33 / 149
万年寒鉄を求めて
次に解放される街を遠くから眺めるタイプのJK
しおりを挟む
再度ログインして雪山に降り立つ。
眼前にはヨイニの大きな背中があった。
「ただいま!」
「おかえり!」
手を挙げて声をかけると、ヨイニも手を挙げて答えてくれた。その後、彼は私の腰に生えている翼へ視線を向ける。
「……やっぱり飛ぶの?」
「だから飛べないってば」
氷壁の前に立って両手と両翼を構える。
「スゥー」
大きく息を吸う。
「「「「パイルバンカァー!」」」」
両手、両翼を使った4発同時パイルバンカーを氷壁へ打ち込む。氷壁へと深々と突き刺さった魔力の釘から雷が放出されて亀裂を拡散させていく。
「……」
ダメか、そう思った瞬間、氷壁がパラパラと崩れ出し、すぐに勢いを増して一気に崩れ去る。
「ヒャッホウ!」
思わずガッツポーズ。
「やったな!」
「イエーイ!」
そしてヨイニとハイタッチ。
早速、閉ざされていた洞窟の奥へと足を進める。
ちょっと行った所で、濃い青紫色をした鉱石がそこら中に転がっているエリアに出た。
「万年寒鉄?」
「イベント報酬にも無かったよな?」
「うん、私も初めて見た……名前的に氷属性かな?」
「どうだろうな、ヌエの素材と合わせて、ニーズズさんに聞いてみるか」
「そうだね!」
ともあれこの辺の鉱石を全部回収すればニーズズさんの依頼は達成って判定で良いだろう。
「アニー!」
奥まで進んでいたヨイニが手を振っている。
どうやらトンネルになっていたらしく、反対側に出られそうだ。
「おぉー!」
洞窟を出た先、遥か下方にうっすらと大きな町が見えた。
遠くからでもフォートシュロフとは明らかにフォルムが違う。
「あれが幻夢境街かな?」
「多分そうだろうね!」
木造をベースにした豪華で壮大な雰囲気の建物が立っていて、一番奥の建物はコンクリート建築っぽい外壁に、和風の瓦屋根が乗っかっている。
「何だっけ、何世紀か前の映画でこういうのみた気がする」
「千と千尋の⚪︎隠し見たいな?」
「そう、それ!」
公開前の街へ先に入れないか降りる道を探してみるけどこっち側は断崖絶壁になっていて入れそうも無い。
「こっちからは入れないかー」
「それより、早く鉱石を掘り出しちゃおう」
「そうだねー」
踵を返して洞窟へ戻る。
これで専用装備を作ってもらえるぞ! ワクワク。
それからヨイニと一晩ぐらいかけてぱっと見でわかる範囲の万年寒鉄を掘り尽くして、フォートシュロフのニーズズへ届ける。
「おかえりー! ヨイニ君にアニーちゃん! 」
「約束通り、なんかそれっぽい鉱石とボスドロップ拾って来たよー」
「おー流石! 見せて見せて!」
満面の笑みで出迎えてくれるニーズズの机の上に、アイテムボックスからアイテムを次々に出していく。
「ふむふむ……!」
ニーズズが鑑定のスキルでアイテムを次々と検分していく。
やがて彼女は顔を上げた。
「……この鉱石については精錬してみないと何ともだけど、他のドロップと合わせて考えても明らかにゲーム進行度を逸脱した素材だね」
「もしかして作ってくれない?」
「いいや約束は違えないよ、ちゃんと作る。ただちょっと時間はかかるかも」
「やったー! あっそうだ、設計図みせて?」
「何でもう設計図があるって分かったの?」
「依頼を達成可否とか、受けるのか受けないのかは置いておいて、普通に興味はあったんでしょ?」
「ぐぬぬ……」
ニーズズが観念した様に丸められた羊皮紙の様な物を渡してくる。
私の専用装備に関するラフデザインが何種類かまとめられていた。
「おぉー。あっ、尻尾と翼の付け根の部分は全体的にもうちょっと装甲を厚くしておいて欲しいな」
「え、良いけどそこってほぼ被弾する事ないよね?」
「バランスの関係でそこにウェイトがあるとフィーリング良いんだよね」
「そっかー了解!」
「じゃ、完成したら教えて!」
などなど、和気藹々と会話をしながら身体計測などを済ませ、フレンド登録も終えてニーズズのお店を後にする。
ヨイニと雑談をしながら街を歩く。
「専用装備、楽しみだね」
「そうだねー」
ちなみにこの幼馴染、ついでに自分の専用装備も一緒に作ってもらうことになった。
抜け目のないプレイヤーだ。
「IAF最高の鍛治師って、どんな人なんだろうな?」
「あー、多分存在しないよ?」
私の回答に、ヨイニが驚いた様な表情を浮かべた。
「え、そうなの? じゃあ装備はニーズズさんが作るってこと?」
「それもちょっと違うかなー」
「ど、どういうこと??」
「ヨイニって生産職系のスキルツリー見たことある?」
「ああ、あるよ。なんて言うか、よくわからないスキルが沢山あったよな」
「そうなんだよね、戦闘系のジョブやスキルも沢山あるけど、それに負けないぐらい、と言うかそれ以上に生産と関わるスキルって多いんだよね」
「うん、今のプレイヤーメイド装備が弱いのも、1つの物を作るのに必要なスキルが多すぎて、スキルレベルが分散しているのが原因だよな」
「だから多分、クラン内でスキル毎に役割分担して特定のスキルだけ鍛えているプレイヤーを養殖しているんじゃないかな」
「ああーなるほど、面白いこと考えるなー」
「そうだよねー。ヨイニも何か養殖しているんじゃない?」
「いやいや、ウチはそう言うの無いよ」
そうこう話しているうちに、お互いの帰り道が別れる地点に着いた。
今日はこのぐらいで解散かな。
「それじゃあヨイニ、またね!」
「ああ、また」
あー、今日もゲーム楽しかった!
眼前にはヨイニの大きな背中があった。
「ただいま!」
「おかえり!」
手を挙げて声をかけると、ヨイニも手を挙げて答えてくれた。その後、彼は私の腰に生えている翼へ視線を向ける。
「……やっぱり飛ぶの?」
「だから飛べないってば」
氷壁の前に立って両手と両翼を構える。
「スゥー」
大きく息を吸う。
「「「「パイルバンカァー!」」」」
両手、両翼を使った4発同時パイルバンカーを氷壁へ打ち込む。氷壁へと深々と突き刺さった魔力の釘から雷が放出されて亀裂を拡散させていく。
「……」
ダメか、そう思った瞬間、氷壁がパラパラと崩れ出し、すぐに勢いを増して一気に崩れ去る。
「ヒャッホウ!」
思わずガッツポーズ。
「やったな!」
「イエーイ!」
そしてヨイニとハイタッチ。
早速、閉ざされていた洞窟の奥へと足を進める。
ちょっと行った所で、濃い青紫色をした鉱石がそこら中に転がっているエリアに出た。
「万年寒鉄?」
「イベント報酬にも無かったよな?」
「うん、私も初めて見た……名前的に氷属性かな?」
「どうだろうな、ヌエの素材と合わせて、ニーズズさんに聞いてみるか」
「そうだね!」
ともあれこの辺の鉱石を全部回収すればニーズズさんの依頼は達成って判定で良いだろう。
「アニー!」
奥まで進んでいたヨイニが手を振っている。
どうやらトンネルになっていたらしく、反対側に出られそうだ。
「おぉー!」
洞窟を出た先、遥か下方にうっすらと大きな町が見えた。
遠くからでもフォートシュロフとは明らかにフォルムが違う。
「あれが幻夢境街かな?」
「多分そうだろうね!」
木造をベースにした豪華で壮大な雰囲気の建物が立っていて、一番奥の建物はコンクリート建築っぽい外壁に、和風の瓦屋根が乗っかっている。
「何だっけ、何世紀か前の映画でこういうのみた気がする」
「千と千尋の⚪︎隠し見たいな?」
「そう、それ!」
公開前の街へ先に入れないか降りる道を探してみるけどこっち側は断崖絶壁になっていて入れそうも無い。
「こっちからは入れないかー」
「それより、早く鉱石を掘り出しちゃおう」
「そうだねー」
踵を返して洞窟へ戻る。
これで専用装備を作ってもらえるぞ! ワクワク。
それからヨイニと一晩ぐらいかけてぱっと見でわかる範囲の万年寒鉄を掘り尽くして、フォートシュロフのニーズズへ届ける。
「おかえりー! ヨイニ君にアニーちゃん! 」
「約束通り、なんかそれっぽい鉱石とボスドロップ拾って来たよー」
「おー流石! 見せて見せて!」
満面の笑みで出迎えてくれるニーズズの机の上に、アイテムボックスからアイテムを次々に出していく。
「ふむふむ……!」
ニーズズが鑑定のスキルでアイテムを次々と検分していく。
やがて彼女は顔を上げた。
「……この鉱石については精錬してみないと何ともだけど、他のドロップと合わせて考えても明らかにゲーム進行度を逸脱した素材だね」
「もしかして作ってくれない?」
「いいや約束は違えないよ、ちゃんと作る。ただちょっと時間はかかるかも」
「やったー! あっそうだ、設計図みせて?」
「何でもう設計図があるって分かったの?」
「依頼を達成可否とか、受けるのか受けないのかは置いておいて、普通に興味はあったんでしょ?」
「ぐぬぬ……」
ニーズズが観念した様に丸められた羊皮紙の様な物を渡してくる。
私の専用装備に関するラフデザインが何種類かまとめられていた。
「おぉー。あっ、尻尾と翼の付け根の部分は全体的にもうちょっと装甲を厚くしておいて欲しいな」
「え、良いけどそこってほぼ被弾する事ないよね?」
「バランスの関係でそこにウェイトがあるとフィーリング良いんだよね」
「そっかー了解!」
「じゃ、完成したら教えて!」
などなど、和気藹々と会話をしながら身体計測などを済ませ、フレンド登録も終えてニーズズのお店を後にする。
ヨイニと雑談をしながら街を歩く。
「専用装備、楽しみだね」
「そうだねー」
ちなみにこの幼馴染、ついでに自分の専用装備も一緒に作ってもらうことになった。
抜け目のないプレイヤーだ。
「IAF最高の鍛治師って、どんな人なんだろうな?」
「あー、多分存在しないよ?」
私の回答に、ヨイニが驚いた様な表情を浮かべた。
「え、そうなの? じゃあ装備はニーズズさんが作るってこと?」
「それもちょっと違うかなー」
「ど、どういうこと??」
「ヨイニって生産職系のスキルツリー見たことある?」
「ああ、あるよ。なんて言うか、よくわからないスキルが沢山あったよな」
「そうなんだよね、戦闘系のジョブやスキルも沢山あるけど、それに負けないぐらい、と言うかそれ以上に生産と関わるスキルって多いんだよね」
「うん、今のプレイヤーメイド装備が弱いのも、1つの物を作るのに必要なスキルが多すぎて、スキルレベルが分散しているのが原因だよな」
「だから多分、クラン内でスキル毎に役割分担して特定のスキルだけ鍛えているプレイヤーを養殖しているんじゃないかな」
「ああーなるほど、面白いこと考えるなー」
「そうだよねー。ヨイニも何か養殖しているんじゃない?」
「いやいや、ウチはそう言うの無いよ」
そうこう話しているうちに、お互いの帰り道が別れる地点に着いた。
今日はこのぐらいで解散かな。
「それじゃあヨイニ、またね!」
「ああ、また」
あー、今日もゲーム楽しかった!
11
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる