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剛輪禍工業革命-2:工業地帯奪還
担当地域を決めるタイプのJK
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「よぉーし、やるか!」
与一とのチャットを終えて、IAFへログインする。既に親の顔より見たいつもの真っ白なログインルームだ。
*「お帰りなさい。シティ・リビルド・チャレンジの担当地域が未選択です。あと、3日以内にご選択ください」*
真っ白なエリアにAIの声が響く。
「マップ出してー」
*「承知しました。剛輪禍のマップを表示します」*
私の声に答えて、AIが眼前に剛輪禍の修理担当地域を選択する画面を表示した。剛輪禍は全体としては円形をしている。
巨大な摩天楼(倒壊済み)を中心に街並みが広がっていて、その中心を道様に機関車の線路が走っていた。
「じゃあ、メメントモリは中央のエリアを担当するね」
*「承知しました。次に、同イベントの2ndフェーズ、工業地帯奪還の担当エリアを決定してください」*
AIの言葉と共に、次の地図っぽい物が表示される。それは剛輪禍の程近くの川沿いに位置していた。
マップからだと良く分からないけど、煉瓦造りの工場群が立ち並んでいるのが分かる。
「これって、何処はどうとかって分かるの?」
*「はい、対象エリアに配置されたモンスターの平均レベル、モンスターの大まかな配置数、開放後に利用可能な施設の種類がわかります」*
AIの言葉と同時に、眼前に表示されていた地図に新しい情報が追加される。赤字でモンスターレベル、その下にモンスターの配置数が白字で表示された。エリアを示すアイコンはそれぞれ3種類ある。
「このアイコンは何を示しているの?」
*「解放した際に、クランが定期的に入手できる資源と利用可能な施設の種類を示しています」*
「ふーん。それぞれの意味を教えて」
*「承知しました。このアイコンはリソースセンターを示しています」*
AIが答えて、眼前にハンマーとノコギリの交差した様なマークが表示される。さっき見たアイコンの1つだ。
*「リソースセンターは、金属、石材、木材、ガラスなど、さまざまな素材の製造と加工が行えます」*
「建材とかも作れるの?」
*「はい、シティ・リビルド・チャレンジで使用するアイテムの製造も可能です」*
「そっかー、じゃあここは押さえておかないとかなー」
イベント後もクランの所有する施設として使えるなら、後々の事も考えて各素材の製造比率を決めないとだね。
なんか銃とか作ってる連中はいるけど、基本的にこのゲームはファンタジー風のゲームだ。
武器や防具の素材として金属の需要は高い。ただし今後、建築要素が増えてくるなら建材として大量消費が予想される、石材と木材も用意しておきたい。
1つのクランで全部を完結させるのは難しいかもなー。クラン的に無いとマジで困る物以外は割り切って外注できる方が便利そう。
*「このアイコンは、メカニクスラボを示しています」*
私の呟きを他所に、AIが次のアイコンを表示する。今度は鎧の前で、剣と杖が交差している様なアイコンだ。
「もしかして、ここで武器とか防具が作れるの?」
*「はい、詳細な設計、又は実物を用意すれば施設のレベル、規模によって製造が可能です」*
今回のイベントにはあまり関わりの無い施設だけど、今後の事を考えればこれも充実させておきたいね。
*「最後が、アセンブリーヤードです」*
AIが3種類の内、最後のアイコンを表示する。ボルトやネジ、ギアや顕微鏡なんかがごちゃっと纏ったデザインだ。
*「この施設では、比較的大きなアイテムの製造や、施設レベルを上昇させる為の研究が行えます」*
「大きなアイテム? 例えば?」
*「どの様な物を作るかは、プレイヤーに委ねられます」*
具体例は出してくれないらしい。
「……馬車とか?」
*「はい、アセンブリーヤードで馬車等の乗り物を製造は可能です」*
「うーん、だーいたい分かった」
まず、1つのクランで全ての要素を最高ランクにはできない。だからある程度は他のクランと連携をとって分業の体制を取る必要がある。
それを大前提にした場合、足元を見られない為にも3種類の施設はそれぞれ確保した方が良いだろう。
直近のイベントの事を考えれば建材を生産できるリソースセンターを手厚くしたいけど、将来的な観点で言えば素材は外注すれば良い分野でもある。
「じゃあ……ここと、ここと、それからここかな」
諸々の情報を踏まえて、メメントモリに割り当てられているポイントを消費して攻略地域を選択する。
*「選択エリアが非常に高難易度です。問題ありませんか?」*
「うん、たーぶーん……大丈夫」
私は最高難易度のエリアを4つ、高難易度のエリアを3つ、それから普通の難易度のエリアを3つ選択した。
高難易度エリアはガチメンバーで固めて、高~普の難易度エリアはその他の皆に頑張ってもらおう。多分いくつかは攻略失敗するだろうけど、それはもう諦める。最初から無かったと考えよう。
*「設定が完了しました。プレイを再開しますか?」*
「うん、お願い!」
*「承知しました。ログインを開始します」*
AIの言葉と共に、体が転送されていく。
与一とのチャットを終えて、IAFへログインする。既に親の顔より見たいつもの真っ白なログインルームだ。
*「お帰りなさい。シティ・リビルド・チャレンジの担当地域が未選択です。あと、3日以内にご選択ください」*
真っ白なエリアにAIの声が響く。
「マップ出してー」
*「承知しました。剛輪禍のマップを表示します」*
私の声に答えて、AIが眼前に剛輪禍の修理担当地域を選択する画面を表示した。剛輪禍は全体としては円形をしている。
巨大な摩天楼(倒壊済み)を中心に街並みが広がっていて、その中心を道様に機関車の線路が走っていた。
「じゃあ、メメントモリは中央のエリアを担当するね」
*「承知しました。次に、同イベントの2ndフェーズ、工業地帯奪還の担当エリアを決定してください」*
AIの言葉と共に、次の地図っぽい物が表示される。それは剛輪禍の程近くの川沿いに位置していた。
マップからだと良く分からないけど、煉瓦造りの工場群が立ち並んでいるのが分かる。
「これって、何処はどうとかって分かるの?」
*「はい、対象エリアに配置されたモンスターの平均レベル、モンスターの大まかな配置数、開放後に利用可能な施設の種類がわかります」*
AIの言葉と同時に、眼前に表示されていた地図に新しい情報が追加される。赤字でモンスターレベル、その下にモンスターの配置数が白字で表示された。エリアを示すアイコンはそれぞれ3種類ある。
「このアイコンは何を示しているの?」
*「解放した際に、クランが定期的に入手できる資源と利用可能な施設の種類を示しています」*
「ふーん。それぞれの意味を教えて」
*「承知しました。このアイコンはリソースセンターを示しています」*
AIが答えて、眼前にハンマーとノコギリの交差した様なマークが表示される。さっき見たアイコンの1つだ。
*「リソースセンターは、金属、石材、木材、ガラスなど、さまざまな素材の製造と加工が行えます」*
「建材とかも作れるの?」
*「はい、シティ・リビルド・チャレンジで使用するアイテムの製造も可能です」*
「そっかー、じゃあここは押さえておかないとかなー」
イベント後もクランの所有する施設として使えるなら、後々の事も考えて各素材の製造比率を決めないとだね。
なんか銃とか作ってる連中はいるけど、基本的にこのゲームはファンタジー風のゲームだ。
武器や防具の素材として金属の需要は高い。ただし今後、建築要素が増えてくるなら建材として大量消費が予想される、石材と木材も用意しておきたい。
1つのクランで全部を完結させるのは難しいかもなー。クラン的に無いとマジで困る物以外は割り切って外注できる方が便利そう。
*「このアイコンは、メカニクスラボを示しています」*
私の呟きを他所に、AIが次のアイコンを表示する。今度は鎧の前で、剣と杖が交差している様なアイコンだ。
「もしかして、ここで武器とか防具が作れるの?」
*「はい、詳細な設計、又は実物を用意すれば施設のレベル、規模によって製造が可能です」*
今回のイベントにはあまり関わりの無い施設だけど、今後の事を考えればこれも充実させておきたいね。
*「最後が、アセンブリーヤードです」*
AIが3種類の内、最後のアイコンを表示する。ボルトやネジ、ギアや顕微鏡なんかがごちゃっと纏ったデザインだ。
*「この施設では、比較的大きなアイテムの製造や、施設レベルを上昇させる為の研究が行えます」*
「大きなアイテム? 例えば?」
*「どの様な物を作るかは、プレイヤーに委ねられます」*
具体例は出してくれないらしい。
「……馬車とか?」
*「はい、アセンブリーヤードで馬車等の乗り物を製造は可能です」*
「うーん、だーいたい分かった」
まず、1つのクランで全ての要素を最高ランクにはできない。だからある程度は他のクランと連携をとって分業の体制を取る必要がある。
それを大前提にした場合、足元を見られない為にも3種類の施設はそれぞれ確保した方が良いだろう。
直近のイベントの事を考えれば建材を生産できるリソースセンターを手厚くしたいけど、将来的な観点で言えば素材は外注すれば良い分野でもある。
「じゃあ……ここと、ここと、それからここかな」
諸々の情報を踏まえて、メメントモリに割り当てられているポイントを消費して攻略地域を選択する。
*「選択エリアが非常に高難易度です。問題ありませんか?」*
「うん、たーぶーん……大丈夫」
私は最高難易度のエリアを4つ、高難易度のエリアを3つ、それから普通の難易度のエリアを3つ選択した。
高難易度エリアはガチメンバーで固めて、高~普の難易度エリアはその他の皆に頑張ってもらおう。多分いくつかは攻略失敗するだろうけど、それはもう諦める。最初から無かったと考えよう。
*「設定が完了しました。プレイを再開しますか?」*
「うん、お願い!」
*「承知しました。ログインを開始します」*
AIの言葉と共に、体が転送されていく。
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