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フォートシュウロフ防衛戦
電脳世界の暴君
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「キヒヒヒ……」
かつては神の教えを広め、信者達が集まり敬虔な祈りを捧げていたであろう教会は、今は無惨に荒廃し、見る影も無くなっていた。
屋根の一部は抜け落ち天井の裏側に当たる板は多くが崩落して、そこから雨水が無造作に滴り落ちている。
突如、十数人の悲鳴と足音が静寂を打ち破る。彼らは荒れ果てた庭を駆け抜け、朽ちた扉を蹴破り、憔悴した様子で駆け込んできた。
私は天井の穴からそれを見下ろす。
「畜生! あいつ……なんだよ!! こっちは100人以上いたんだぞ!!!」
憔悴した様子で1人の男が苛立たしげに声を上げる。彼の疑問に怯えた様子の男が消え入りそうな声で答えた。
「聞いた事ないのか? アレは……この世界"最恐"の存在、暴君だよ」
「なんっ……アレが……! 本物なのか?」
最初に声を上げた男がたじろぐ。怯えた様子の男はガタガタと震える体を抱きしめながら続ける。
「……あんな、殺戮の権化! 間違いない、あれは"暴君"アニー・キャノンだ!」
相変わらず酷い言われ様だよね。どう考えても私みたいなごく普通の女子高生に対する呼称とは思えない。偶には趣向を変えてみようと思ったけど、もう飽きちゃった。
「よっと」
教会の屋根から飛び降りる。
彼らの前へ姿を晒す。
「えっ……?」
私が出口を塞ぐ様に現れると一瞬で空気が凍りつく。ワンテンポ遅れて、彼らは状況を理解した。
「ひぃぃいいいい!!」
「うっうわぁぁ! でたぁぁぁぁぁぁあああ!!」
「たったすけっだずげっ!」
私から距離を取ろうとする人。茫然自失となって立ち尽くす人。腰が抜けて転げ回る人。武器を闇雲に振り回し始める人。
完全に集団パニックだ。
ちょっと怖がらせすぎちゃったかな?
でもね――。
「だーめ」
地面を蹴る。
一歩で最初の犠牲者の前まで来た。
「パイルバンカァー!」
移動速度を乗せた拳で顔面を殴り飛ばす。同時に魔力で構成された特大の釘が打ち出されて、彼の顔面を破壊した。
「あがっっっっ!」
顔を失った彼は背後の仲間を巻き込みながら車に吹き飛ばされた人形の様に吹き飛び、壁に独創的なアートを描く。真っ赤な大輪のお花みたいですごく綺麗だ。
「アヒッッ! アヒャヒャヒャ!!」
ああ、ああ! 気持ちいい!
頭蓋骨を破壊する感触、パイルバンカーから伝わる生き物に致命的な損傷を与えた感覚。
ゾワゾワとした快感が全身を駆け巡る!
「ひぃぃ!」
私から逃れようと男の1人が背を向ける。
正面で戦うのも良いけど、逃げる相手を一方的に倒すのもまた趣があって良いよね。
「アトラクトボール」
私はゆっくりと左腕を構えて、スキルを発動した。放たれた光弾は男を正確に捉え、彼は悲鳴を上げる。
「ひぎぃ!」
男は全身を痙攣させながら、私の方へ吹っ飛んできた。
「キヒヒヒヒヒヒッ」
引き寄せられた男を右斜めへ蹴り返す。
「あぎゃぁぁぁああああ!」
直後、私の方へ飛んできた魔法が男に命中した。彼はダメージエフェクトを迸らせながら消滅する。
「キヒッキヒヒヒヒヒッ!」
自分で手を下すのも良いけど、味方に味方を殺させるのも楽しい。脳が快楽物質で満たされて行くのを感じる。
「ダメじゃん、味方を攻撃しちゃ」
「ひうっ」
魔法を放った男の顎を掴み上げる。
「ゆっゆるし……」
「パイルバンカー」
頭の砕ける感触が手を通して伝わる。こんな快感を知ってしまったら、病みつきになっちゃうのもしょうがないよね。
「うぉぉおおおお!!!」
大柄の冒険者が大剣を大上段から振り下ろす。
「キヒッ」
振り下ろされる大剣にアッパーで拳を合わせる。
金属の割れる鈍い破壊音が響く。
「なんっ……!」
「キャハ!」
上半身がガラ空きになった男の胸を思いっきり殴りつける。彼は吹き飛ばされて地面を転がり、動かなくなった。
「ば、化け物……」
それまで呆然としていた赤髪短髪で大柄の男がハッと我に帰り、周囲へ指揮を飛ばす。
「タンクは前へ! 暴君は物理型だ!」
誰かが号令をかけると、大きな盾を持った冒険者が一列に並んで壁を作る。その後ろで魔法使いの冒険者達が強力な魔法スキルの詠唱を始めた。
「ソレ、偶に言われるんだけど……あんまり意味無いよ?」
「な……に……」
中央の大盾へ拳を合わせる。
「セット、リボルビングパイル」
私の腕にトリガーのついたトンファー状のパイルバンカーが生成される。シリンダー内には6発のパイルが装填されていた。
「やっやめっ……!」
「キヒヒヒヒヒッ。フル・バースト!!」
ギャリギャリギャリ!! 魔力の釘が大盾を貫通する。即座にその穴を通して6発分の炸裂魔法が放たれた。彼らの作った壁はそのまま密室効果を発揮してダメージをより内側に集中させる。
「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!」
人が焼け焦げる匂い、飛び散るダメージエフェクトの暖かさ、パイルの反動から伝わる僅かな痛みに、彼らの悲鳴。
全てが私を満たしてくれる。
「キヒッキヒヒヒヒヒヒ!!」
一瞬の静寂が訪れ、周囲を見渡す。古びたステンドグラスの窓から差し込む光が、はい教会の中央に散らばっている彼らの体を照らしている。
空気が凍りつく様な静けさの中で、私の息は白くなり、ステンドグラスに映る瞳は狂気と喜びに満たされていた。
「お、俺達がお前になにをしたって言うんだよ!!」
最後の男が、震える手で剣を握りしめながら叫ぶ。え、この人は一体、何を言っているんだろう?
「別になにもしてないけど?」
「じゃ、じゃあ! なんで!」
私の回答に彼は泣きそうな表情で声を上げる。
「だって、視界に入ったから」
「んな、横暴な……」
「きひひっ。パイルバンカー」
最後の冒険者を壁に打ち付け、スキルを発動する。あれだけ騒がしかった教会の中が、一気に静寂に包まれた。
「キヒッ。キヒヒヒヒヒ。キャハハハハハハハハハハ!!」
私以外の生き物が居なくなった廃教会で1人、笑う。死体の山から立ち上るダメージエフェクトが風に吹かれた彼岸花の様に揺れている。
かつては神の教えを広め、信者達が集まり敬虔な祈りを捧げていたであろう教会は、今は無惨に荒廃し、見る影も無くなっていた。
屋根の一部は抜け落ち天井の裏側に当たる板は多くが崩落して、そこから雨水が無造作に滴り落ちている。
突如、十数人の悲鳴と足音が静寂を打ち破る。彼らは荒れ果てた庭を駆け抜け、朽ちた扉を蹴破り、憔悴した様子で駆け込んできた。
私は天井の穴からそれを見下ろす。
「畜生! あいつ……なんだよ!! こっちは100人以上いたんだぞ!!!」
憔悴した様子で1人の男が苛立たしげに声を上げる。彼の疑問に怯えた様子の男が消え入りそうな声で答えた。
「聞いた事ないのか? アレは……この世界"最恐"の存在、暴君だよ」
「なんっ……アレが……! 本物なのか?」
最初に声を上げた男がたじろぐ。怯えた様子の男はガタガタと震える体を抱きしめながら続ける。
「……あんな、殺戮の権化! 間違いない、あれは"暴君"アニー・キャノンだ!」
相変わらず酷い言われ様だよね。どう考えても私みたいなごく普通の女子高生に対する呼称とは思えない。偶には趣向を変えてみようと思ったけど、もう飽きちゃった。
「よっと」
教会の屋根から飛び降りる。
彼らの前へ姿を晒す。
「えっ……?」
私が出口を塞ぐ様に現れると一瞬で空気が凍りつく。ワンテンポ遅れて、彼らは状況を理解した。
「ひぃぃいいいい!!」
「うっうわぁぁ! でたぁぁぁぁぁぁあああ!!」
「たったすけっだずげっ!」
私から距離を取ろうとする人。茫然自失となって立ち尽くす人。腰が抜けて転げ回る人。武器を闇雲に振り回し始める人。
完全に集団パニックだ。
ちょっと怖がらせすぎちゃったかな?
でもね――。
「だーめ」
地面を蹴る。
一歩で最初の犠牲者の前まで来た。
「パイルバンカァー!」
移動速度を乗せた拳で顔面を殴り飛ばす。同時に魔力で構成された特大の釘が打ち出されて、彼の顔面を破壊した。
「あがっっっっ!」
顔を失った彼は背後の仲間を巻き込みながら車に吹き飛ばされた人形の様に吹き飛び、壁に独創的なアートを描く。真っ赤な大輪のお花みたいですごく綺麗だ。
「アヒッッ! アヒャヒャヒャ!!」
ああ、ああ! 気持ちいい!
頭蓋骨を破壊する感触、パイルバンカーから伝わる生き物に致命的な損傷を与えた感覚。
ゾワゾワとした快感が全身を駆け巡る!
「ひぃぃ!」
私から逃れようと男の1人が背を向ける。
正面で戦うのも良いけど、逃げる相手を一方的に倒すのもまた趣があって良いよね。
「アトラクトボール」
私はゆっくりと左腕を構えて、スキルを発動した。放たれた光弾は男を正確に捉え、彼は悲鳴を上げる。
「ひぎぃ!」
男は全身を痙攣させながら、私の方へ吹っ飛んできた。
「キヒヒヒヒヒヒッ」
引き寄せられた男を右斜めへ蹴り返す。
「あぎゃぁぁぁああああ!」
直後、私の方へ飛んできた魔法が男に命中した。彼はダメージエフェクトを迸らせながら消滅する。
「キヒッキヒヒヒヒヒッ!」
自分で手を下すのも良いけど、味方に味方を殺させるのも楽しい。脳が快楽物質で満たされて行くのを感じる。
「ダメじゃん、味方を攻撃しちゃ」
「ひうっ」
魔法を放った男の顎を掴み上げる。
「ゆっゆるし……」
「パイルバンカー」
頭の砕ける感触が手を通して伝わる。こんな快感を知ってしまったら、病みつきになっちゃうのもしょうがないよね。
「うぉぉおおおお!!!」
大柄の冒険者が大剣を大上段から振り下ろす。
「キヒッ」
振り下ろされる大剣にアッパーで拳を合わせる。
金属の割れる鈍い破壊音が響く。
「なんっ……!」
「キャハ!」
上半身がガラ空きになった男の胸を思いっきり殴りつける。彼は吹き飛ばされて地面を転がり、動かなくなった。
「ば、化け物……」
それまで呆然としていた赤髪短髪で大柄の男がハッと我に帰り、周囲へ指揮を飛ばす。
「タンクは前へ! 暴君は物理型だ!」
誰かが号令をかけると、大きな盾を持った冒険者が一列に並んで壁を作る。その後ろで魔法使いの冒険者達が強力な魔法スキルの詠唱を始めた。
「ソレ、偶に言われるんだけど……あんまり意味無いよ?」
「な……に……」
中央の大盾へ拳を合わせる。
「セット、リボルビングパイル」
私の腕にトリガーのついたトンファー状のパイルバンカーが生成される。シリンダー内には6発のパイルが装填されていた。
「やっやめっ……!」
「キヒヒヒヒヒッ。フル・バースト!!」
ギャリギャリギャリ!! 魔力の釘が大盾を貫通する。即座にその穴を通して6発分の炸裂魔法が放たれた。彼らの作った壁はそのまま密室効果を発揮してダメージをより内側に集中させる。
「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!」
人が焼け焦げる匂い、飛び散るダメージエフェクトの暖かさ、パイルの反動から伝わる僅かな痛みに、彼らの悲鳴。
全てが私を満たしてくれる。
「キヒッキヒヒヒヒヒヒ!!」
一瞬の静寂が訪れ、周囲を見渡す。古びたステンドグラスの窓から差し込む光が、はい教会の中央に散らばっている彼らの体を照らしている。
空気が凍りつく様な静けさの中で、私の息は白くなり、ステンドグラスに映る瞳は狂気と喜びに満たされていた。
「お、俺達がお前になにをしたって言うんだよ!!」
最後の男が、震える手で剣を握りしめながら叫ぶ。え、この人は一体、何を言っているんだろう?
「別になにもしてないけど?」
「じゃ、じゃあ! なんで!」
私の回答に彼は泣きそうな表情で声を上げる。
「だって、視界に入ったから」
「んな、横暴な……」
「きひひっ。パイルバンカー」
最後の冒険者を壁に打ち付け、スキルを発動する。あれだけ騒がしかった教会の中が、一気に静寂に包まれた。
「キヒッ。キヒヒヒヒヒ。キャハハハハハハハハハハ!!」
私以外の生き物が居なくなった廃教会で1人、笑う。死体の山から立ち上るダメージエフェクトが風に吹かれた彼岸花の様に揺れている。
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