【完結】社長の俺が痴漢されて悦ぶわけがない!

金盞花

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9.ホテル

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「ひっ♡ はぁぁんっ♡」

 飢えに飢えた尻穴に熱い肉棒が捩じ込まれると、俺は思わず大声を上げた。
 業務終了時刻に仕事を切り上げ、周囲の眼を盗みながらビジネスホテルに俺と秘書は入った。側から見ればただのビジネスマン2人だったろうが、廊下から部屋に入った瞬間に壁に押し付けられ、激しいキスと愛撫を交わした。

 尻穴は洗うものだということも秘書は教えてくれた。ウォシュレットを使った洗浄はなかなかに俺の尊厳を奪うものだったが、その割に俺の股間は膨らみっぱなしだった。
 そして今、ベッドの上で全裸で四つん這いになった俺の尻にはたっぷりとローションが掛けられ、同じく股間を猛らせた秘書とめでたく繋がり合ったのだった。

「社長……やっぱり、初めてじゃないですね?」

 先程までは必死に否定していたが、もう言い逃れることは出来ないようだった。秘書の亀頭や雁首が俺の尻の中にある弱い部分を抉る度に声が出てしまう。

「じ、実は……電車の中、で……」

 俺はもう楽になってしまいたかった。ここ暫くの間、初めは痴漢され、そのままトイレで犯されたことを全て告白する。
 辛く苦しいことの筈なのに、すっかりペニスを受け入れた尻穴は秘書を咥え込んで離さずにいた。

「……それで、そのままイかされたんですか?」

 快楽に流されているとはいえ、余りにも明け透けな質問だった。だが今の俺には隠す余裕も無かったし、実際その通りだったのだから否定出来ない。俺は恥辱と快感が入り混じった感覚に襲われながらも首を縦に振ることしか出来なかった。
 その答えを聞き終えると同時に秘書は俺の腰を強く掴むと激しくピストン運動を始めた。パンッ!という乾いた音が部屋に響く度に俺の喉からは掠れた喘ぎが漏れ続けてしまう。
 それと同時に結合部からはグチュッジュポッといった淫猥な水音も響き渡り、聴覚からも犯されているような気分になった。

「あ゛っ♡ お゛ぉっ♡」

 俺は獣じみた声を上げながらも枕に顔を埋めて必死に快楽に耐えていた。しかしそんな抵抗を嘲笑うかのように秘書は更に動きを速める。

「社長、可哀想に……それでこんなに男を求める身体になっちゃって。でも安心してください。僕がついてますから」

 秘書は腰を動かしつつ俺を後ろから抱き締めた。秘密を告白し、それを受け入れられて安堵する心とこれでいいのか分からず落ち着かない心が同居する。
 しかし秘書の手が俺の胸へ伸びるとそれも簡単に霧散してしまった。彼は乳房を掴むようにしながら指先を乳首へと伸ばしていく。

「またこんなに立たせて……可愛いですね」

 乳輪をなぞる様に撫でられた後、彼は不意に親指と人差し指を使って摘まみ上げるような動きをした。その瞬間、甘い痺れが全身を襲う。

「ん゛っ♡」

 俺は思わず声を上げてしまった。それを聞いた秘書は俺の反応を楽しむかのように何度も繰り返し同じ場所を攻め立てる。その度に俺の腰はビクビクと跳ね上がり、まるでもっとしてくれと強請っているかのようだった。
 そんな俺の痴態に興奮したのか秘書の息遣いも荒くなっているのが分かる。肉棒のピストン運動もいよいよ激しいものになった。

 ドチュッ! ドチュッ! グチュッ!
「おんっ♡ お゛ぉんっ♡ あぁっ♡」

 あまりの激しさにベッドのスプリングがギシギシと音を立てる。それでも俺達の動きは止まらない。寧ろ加速しているようでもあった。
 秘書のペニスは俺の尻穴にすっかり馴染み、肉壺はまるで女性器のように激しく肉棒を締め付けていた。結合部からは泡立ったローションや先走り汁が入り混じったものが溢れて太腿を伝っていくのが分かる。
 もう限界が近いようだ。俺は無意識のうちに自ら腰を振り始めていたのだがそれに気付いた秘書は小さく笑うと言った。

「社長、凄い腰振ってるじゃないですか……もしかしてイきそうなんですか?」
「ううっ♡ そ、それは……」

 図星だったが言い淀んでしまう。だがもう快楽に逆らう事は出来なかった。俺は情けなく尻を秘書に押し付けながら懇願した。

「も、もう我慢できないっ♡ 頼むからイかせてくれぇ♡」

 涙を流しながら訴える俺に秘書は意地悪げに笑うと更に強く腰を打ちつけ始めたのである。

 パンッ! パァンッ! ドチュドチュッ!
「お゛っほぉぉっ♡ あ゛ぁぁっ♡」

 共に肌がぶつかり合う音が響く度に俺の口からは意味の無い声が漏れ出すばかりだ。それでも何とか耐えようとするが無理だった。尻穴で味わうペニスの快感にすっかり蕩けてしまい何も考えられなくなってしまう程なのだ。
 乳首を弄られながら犯されることがこんなにも気持ち良いと思わなかった俺はもう限界寸前にまで来ていた。いや、実際に何度か軽く達してはいるのかもしれない。

 その証拠に俺のペニスからはタラタラとだらしなく半透明の駅が漏れ出ていた。勃起はしているが射精している感覚は無く、もう雄としての機能を失いつつあるのかもしれない。
 代わりに尻穴が何度も痙攣していた。後ろだけで達していたのかもしれない。最早自分が何度絶頂しているのかも分からなくなっていたがそれでも快楽を求め続けた。

「あ゛っ♡ お、奥ぅ……もっと突いてくれぇっ♡」

 俺はもう理性などかなぐり捨ててしまっていた。ただこの快楽を貪りたい一心で尻を振り続ける。
 すると秘書はそれに応えるかのように俺の腰を掴むと更に強く打ち付けてきた。パンッ!という音と共に亀頭が腸壁越しに精嚢を押し潰す。
 そして同時に俺の両方の乳首もまた強く摘み上げられた。その瞬間に目の前が激しくスパークしたかと思うと頭の中が真っ白になった。

「おおおお゛っ♡ イグゥゥゥゥッ♡」

 ビクビクと身体を痙攣させながら俺は達してしまった。だがやはりペニスからは少量の液体が弾けるだけだった。しかし尻穴からの快感は凄まじく、俺は呼吸すらままならず意識が遠のいていく。
 だがそれでも尚止まらない秘書のピストン運動によって強制的に意識を引き戻されてしまった。

「社長……僕もそろそろ限界です……!」

 そう言うと彼はラストスパートをかけた。パンパンパンっと肉同士が激しくぶつかり合う音が響き渡る。そして遂にその時が来たようだ。
 一段と深く突き刺さったと思った瞬間、熱いものが腹の中に広がっていくのを感じたのである。それと同時に俺もまた達してしまう。

 ドピュッドピューー! ビュルルルーッ!!

 熱い精液が俺の直腸を満たしていき、その感覚だけでまたしても軽く絶頂を迎えてしまったようだ。身体が痙攣し続け、まるで雌の絶頂のような快感が俺を襲った。

「あ……っ♡ んぉ……♡」

 俺は舌を突き出しながら情けない声を上げてしまう。そしてそのままベッドに倒れ込むと尻だけを高く上げたまま動けなくなってしまった。
 だがそれでもまだ足りないとばかりに秘書は再び俺の腰を掴むと今度はゆっくりとしたストロークで責め立て始めたのである。
 ズブブッという音と共に肉棒が引き抜かれていく感覚に身震いしてしまう。そして亀頭部分が穴の縁に引っかかったところで動きを止めると今度は一気に最奥まで突き入れた。

「ひぅぅぅっ♡ も、もぉ、やめぇ……っ♡」

 ズブゥウウッ!と音を立て俺の尻穴にペニスが突き刺さった瞬間、目の前に火花が散ったかのように思えた。あまりの衝撃に大きく目を見開き舌を突き出しながら絶叫のような声を上げてしまう。しかしそれでも構わず秘書は激しい抽挿を開始したのだ。

 パンッ♡ パンッ♡ バヂュンッ♡ ジュプッ♡ ドチュッ♡

 肌がぶつかり合う音と水音が入り混じったような卑猥な音が響く中、俺はただひたすら喘ぎ続けているしかなかった。もう何度絶頂を迎えたか分からない程に絶頂を迎えさせられたのに、それでも尚与えられる快楽には抗えずにいるのである。
 俺の尻穴はすっかり秘書の形に変えられてしまっており、今ではすっかり彼のものを受け入れる為の性器と化していた。
 腸壁越しにも前立腺が刺激され、そこをゴリゴリと押し潰される度に目の前にはチカチカとした光が点滅し、意識が飛びかける程の快感に襲われる。もう既に俺の中には理性など残っておらずただただ獣のように喘ぐしか無かったのだがそんな俺に構うこと無く彼は腰を動かし続けた。

「はぁっ、社長、社長……♡」

 秘書もまた喘ぎながら、時折俺の体位を変えながらその身体を求めた。横向きになり、片足を高々と担ぎ上げられながら揺すられる。恥ずかしさと、先程とは違った角度で抉られる快感に俺の情欲も尽きることが無かった。

 パンッパァンッ! グポッ♡ ズブブッ!! ドチュンッ!!!
「ああっ、お゛っほぉぉおぉぉっ♡♡♡」

 激しい抽挿により結合部からは泡立った精液が溢れ出し秘書のモノを汚していく。それでも尚動きを止めること無く腰を打ち付けてくる秘書の表情はとても淫靡だった。
 普段は明るく仕事熱心な雰囲気の男だったが今はそんなもの微塵も感じさせない程に乱れており、まさに獣のようだとすら思った。

 しかしそんな彼に抱かれる俺もまた同じだ。尻穴を犯されながら自らも腰を振って快楽を求める姿は浅ましいことこの上ないだろう。
 だがそれでも構わないと思った。今はただこの快楽に溺れていたかったのだ。

「あ゛っ♡ お、おぐっ♡ 奥ぅ……っ♡」

 俺は無意識のうちにそう口にしていた。それを聞いた秘書はニヤリと笑うと更に深くまで突き入れてきたのである。S字結腸にまで達した亀頭がグリッと押し当てられる感覚に目の前が真っ白になった。
 そしてそのままグリグリと押し付けられるとそれだけで軽く絶頂を迎えてしまったようでビクビクと身体が痙攣してしまう程だ。
 しかしそれでもまだ足りないとばかりに、秘書は今度は正常位で俺の尻を掴んで引き寄せると激しく腰を振った。俺は思わず秘書の腰へと足を絡ませる。

 バヂュンッ! ジュプッ♡ ドチュンッ!

 肉同士がぶつかり合う音と水音が入り混じったような卑猥な音が響く中、俺達はお互いを求め合った。結合部からは精液や腸液が入り混じったものが溢れ出しシーツに染みを作っていくがそれも気にすることなく行為を続ける。

「社長……社長、ずっと好きでした……ずっと、社長とこうしたいって思ってた……♡」

 秘書は感極まったように言うと、喘ぎ声の溢れる俺の口を唇で塞いだ。口内に舌を差し込まれ蹂躙される感覚に背筋がゾクゾクする。
 歯列をなぞられ上顎や頬の内側までも舐められるとそれだけで軽く達しそうになってしまう程だ。お互いの唾液を交換し合い飲み込みきれないものが口の端から流れ落ちるがそれでも構わず求め合った。
 その間も腰の動きが止まることは無くむしろ激しさを増していった。パンッ!と一際強く腰を打ち付けられる度に尻たぶが波打つように揺れ動くのを感じる。

「っはぁっ……! それなのに、貴方という人は、他の男に調教済みだったなんて……僕の失望、分かりますか……!?」

 銀糸を垂らしながら唇を離した秘書から溢れたのは恨み節だった。そんな風に思われていた驚きと、そんなことを言われてもという困惑、そして快楽に勝てなかった罪悪感で言葉が詰まる。だが秘書はその悔しさもぶつけるかのように激しく抱いた。

「っ、あ……♡ すまない……っ♡」
「謝ったってダメです……僕の方が社長のことが好きだって、その身体に叩き込んであげますから……!」

 そう言うと秘書は再びキスしてきた。今度は触れるだけのものだったがそれだけでもゾクゾクとした快感が走る。そして口付けと同時に激しく腰を打ち付けてきた。
 その衝撃と快楽に頭が真っ白になるような感覚を覚えるものの、それでも何とか耐えようとするが無駄に終わったようだ。最奥まで突き入れられた瞬間に俺は絶頂を迎えてしまったのだ。

「う、あ、あ゛ぁっ……♡」

 ビクビクと痙攣しながら俺は失禁してしまったような感覚に襲われるが、それは射精のなり損ない、或いは潮というものだったようだ。だがそんなことを気にする余裕も無くなっていた。そんなことなどお構いなしとばかりに彼は動き続けるのである。

 ズブブッ!! ドチュンッ!!
「社長……僕のこと、ちゃんと憶えてくださいね……!」

 だが流石の秘書ももう限界が近いらしい。ラストスパートをかけるように激しく腰を打ち付けてきた。それと同時に俺の中で彼の肉棒が大きく脈打つのを感じた。

 ビュルルルーッ!! ドプッドプッ……!

 熱い精液が俺の直腸を満たしていき、その感覚だけでまたもや軽く絶頂を迎えてしまった。身体が痙攣し続け、まるで雌の絶頂のような快感が俺を襲った。俺は暫くの間脱力し、その余韻に意識を朦朧とさせていた。
 荒い呼吸をしながらそれが徐々に落ち着いてくる。ようやく部屋の静けさを感じた。ゆるゆると意識が戻る中、俺は全身を襲う疲労感の中で別の感覚に気付いた。

 ジョロロロ……と。俺の腹の中に、生温かい液体が注ぎ込まれている。精液よりも遥かに量が多い。何だ?と疑問に思って視線を下ろせば、まだ秘書と繋がり合っている。
 殆ど麻痺して感覚の薄れている尻穴でも、柔らかくなったとはいえ肉棒を咥えたままなのは分かった。まさか、という嫌な予感がする。

「お、おい……まさかお前……」

 恐る恐る尋ねると秘書はにっこりと笑った。そして俺の耳元に顔を寄せると囁くように言った。

「すみません社長。我慢出来なくておしっこ、しちゃいました♡」

 その言葉の意味を理解した瞬間、俺は恐怖に震えたがもう遅かった。たっぷり液体を注がれた腹がコロコロ、キュルキュルと小さく鳴り始める。

「大丈夫です。ちゃんと面倒見てあげますからね。ほら、抜きますよ?」
「ま、待て……!」

 散々太い物で掘り起こされた尻穴は上手く力が入らなくなっていた。秘書に抗えず、ズルルル……と腸壁を擦り上げながら尻穴から萎えた肉棒を引き抜かれていく。
 その感覚もまた声が出そうな程の快感だったのだが、それを必死で飲み込む。遂に先端まで抜けそうになった時、俺は代わりに叫んだ。

「トイレ……トイレ、行きたい……っ!」

 それを聞いた秘書は驚いた顔をしたがすぐにまた笑顔に戻った。

「はい♡ じゃあこのまま行きましょうか♡」
「な……!?」

 俺の身体は抱き起こされるとそのまま抱え上げられる。秘書の方が背が低いのに成人男性を持ち上げられるとは、実はかなり筋肉があるらしい。
 だが今はそれどころではなく、俺のバカになってしまった尻穴は緩み、ブプッ!と音を立てながら中身を漏らそうとしていた。咄嗟で手で押さえるがトイレまでの短い距離も間に合わずに少量は床に垂れてしまう。
 羞恥で真っ赤になる中、俺の腹はゴロゴロゴロ!とより不吉な音を発し出した。気の所為ではない便意が急激に襲って来る。もうこれ以上我慢出来るような状態ではなかった。

「あぁ……社長、本当に可愛いですね……♡」

 恍惚とした表情で囁かれる言葉に反応する余裕はなかった。秘書は俺をトイレへ運ぶと便器に座らせる。彼が出て行くまで待つなど出来る訳がなかった。

「い、嫌だ! やめてくれ! み、見ないでくれ……!!」
 ビチビチビチッ、ブシャァッ!

 必死に言ったがその言葉が届くはずも無い。絶望に打ちひしがれる俺を余所に、秘書は俺の恥ずかしい姿を凝視していた。
 まず溢れ出たのは彼に注がれた尿と精液だった。だがすぐに腹の中で渦巻いていたものが一気に出口へと殺到してくる感覚に襲われる。

 ブビュルルルッ! ドプッドプン……ブリュリュリュリュ……!
「お゛……♡」

 尻穴からもったりとした大便が次々溢れ出す。それは便器に当たって跳ね返り飛沫を上げた。その勢いは凄まじく、俺の腹のどこにこんなに溜まっていたのかと驚く程だ。

「あはっ♡ 社長、凄い量ですね♡」

 秘書は俺の痴態を見て興奮したらしく息を荒げている。そんな彼に見られながら排便する俺は屈辱的だった。だがそれでもどんどん強まっていく便意に逆らうことは出来なかった。

 ブリリリリッ! ミチィ……ミチミチミチッ! ブリュリュリューッ!! ボトッ!!
「っ、はぁっ♡ あんんっ♡」

 脱糞する度に快感が強くなり、俺は声を抑えられなくなっていた。もはや自分の意思では止められない程に排泄の気持ち良さに魅了されてしまっていたのだ。
 先程まで犯されまくっていた尻穴を便が通過していく感覚は何物にも代え難い。だがそれでも何処かに理性は残っていて、凄まじい恥ずかしさで顔が真っ赤になる。

「はあぁ……♡ 社長、最高です……♡」

 秘書はそんな俺に心底興奮していた。俺の前にしゃがみ込むと、腹を抱えるような姿勢だった俺の腕をどかしてその部分を撫でる。
 ゴロゴロ、ギュルギュルと激しい蠕動音をさせながら蠢くそこをマッサージされて耐えられる訳がなかった。

 ブリュリュッ!! ブバッ! ブリリリッ!! ビチャビチャビチャッ……!!
「あ゛っ♡ お゛ぉっ♡」

 もうグズグズで、落下すると形を保てない軟便へと出る物は変わっていった。尻への刺激は減るものの、逆に出る勢いが強まることで俺の身体が何度も跳ねる。
 ただでさえ精液を注がれたところへ尿まで入れられて、俺の腹は完全に壊れてしまった。ギュルルルル!という一層激しい音と共に凄まじい腹痛と便意が襲い、出す前から下痢だと分かる物が一気に出口まで駆け下りた。

「あ゛、あ゛ぁ……♡ で、出る……っ♡」

 俺はもう限界だった。早く出したくて堪らない。秘書の目の前で脱糞するなどという恥辱に塗れた行為だが、それを気にする余裕などなかった。ただ一刻も早くこの苦しみから逃れたい一心だ。そしてそれはすぐに叶えられることになった。

 ブリュッ! ブボォオオオッ!! ビチチッドバァッ!! ブリリッブビュルルルーッ!!!

 先程よりも更に激しい勢いで排泄される大便は、すっかり形を失い液状に近い状態だ。便器の水溜まりに落ちると鈍い音を発して広がり、飛沫を上げて飛び散った。
 ビチビチと音を立てて排泄される便は途切れる事なく続いている。秘書の目の前で激しく放屁を繰り返しながら脱糞しているという状況はかなり屈辱的だったがそれでも解放感の方が勝っていた。
 俺はもう理性が壊れてしまっていたのだろうと思う程に快楽に溺れていたのだった。

「あぁ……社長……♡ なんて可愛いんだ……♡」

 そんな俺の姿を目の当たりにした彼は恍惚とした表情を浮かべているように見えた。そしてそのまま立ち上がると俺を抱き寄せ、口付けてきた。舌を絡め合う濃厚なキスを交わす俺達。

「んぅ……♡ んん……っ♡」
 ブビュッ、ブリュリュリュ……ブビィッ!

 互いの唾液を交換し合いながら口内を犯し合うようなディープキスを続けているうちに、段々と身体の力が抜けていった。もう尻穴は勝手に開いて重力に従うままに腹の中身が落ちていく。
 排便しながらキスするなどという禁忌の行為に嫌悪感と背徳感を抱く一方で、それをやめることが出来なかった。
 秘書は俺と舌を絡め合いながら、俺の腹を優しく撫でた。ゴロゴロ、ギュルギュルと絶え間無く鳴っている腸が過敏に反応する。先程激しく掘られた上に下痢の通過する尻穴はヒリヒリと痛むが、俺の便はなかなか止まらなかった。

「あ゛、あ゛っ♡」
「ふふっ……いっぱい出して下さいね?」

 秘書はそう言って笑うと再び唇を合わせてきた。口内を蹂躙する彼の舌使いに翻弄されるが、同時に腹を撫で回される感覚も強くなる。俺はもう限界で、早く終わってくれと思いながらひたすらに排便を続けた。

 ブビュルルッ!! ビチャビチャビチャ……ブリュリュリュー! ドボドボッ……ブプッ……

 大きな音を立てて肛門から出てくる大便が便器を叩く。その音でさえも快感を覚えてしまう程に俺の頭はおかしくなっていた。もう何も考えられず、ただこの快楽の波に身を任せることしか出来なかった。
 ようやく尻から出る物が減ってきた頃、秘書はそれでも力を失ったままだった俺のペニスを軽く撫でた。ゾクゾクッと身体が震え、俺はもうひとつの欲求が込み上げるまま解放した。

 ジョーーーッジョボボボ……
「あ……♡ あ、ぁ……♡」

 下痢で満たされた便器の中に尿まで放つ。出る勢いは段々と弱まっていき、やがて止まった。
 排便に放尿までしてしまった俺は恥ずかしさと屈辱感で涙を流すも、それでも身体はスッキリしていた。便臭が漂う個室の中で荒い呼吸を繰り返しながら快楽の余韻に浸っていた。
 やがて長い時間をかけてようやく全ての排泄が終わった頃にはすっかり疲れ切っていた。ぐったりとした俺を優しく抱き寄せた彼は労わるように背中を摩ってくる。その心地良さに身を委ねていると不意に彼が口を開いた。

「社長……僕、貴方のことが好きなんです」

 突然の告白に心臓が跳ねた。だが秘書は真剣な表情で言葉を続ける。

「本当はずっと見ているだけにしようと思ってました。社長の側で働けるだけで嬉しかった。でも、社長に何かあったと思って、こんなことまでして……」
「……」
「……僕はクビですよね?」

 もう既に全て受け入れたような表情だった。俺は頭が回らないなりに考える。
 確かにこの展開は予想外だ。会社のトップに狼藉を働いたと言えるかもしれない。だがこの状況を招いた原因は元はと言えば俺だ。痴漢に遭って犯されておかしくなった俺が悪い。それに仕事の面から言っても、優秀な秘書である彼を手放すことも惜しいとも感じていた。
 それに正直に言えば、真実を知る味方が欲しかった。俺は彼の目を見て言った。

「そんなことはしない。これからも、俺を支えてくれるか。……いや、支えてほしい」

 彼は一瞬驚いたような顔をしてからすぐに嬉しそうな表情になった。その目には涙さえ浮かんでいたように見えたが、それはきっと気のせいではないだろう。そして彼は再び俺に口付けた。今度は触れるだけの優しいキスだ。

「はい……っ!ありがとうございます!」

 そう答えた彼の顔は今までで一番幸せそうなものだった。俺はそんな彼を抱き締め返した。
 後のことは後で考えればいい。今はこの安心感に浸っていたかった。
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