞われようとしていた。
街に移動する一団。その姿は行商の一団のようにも見えるよく見るとそれぞれが武器を持っていることが分かる。剣、槍、戦斧それらが持っているものはこの集団が決して平和なものではないことを示している。
そしてこの集団を形作るもの。それは彼らが生きた人間ではないということだ。全身骸骨で一般的に死霊とも言われる彼らは街に襲来しようとしていた。
優秀な街の見張りは望遠鏡でそれを確認し、ラクサスのいる牧場にそのことを伝えるように指示をしたのだった。
「ったくいったい誰の指示だよ…」
見張りはそう呟く。これで襲来は何度目か、そのたび魔王軍に助けられてきたが被害は多少なりとも出てしまっていた。彼は小槌を取るとドラをガンガン打ち鳴らした。
「襲撃だァ!逃げろォ!女子供と食糧は優先して守れェ!」
その声に反応して街の住民たちは蜘蛛の子を散らすように逃げだした。
それとすれ違うように武器を持ったものが出て来る。
「ったく…何度目だよ~。」
そう呆れた声で言うのは小柄なリスの獣人、ネロである。軍帽を被り腰に2本の軍刀を帯び体には額にある巨大な傷が残っている。これだけでこの男が強者であることが伝わるだろう。彼の横に立った大男が言う。
「キャプテンネロ!また野郎どもですか!」
「うにゃぁ~。野郎ども…その表現が正しいのかね?相手は骸骨だ。オスメスの違いなんて分からないだろ。」
ネロはそう言うと周囲の城壁を見渡したあちこちに砲台が備え付けてある。これも使う機会は最近までなかったのだが…
「これもまた買い直しかねぇ…まあいい…」
「撃てェ!!」
ネロが開眼するとともに上の砲台から砲撃音が鳴り響く。
開戦である。
しかし相手はと言うと一度は死んでいるのだから痛みなんて感じるわけがない。一撃は効いたとはいえ進撃は続く。
「ヤャァァァァァァ!」
ネロはそう叫ぶと腰から洋刀を抜き取ってかざす。すると周囲にいた騎士たちが突撃していく。
「根性見せろ!僕の分も残しておけよ~!」
ネロがそう言って自身も行こうとしたところで後ろの味方から声がかかる。
「ネロさん。お客様です。」
「何だ!今忙しいんだが。」
「ドリア様ですが。」
「は?四天王が?」
ネロは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
「ネロよ。息災であったか。」
「これはこれはドリアさん。一体何があったんですか。僕は今からあのガイコツ連中に磨き上げた二刀流で突撃をしたくてウズウズしてるんですがね。」
「落ち着け貴様の悪い癖だ。ラクサスを紹介する。きっと役に立つだろう。」
そう言ってネロが見てみるとそこにはラクサスがいた。
「ラクサス…聞いたことあるな。てか僕より背が高いな許せん!」
そう怒るネロをラクサスは変な感じで見ていた。
「とりあえず邪魔はしないこと。あとこの町を守り切ることこれが認める条件ね。」
「あぁ分かりました。」
「タメ口でいい。僕そう言うの慣れないんだよ。」
ネロはそう言ってにカッと笑って突撃していった。
ドリアは以前ラクサスがボルケニアに派遣されてからしばらく会っていなかった。
ラクサスは嬉々として牧場のすぐ近くで通りに面したところにある自分の家に迎えた。
「久しぶりだな親父。四天王の仕事は順調か?」
「ラクサスよ。以前のボルケニアの防衛任務の成功、ご苦労であった」
「ああ親父ありがとよ。わざわざ俺に礼を言うために来たのか?」
ラクサスが尋ねるとドリアは笑って。
「いや、貴様の仕事ぶりでも見に行こうと思ってな」
「はいはい、そうですか。で、親父は俺をこんな牧場に配置して何を考えているんです?」
ラクサスは一度父であり魔王軍四天王のドリアに聞いておきべきことである。彼はなぜラクサスをこんな牧場の主にしたか。恐らく親父の入れ知恵に違いない。アンジェラやアルフレッドでは…いやアンジェラなら万に一つの可能性でやるかも…あの人変人だし。と頭の中で苦笑した。
「それはあれだ。お前が魔物を従える実力において吾輩すら超越しているからだ。さすがは悪魔族であるな」
「ふぅむ…それは分かっているんだ。問題はなぜ俺が王都から離れたところに配置されたのかだよ。まさか俺に魔物たちの世話をさせる半隠遁生活を送らせる気ではないだろうし。」
ラクサスの疑問は尤もだ。牧場で自分の屋敷を持てたことは大きいがそもそもマンドラゴラが多く住んでいるとはいえ一人暮らしには広すぎるし、そもそも暇だ。大体自身は魔王軍の若手だしもっと実地に行って働きたい。
「まぁ……実はな」
とドリアが語ろうとした時、ドタドタと小さな音がした。これはマンドラゴラの足音だ。どうやら急ぎの用があると見える。
「この足音はマンドラゴラ5号だな。どうした?井戸で水を汲んでた10号が井戸にでも落ちたか?それとも19号がまた霊剣連中にちょっかい掛けたんか?」
ラクサスはドアを開けると中にマンドラゴラ5号を入れた。
ラクサスはしばらく働いていつの間にかマンドラゴラの見分けがつくようになっていた。今ではそれぞれに1号から30号まで名前を付けて一緒に働いている。その内マンドラゴラにも各々特徴があることが分かった。今来た5号(番号は目についた順で適当につけている)なんかは主にスライムに乗って牧場内を見回ることが任務だ。そのため何か異常があると一番にラクサスに知らせて来るのが慣例となっている。
5号は両手でフリップを掲げた。まだ平仮名しか書けないがラクサスが教えている。
『らくさすさん たいへんです。』
「うん?どうした?」
『まものがきてます。』
「え?魔物?!どんな奴だ?」
『すごくすごくおおきいです。』
「分かったよ。今行く。」
ラクサスはそう言うとドアを開けたまま出ていった。
「親父、悪いな。ちょっと行ってくるな。」
そう言うとラクサスはポチに乗って行くことにした。
「おおラクサス、行くのか?なら吾輩も行こう。」
「え?親父も来るん?まぁいいけど。」
ラクサスはポチに跨るとドリアもその後ろに乗った。
「人二人分だけども頑張ってくれよな。ポチ」
ラクサスはそうポチに言うとポチは飛び上がった。
「おお、これはなかなか乗り心地が良いな。」
ドリアはそう感嘆の声を上げるとラクサスに尋ねる。
「ラクサスよ。貴様がここに配属された理由だがな…その魔物とやらに関係している。」
「そう?どんな魔物なんだ?ヘビモスとかあの辺りか?」
「うむ。まぁ良いから行くとしよう。」
二人はそう言うとポチで飛んで行った。
ラクサスがいる牧場のすぐ近くの街は空前絶後の大騒動に見舞われようとしていた。
街に移動する一団。その姿は行商の一団のようにも見えるよく見るとそれぞれが武器を持っていることが分かる。剣、槍、戦斧それらが持っているものはこの集団が決して平和なものではないことを示している。
そしてこの集団を形作るもの。それは彼らが生きた人間ではないということだ。全身骸骨で一般的に死霊とも言われる彼らは街に襲来しようとしていた。
優秀な街の見張りは望遠鏡でそれを確認し、ラクサスのいる牧場にそのことを伝えるように指示をしたのだった。
「ったくいったい誰の指示だよ…」
見張りはそう呟く。これで襲来は何度目か、そのたび魔王軍に助けられてきたが被害は多少なりとも出てしまっていた。彼は小槌を取るとドラをガンガン打ち鳴らした。
「襲撃だァ!逃げろォ!女子供と食糧は優先して守れェ!」
その声に反応して街の住民たちは蜘蛛の子を散らすように逃げだした。
それとすれ違うように武器を持ったものが出て来る。
「ったく…何度目だよ~。」
そう呆れた声で言うのは小柄なリスの獣人、ネロである。軍帽を被り腰に2本の軍刀を帯び体には額にある巨大な傷が残っている。これだけでこの男が強者であることが伝わるだろう。彼の横に立った大男が言う。
「キャプテンネロ!また野郎どもですか!」
「うにゃぁ~。野郎ども…その表現が正しいのかね?相手は骸骨だ。オスメスの違いなんて分からないだろ。」
ネロはそう言うと周囲の城壁を見渡したあちこちに砲台が備え付けてある。これも使う機会は最近までなかったのだが…
「これもまた買い直しかねぇ…まあいい…」
「撃てェ!!」
ネロが開眼するとともに上の砲台から砲撃音が鳴り響く。
開戦である。
しかし相手はと言うと一度は死んでいるのだから痛みなんて感じるわけがない。一撃は効いたとはいえ進撃は続く。
「ヤャァァァァァァ!」
ネロはそう叫ぶと腰から洋刀を抜き取ってかざす。すると周囲にいた騎士たちが突撃していく。
「根性見せろ!僕の分も残しておけよ~!」
ネロがそう言って自身も行こうとしたところで後ろの味方から声がかかる。
「ネロさん。お客様です。」
「何だ!今忙しいんだが。」
「ドリア様ですが。」
「は?四天王が?」
ネロは鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。
「ネロよ。息災であったか。」
「これはこれはドリアさん。一体何があったんですか。僕は今からあのガイコツ連中に磨き上げた二刀流で突撃をしたくてウズウズしてるんですがね。」
「落ち着け貴様の悪い癖だ。ラクサスを紹介する。きっと役に立つだろう。」
そう言ってネロが見てみるとそこにはラクサスがいた。
「ラクサス…聞いたことあるな。てか僕より背が高いな許せん!」
そう怒るネロをラクサスは変な感じで見ていた。
「とりあえず邪魔はしないこと。あとこの町を守り切ることこれが認める条件ね。」
「あぁ分かりました。」
「タメ口でいい。僕そう言うの慣れないんだよ。」
ネロはそう言ってにカッと笑って突撃していった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

「君を愛するつもりはない」と言ったら、泣いて喜ばれた
菱田もな
恋愛
完璧令嬢と名高い公爵家の一人娘シャーロットとの婚約が決まった第二皇子オズワルド。しかし、これは政略結婚で、婚約にもシャーロット自身にも全く興味がない。初めての顔合わせの場で「悪いが、君を愛するつもりはない」とはっきり告げたオズワルドに、シャーロットはなぜか歓喜の涙を浮かべて…?
※他サイトでも掲載中しております。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる