75 / 139
エターナルシア遺跡占領作戦
喫茶店で打ち上げをするタイプのJK
しおりを挟む
オリエンタルな雰囲気の喫茶店。喫茶店dreamerでヨイニがオレンジジュースの入ったコップを掲げる。
「エターナルシアの攻略を祝して!」
「か、かんぱーい!」
「いえーい!」
ヨイニの音頭に合わせてシュクレとムエルケちゃんがコップを重ねる。私も一応それに続く。
「いえーい……」
「ボス、テンション低いっすね?」
「そりゃーねー」
ムエルケちゃんの言葉に答えながら、テーブルにぐでーっと伸びる。
「結局、今回はシュクレの一人勝ちじゃんー」
今回シュクレが手に入れたスキル、詠唱加速は使用者の魔法攻撃力に比例して詠唱速度が上昇すると言う物だった。一応、私も魔法攻撃力はそれなりにあるけど、スキル発動時のMP消費を勘案すると全然割に合わない。
だって、初めから私のAGIは高い。私の言葉に、ムエルケちゃんもちょとがっかりした様子で声を上げた。
「私も欲しいっすけど、当分は取得困難っすよねー」
「フォートシュロフ神聖騎士団は再攻略に挑戦したんだよね?」
私の質問にヨイニは残念そうに方をすくめた。
「一応、様子見には行ったけど……あれは当分無理だろうね」
「どんな感じだったの?」
「配管は全部落ちちゃって、壁に張り付いて降りる必要があるんだけど、その状況であの蜘蛛のモンスターが襲いかかってくる」
「ひゃー、両手足が塞がって身動きできない状況であの蜘蛛の相手は無理ゲーっすね」
「奇跡的に一番下まで辿り着けても、配管の下から蜘蛛のモンスターが大量に襲いかかってくるし、不安定な足場の中であの巨大ワニとも戦わないといけない」
「うーん、あの時と同じだけの戦力を集めても攻略困難だろうねー」
「えっとあの、ごめんなさい……」
シュクレが申し訳なさそうに頭を下げる。
「次はもっと良いスキル、期待してるからねー」
「頑張ります!!」
シュクレが元気いっぱいに応える。研究者に出資するパトロンはいつもこんな気持ちなんだろうか。
「そういえばシュクレ、ゲームに違和感があるって言ってたよね?」
私の言葉にシュクレが小さく頷く。
「はい……石碑とは関係ないんですけど」
「おお、何が変だったの?」
「このIAFっていうゲームその物に対する違和感? ですね」
「あー」
シュクレちゃんが戸惑った様子の発言に、ヨイニがなんとも言えない声で頷いた。
「え、なに? なんで2人で通じ合ってるの?」
「アニーは久々にフルダイブゲームやってみて、どう感じた?」
「えっ超面白いって思ったけど?」
だって人を殺せるの最高すぎる。
以上、証明終了。
「昔にやったフルダイブゲームよりクオリティが高いって感じた事ない?」
「そりゃ昔の物より今の物の方がクオリティ高いのは当然じゃない?」
「IAFは最新のVRゲームだけど、近年の他のVRゲームと比べても、すごく良いんだよね」
「それが何か問題なの?」
「いや、問題は無いよ。ただまぁ、一部にはオカルト的な話もあるってだけ」
IAF超すげー! だけど凄すぎて逆に何か怪しい!
って事だね。
「あの石碑に何かその秘密に迫る要素があったの?」
私の疑問にシュクレが答える。
「えっと、その説明をする為にはまず現代のAIと人類の関係について説明しないといけないんですけど……」
「もしかして数ヶ月かかるコース?」
「いえ! そこまでの事では無いです!」
「シュクレ先生の講義をこの場で聞いてみたい人!」
「もちろんっす!」
ムエルケちゃんが真っ先に手を上げる。うん、君はそうだろうね。周りのみんなも各々が頷いていた。
「えっと、昔は今ほどAIが発達していなくて、人間が色々な事を自力で対応していたのはご存じですよね?」
「一応、日本史は履修してるからね」
あれでもこれ中学で習う内容だった様な? シュクレちゃん小学生じゃなかったっけ? ま、いっか。
「当時でいうAI革命、現代から見た場合の第四次シンギュラリティによって人間は細々とした作業はほとんど担当しなくなりましたよね」
「そうらしいね」
「でも、人間の仕事は無くならなかった、どうしてですか?」
「はにゃん? そんなの、当然じゃん。他人が他人の気持ちを理解できないのと同じで、AIも人間がお願いをしないと人間が何を望んでいるかは分からないんだから、AIに人間がやって欲しい事をお願いする仕事は残るでしょ?」
「そうですね、このVRゲームもそう言った形で作成されている……はずです。AIに対して参考となる時代背景の資料をアップロードしたり、より細かくて正確な指示をする為の言語を使ってAIと対話をしながらゲーム世界を構築します」
過去の人たちはキャラクターやモンスターの配置とかグラフィックとかを全部人力で一個一個作っていたらしいね。狂気かな? 現代に生きる私たちには到底考えられない。
「AIの利点は莫大です。その代わり、全ての部分に人間の意思が介在している訳では無いので、AIにとって当然の事でも、人間にとっては間違いの様な実装がされる部分もあります」
「はーい、そろそろ着いて行けなくなってきましたー!」
私を誰だと思っている。
一貫校なのに進学できなくなるおバカだぞ。
「あっえっと。その、私も詳しい訳じゃ無いんですけど……おそらくAIに食わせている資料の中で、プライオリティが高い資料に意図的な偏りがありそうだなって事です。特別な指定がなければあまり作らない設定がかなり散見されるので」
「ふーん?」
「例えばダンジョン内でお話しした、攻略の深度が外側から内側に向かっていく構造などは、特別にそう言う指定をしなければまず作られません。あとはヨイニさんがおっしゃっていた様に、全体的なディティールの完成度に現行のAI技術との隔たりを感じるって事ですね」
やばい、聞いてみたは良いものの思った以上に複雑な話がでてきて半分ぐらい理解できない。
「つまり、意図的に優先度を高められた資料が何かが分かれば、今後の隠しスキルゲットに役立つかもしれない! って事で良い!?」
「あっ確かにそう言う事もできるかも……」
って考えて無かったんかーい!
どう言う効果があるかは分からずにとりあえず原理や謎を探究するその姿勢、将来は立派なマッドサイエンティストだね。
「エターナルシアの攻略を祝して!」
「か、かんぱーい!」
「いえーい!」
ヨイニの音頭に合わせてシュクレとムエルケちゃんがコップを重ねる。私も一応それに続く。
「いえーい……」
「ボス、テンション低いっすね?」
「そりゃーねー」
ムエルケちゃんの言葉に答えながら、テーブルにぐでーっと伸びる。
「結局、今回はシュクレの一人勝ちじゃんー」
今回シュクレが手に入れたスキル、詠唱加速は使用者の魔法攻撃力に比例して詠唱速度が上昇すると言う物だった。一応、私も魔法攻撃力はそれなりにあるけど、スキル発動時のMP消費を勘案すると全然割に合わない。
だって、初めから私のAGIは高い。私の言葉に、ムエルケちゃんもちょとがっかりした様子で声を上げた。
「私も欲しいっすけど、当分は取得困難っすよねー」
「フォートシュロフ神聖騎士団は再攻略に挑戦したんだよね?」
私の質問にヨイニは残念そうに方をすくめた。
「一応、様子見には行ったけど……あれは当分無理だろうね」
「どんな感じだったの?」
「配管は全部落ちちゃって、壁に張り付いて降りる必要があるんだけど、その状況であの蜘蛛のモンスターが襲いかかってくる」
「ひゃー、両手足が塞がって身動きできない状況であの蜘蛛の相手は無理ゲーっすね」
「奇跡的に一番下まで辿り着けても、配管の下から蜘蛛のモンスターが大量に襲いかかってくるし、不安定な足場の中であの巨大ワニとも戦わないといけない」
「うーん、あの時と同じだけの戦力を集めても攻略困難だろうねー」
「えっとあの、ごめんなさい……」
シュクレが申し訳なさそうに頭を下げる。
「次はもっと良いスキル、期待してるからねー」
「頑張ります!!」
シュクレが元気いっぱいに応える。研究者に出資するパトロンはいつもこんな気持ちなんだろうか。
「そういえばシュクレ、ゲームに違和感があるって言ってたよね?」
私の言葉にシュクレが小さく頷く。
「はい……石碑とは関係ないんですけど」
「おお、何が変だったの?」
「このIAFっていうゲームその物に対する違和感? ですね」
「あー」
シュクレちゃんが戸惑った様子の発言に、ヨイニがなんとも言えない声で頷いた。
「え、なに? なんで2人で通じ合ってるの?」
「アニーは久々にフルダイブゲームやってみて、どう感じた?」
「えっ超面白いって思ったけど?」
だって人を殺せるの最高すぎる。
以上、証明終了。
「昔にやったフルダイブゲームよりクオリティが高いって感じた事ない?」
「そりゃ昔の物より今の物の方がクオリティ高いのは当然じゃない?」
「IAFは最新のVRゲームだけど、近年の他のVRゲームと比べても、すごく良いんだよね」
「それが何か問題なの?」
「いや、問題は無いよ。ただまぁ、一部にはオカルト的な話もあるってだけ」
IAF超すげー! だけど凄すぎて逆に何か怪しい!
って事だね。
「あの石碑に何かその秘密に迫る要素があったの?」
私の疑問にシュクレが答える。
「えっと、その説明をする為にはまず現代のAIと人類の関係について説明しないといけないんですけど……」
「もしかして数ヶ月かかるコース?」
「いえ! そこまでの事では無いです!」
「シュクレ先生の講義をこの場で聞いてみたい人!」
「もちろんっす!」
ムエルケちゃんが真っ先に手を上げる。うん、君はそうだろうね。周りのみんなも各々が頷いていた。
「えっと、昔は今ほどAIが発達していなくて、人間が色々な事を自力で対応していたのはご存じですよね?」
「一応、日本史は履修してるからね」
あれでもこれ中学で習う内容だった様な? シュクレちゃん小学生じゃなかったっけ? ま、いっか。
「当時でいうAI革命、現代から見た場合の第四次シンギュラリティによって人間は細々とした作業はほとんど担当しなくなりましたよね」
「そうらしいね」
「でも、人間の仕事は無くならなかった、どうしてですか?」
「はにゃん? そんなの、当然じゃん。他人が他人の気持ちを理解できないのと同じで、AIも人間がお願いをしないと人間が何を望んでいるかは分からないんだから、AIに人間がやって欲しい事をお願いする仕事は残るでしょ?」
「そうですね、このVRゲームもそう言った形で作成されている……はずです。AIに対して参考となる時代背景の資料をアップロードしたり、より細かくて正確な指示をする為の言語を使ってAIと対話をしながらゲーム世界を構築します」
過去の人たちはキャラクターやモンスターの配置とかグラフィックとかを全部人力で一個一個作っていたらしいね。狂気かな? 現代に生きる私たちには到底考えられない。
「AIの利点は莫大です。その代わり、全ての部分に人間の意思が介在している訳では無いので、AIにとって当然の事でも、人間にとっては間違いの様な実装がされる部分もあります」
「はーい、そろそろ着いて行けなくなってきましたー!」
私を誰だと思っている。
一貫校なのに進学できなくなるおバカだぞ。
「あっえっと。その、私も詳しい訳じゃ無いんですけど……おそらくAIに食わせている資料の中で、プライオリティが高い資料に意図的な偏りがありそうだなって事です。特別な指定がなければあまり作らない設定がかなり散見されるので」
「ふーん?」
「例えばダンジョン内でお話しした、攻略の深度が外側から内側に向かっていく構造などは、特別にそう言う指定をしなければまず作られません。あとはヨイニさんがおっしゃっていた様に、全体的なディティールの完成度に現行のAI技術との隔たりを感じるって事ですね」
やばい、聞いてみたは良いものの思った以上に複雑な話がでてきて半分ぐらい理解できない。
「つまり、意図的に優先度を高められた資料が何かが分かれば、今後の隠しスキルゲットに役立つかもしれない! って事で良い!?」
「あっ確かにそう言う事もできるかも……」
って考えて無かったんかーい!
どう言う効果があるかは分からずにとりあえず原理や謎を探究するその姿勢、将来は立派なマッドサイエンティストだね。
1
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説
なんだこのギルドネカマしかいない! Ψギルドごと異世界に行ったら実は全員ネカマだったΨ
剣之あつおみ
ファンタジー
VR専用MMORPG〖ソーサラーマスターオンライン〗、略して〖SMO〗。
日本で制作された世界初の音声認識変換マイク付きフルフェイスマスク型インターフェイスを装着し、没入感溢れるVRMMOアクションが楽しめると話題を呼んだゲームである。
200名を超える人気声優を起用して、自分の声をAIで自動変換しボイスチャットが出来る画期的な機能を搭載。サービス開始当初、国内外問わず同時接続400万名以上を突破し社会現象にもなったゲーム。
このゲームをこよなく楽しんでいた女子高生「シノブ」はサービス終了日に一緒にプレイしていたギルドメンバーとゲームそっくりな異世界へと飛ばされる。
彼女の所属していたギルド〖深紅の薔薇〗はリアル女性限定と言う規約を掲げていた。
異世界に飛ばされた彼女は仲間達と再会するが、そこで衝撃の事実に直面する。
女性だと思っていたギルドメンバー達は実は全員男性だった。
リアルでの性別は男性、ゲーム内で自身をリアル女性を語るプレイスタイル・・・
続に言う「ネカマ」だったのだ。
彼女と5人のネカマ達はゲームの知識を活かし、現実世界に戻る為に奮闘する物語である。
現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、私はかわいいテイムモンスターたちに囲まれてゲームの世界を堪能する
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
この作品は 旧題:金運に恵まれたが人運に恵まれなかった俺は、現実逃避するためにフルダイブVRゲームの世界に逃げ込んだ
の内容を一部変更し修正加筆したものになります。
宝くじにより大金を手に入れた主人公だったが、それを皮切りに周囲の人間関係が悪化し、色々あった結果、現実の生活に見切りを付け、溜まっていた鬱憤をVRゲームの世界で好き勝手やって晴らすことを決めた。
そして、課金したりかわいいテイムモンスターといちゃいちゃしたり、なんて事をしている内にダンジョンを手に入れたりする主人公の物語。
※ 異世界転移や転生、ログアウト不可物の話ではありません ※
※修正前から主人公の性別が変わっているので注意。
※男主人公バージョンはカクヨムにあります
超ゲーム初心者の黒巫女召喚士〜動物嫌われ体質、VRにモフを求める〜
ネリムZ
SF
パズルゲームしかやった事の無かった主人公は妹に誘われてフルダイブ型VRゲームをやる事になった。
理由としては、如何なる方法を持ちようとも触れる事の出来なかった動物達に触れられるからだ。
自分の体質で動物に触れる事を諦めていた主人公はVRの現実のような感覚に嬉しさを覚える。
1話読む必要無いかもです。
個性豊かな友達や家族達とVRの世界を堪能する物語〜〜なお、主人公は多重人格の模様〜〜
落ちこぼれ一兵卒が転生してから大活躍
きこうダきこう
ファンタジー
王国騎士団の一兵卒だった主人公が魔王軍との戦闘中味方の誰かに殺され命を落とした後、神の使いより死ぬべき運命ではなかったと言い渡され、魂は死んだ時のままで再び同じ人生を歩んでいく事となった。
そのため幼少時代トロルによって家族を殺され、村を滅ぼされた出来事を阻止しようと思い、兄貴分的存在の人と父親に話し賢者と呼ばれる人やエルフ族らの助けを借りて襲撃を阻止した。
その後前世と同じく王国騎士団へ入団するための養成学校に入学するも、入学前に賢者の下で修行していた際に知った兄貴分的存在の人と幼馴染みに起こる死の運命を回避させようとしたり、前世で自分を殺したと思われる人物と遭遇したり、自身の運命の人と出会ったりして学校生活を堪能したのだった。
そして無事学校を卒業して騎士団に入団したが、その後も自身の運命を左右させる出来事に遭遇するもそれらを無事に乗り越え、再び魔王軍との決戦の場に赴いたのだった······。
アルゲートオンライン~侍が参る異世界道中~
桐野 紡
SF
高校生の稜威高志(いづ・たかし)は、気づくとプレイしていたVRMMO、アルゲートオンラインに似た世界に飛ばされていた。彼が遊んでいたジョブ、侍の格好をして。異世界で生きることに決めた主人公が家族になったエルフ、ペットの狼、女剣士と冒険したり、現代知識による発明をしながら、異世界を放浪するお話です。
40代(男)アバターで無双する少女
かのよ
SF
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、VRMMOでおじさんになってるほうが幸せだ。オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、親父どもが集まるギルドにいい感じに馴染んでいる…! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑しているおじさんの皮を被った17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する!
序盤はVRMMO+日常系、中盤から転移系の物語に移行していきます。
表紙は茶二三様から頂きました!ありがとうございます!!
校正を加え同人誌版を出しています!
https://00kanoyooo.booth.pm/
こちらにて通販しています。
更新は定期日程で毎月4回行います(2・9・17・23日です)
小説家になろうにも「40代(男)アバターで無双するJK」という名前で投稿しています。
この作品はフィクションです。作中における犯罪行為を真似すると犯罪になります。それらを認可・奨励するものではありません。
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる