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オーディアス攻略作戦
卓球を始めるタイプのJK
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「パイルバンカー!」
オーディアスのほぼ中央に設置された噴水を、得意の釘打ちパンチでぶっ壊す。噴水の下からは新たな道が見つかった。
「ここまでは、エターナルシアと同じだな」
ヨイニが道の奥を覗き込みながら言った。
「アニーちゃん、出入り口に罠とかって無い?」
ゴングマンさんが、ニヤニヤしながら私の方へ話を振ってくる。風間流の技を扱う彼には、多分私が本家の人間だとわかっているのだろう。
「なにゆえ私に聞くのかな?」
「うーん、何となく?」
「がるるるる!」
私とゴングマンさんが無意味な会話の応酬をしている中、ヨイニがサクサクと話を進める。
「ま、とりあえずクダンちゃんお願い」
「は、はぃい……!」
ヨイニの指示で、クダンちゃんが全身を恐怖でバイブレーションモードの携帯端末みたいに震わせながらダンジョンへ入る。
「だ、大丈夫そうです!」
ダンジョンの中から、クダンちゃんの声が聞こえる。私たちは無言で頷いて中へと入っていった。
ダンジョンの中に入ると、そこは巨大なアリーナ。壁の端に並べられた灯籠から放たれる不気味な光が石畳の上を蠢いている。中央には、人の形をした不気味なモンスターの影がいくつも佇んでいた。
「えっみなさん何で?」
「へ?」
中で地面へへばり付くようにして罠を調べていたクダンちゃんが驚いたような声を上げる。それとほぼ同時に、最後で何かが重く閉じる音が響いて、私たちの勇逸の脱出路が塞がれた。
「幻言師シャウトマスター……あいつか」
ゴングマンさんがアリーナの中央に佇むモンスターの名前を確認する。シャウトマスターは手に持った法螺貝をおろしてニヤリと笑った。
「GIIIIILIIIIAALAAAAAAAAA!!!!」
シャウトマスターが法螺貝を私たちの方へ向けながら口へ咥える。直後、爆音と共に衝撃波が放たれた。
「縮地ぃ!」
シマーズさんが即座に反応して、移動スキルによってシャウトマスターの眼前へと迫る。
「五頭龍閃!」
納刀の状態から、居合い切りと同時に5つの斬撃が襲いかかる。しかしそれは、影から現れたもう1人のモンスターに阻まれる。
両腕に大きな籠手のような物をはめ込んだ人型のモンスター、上部には防雷のエクリプスディフェンダーと表示されていた。
「影踏み!」
ワンテンポ遅れて、私も移動スキルでシマーズさんの方へと飛ぶ。その動きには、すごく見覚えがある。
風間流裏秘技の1つ、撃雷八方陣だ。両腕の有機的に動かし、領域内のあらゆる攻撃を防ぐ。
「ヨイニ!」
この技を突破する一番簡単な方法は、撃雷八方陣に撃雷八方陣をぶつけることだ!
「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらぁああああ!!!」
私も撃雷八方陣を展開する。半ば無識の領域で、モンスターと私の両腕がお互いを領域から弾き出そうとぶつかり合う。
高速、かつ連続でお互いの籠手がぶつかり合い、火花が散り、やがて周囲にプラズマが発生する。
「カバームーブ!」
エクリプスディフェンダーとお互いの領域を削りあい、無防備になった瞬間、大槍を構えたヨイニが私の前に現れる。
「エンペラー・チャージ!」
黄金に輝くエフェクトと共に、防御を失ったモンスターへ大槍が突き出される。それは深々と突き刺さった。
「おりゃぁぁああああ!!」
ヨイニは止まることなく、そのままモンスターを串刺しにしたままアリーナの端へと突き抜けていく。
「これでどうだ!!」
刀を大上段に構えたシマーズさんが、シャウトマスターへ刀を振り下ろす。だけど、これも当たらない。
「シュコー!」
別のモンスターが、刀の腹を殴るようにしてシマーズさんの刀の軌道を逸らす。風間流の"白刃弾き"だ。
モンスターの頭上には"刃拳のデュアルストライカー"という文字が浮かんでいた。
「おらぁぁあぁああ!!」
やや遅れて、ゴングマンさんが飛び上がり踵落としをシャウトマスターへ放つ、だけどこれも届かない。
空を舞う人影、頭上には"空襲のスカイウォーカー"の文字が浮かんでいた。ここまでの流れで、もう察してしまう。
「ゴングマンさん、避けて!!」
咄嗟に叫ぶも、間に合わない。
「なんっ」
逆さ風鈴と空蝉返し、そして鷹穿ちは全て1人の人間によって編み出された秘技らしい。
放たれた矢のように空中を駆けた人影が、ゴングマンさんへ空中回転踵落とし、鷹穿ちを放つ。
「**************!」
後方から、聞き取れない程の速度で高速の詠唱がシュクレによって紡がれる。即座に、味方を避けながら雷撃がモンスター達を襲う。
「あぁぁああそれはだめー!」
「えっ」
この流れ、間違いなくアレができるやつもいる。風間家に関する理解度の差によって私は咄嗟に上空へと飛び上がった。
バチバチバチ! シュクレの放った雷の魔法が一体のモンスターへと集約されていく。
「チャージ」
モンスターの名前は、雷光のストームブリンガー。くるぞ、風間流裏秘技の中でも屈指の謎技。
雷返しだ。
「ライトニング!」
ストームブリンガーへ集まった雷は、やがて彼の握った刀へと収束していき、放たれる。
私はあえてその前に飛び出して、その雷撃を全て受け止めた。そして、即座に同じ事をやり返す。
「させるかぁああ!」
雷返し返しだ!
雷の斬撃をストームブリンガーへ放つと同時に、一瞬の浮遊感の後に体が落下していく。
「えっちょまっ!」
雷返しを受けたストームブリンガーが、体を痙攣させながら再び構える。
雷返し返し返しだ!
「アババババ!」
ストームブリンガーの攻撃をモロに受けて、地面が近すぎて放電が発生しHPがゴリゴリと削れていく。
足が地面へと着く直前、体を捻ってそれを拒否。片腕へ槍のように収束させた雷を再びストームブリンガーへと返した。
雷返し返し返しだ!!
オーディアスのほぼ中央に設置された噴水を、得意の釘打ちパンチでぶっ壊す。噴水の下からは新たな道が見つかった。
「ここまでは、エターナルシアと同じだな」
ヨイニが道の奥を覗き込みながら言った。
「アニーちゃん、出入り口に罠とかって無い?」
ゴングマンさんが、ニヤニヤしながら私の方へ話を振ってくる。風間流の技を扱う彼には、多分私が本家の人間だとわかっているのだろう。
「なにゆえ私に聞くのかな?」
「うーん、何となく?」
「がるるるる!」
私とゴングマンさんが無意味な会話の応酬をしている中、ヨイニがサクサクと話を進める。
「ま、とりあえずクダンちゃんお願い」
「は、はぃい……!」
ヨイニの指示で、クダンちゃんが全身を恐怖でバイブレーションモードの携帯端末みたいに震わせながらダンジョンへ入る。
「だ、大丈夫そうです!」
ダンジョンの中から、クダンちゃんの声が聞こえる。私たちは無言で頷いて中へと入っていった。
ダンジョンの中に入ると、そこは巨大なアリーナ。壁の端に並べられた灯籠から放たれる不気味な光が石畳の上を蠢いている。中央には、人の形をした不気味なモンスターの影がいくつも佇んでいた。
「えっみなさん何で?」
「へ?」
中で地面へへばり付くようにして罠を調べていたクダンちゃんが驚いたような声を上げる。それとほぼ同時に、最後で何かが重く閉じる音が響いて、私たちの勇逸の脱出路が塞がれた。
「幻言師シャウトマスター……あいつか」
ゴングマンさんがアリーナの中央に佇むモンスターの名前を確認する。シャウトマスターは手に持った法螺貝をおろしてニヤリと笑った。
「GIIIIILIIIIAALAAAAAAAAA!!!!」
シャウトマスターが法螺貝を私たちの方へ向けながら口へ咥える。直後、爆音と共に衝撃波が放たれた。
「縮地ぃ!」
シマーズさんが即座に反応して、移動スキルによってシャウトマスターの眼前へと迫る。
「五頭龍閃!」
納刀の状態から、居合い切りと同時に5つの斬撃が襲いかかる。しかしそれは、影から現れたもう1人のモンスターに阻まれる。
両腕に大きな籠手のような物をはめ込んだ人型のモンスター、上部には防雷のエクリプスディフェンダーと表示されていた。
「影踏み!」
ワンテンポ遅れて、私も移動スキルでシマーズさんの方へと飛ぶ。その動きには、すごく見覚えがある。
風間流裏秘技の1つ、撃雷八方陣だ。両腕の有機的に動かし、領域内のあらゆる攻撃を防ぐ。
「ヨイニ!」
この技を突破する一番簡単な方法は、撃雷八方陣に撃雷八方陣をぶつけることだ!
「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらぁああああ!!!」
私も撃雷八方陣を展開する。半ば無識の領域で、モンスターと私の両腕がお互いを領域から弾き出そうとぶつかり合う。
高速、かつ連続でお互いの籠手がぶつかり合い、火花が散り、やがて周囲にプラズマが発生する。
「カバームーブ!」
エクリプスディフェンダーとお互いの領域を削りあい、無防備になった瞬間、大槍を構えたヨイニが私の前に現れる。
「エンペラー・チャージ!」
黄金に輝くエフェクトと共に、防御を失ったモンスターへ大槍が突き出される。それは深々と突き刺さった。
「おりゃぁぁああああ!!」
ヨイニは止まることなく、そのままモンスターを串刺しにしたままアリーナの端へと突き抜けていく。
「これでどうだ!!」
刀を大上段に構えたシマーズさんが、シャウトマスターへ刀を振り下ろす。だけど、これも当たらない。
「シュコー!」
別のモンスターが、刀の腹を殴るようにしてシマーズさんの刀の軌道を逸らす。風間流の"白刃弾き"だ。
モンスターの頭上には"刃拳のデュアルストライカー"という文字が浮かんでいた。
「おらぁぁあぁああ!!」
やや遅れて、ゴングマンさんが飛び上がり踵落としをシャウトマスターへ放つ、だけどこれも届かない。
空を舞う人影、頭上には"空襲のスカイウォーカー"の文字が浮かんでいた。ここまでの流れで、もう察してしまう。
「ゴングマンさん、避けて!!」
咄嗟に叫ぶも、間に合わない。
「なんっ」
逆さ風鈴と空蝉返し、そして鷹穿ちは全て1人の人間によって編み出された秘技らしい。
放たれた矢のように空中を駆けた人影が、ゴングマンさんへ空中回転踵落とし、鷹穿ちを放つ。
「**************!」
後方から、聞き取れない程の速度で高速の詠唱がシュクレによって紡がれる。即座に、味方を避けながら雷撃がモンスター達を襲う。
「あぁぁああそれはだめー!」
「えっ」
この流れ、間違いなくアレができるやつもいる。風間家に関する理解度の差によって私は咄嗟に上空へと飛び上がった。
バチバチバチ! シュクレの放った雷の魔法が一体のモンスターへと集約されていく。
「チャージ」
モンスターの名前は、雷光のストームブリンガー。くるぞ、風間流裏秘技の中でも屈指の謎技。
雷返しだ。
「ライトニング!」
ストームブリンガーへ集まった雷は、やがて彼の握った刀へと収束していき、放たれる。
私はあえてその前に飛び出して、その雷撃を全て受け止めた。そして、即座に同じ事をやり返す。
「させるかぁああ!」
雷返し返しだ!
雷の斬撃をストームブリンガーへ放つと同時に、一瞬の浮遊感の後に体が落下していく。
「えっちょまっ!」
雷返しを受けたストームブリンガーが、体を痙攣させながら再び構える。
雷返し返し返しだ!
「アババババ!」
ストームブリンガーの攻撃をモロに受けて、地面が近すぎて放電が発生しHPがゴリゴリと削れていく。
足が地面へと着く直前、体を捻ってそれを拒否。片腕へ槍のように収束させた雷を再びストームブリンガーへと返した。
雷返し返し返しだ!!
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