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10.ワイバーン
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ダンジョンの奥底で、嬌声が響いていた。
俺は対面座位の姿勢で戦士——正確には元・戦士で現・性奴隷の青年のペニスを受け入れ、激しいディープキスを交わしていた。彼の舌は柔らかく、そして甘い。熱心に絡みついてくるそれを俺は夢中で貪っていた。
戦士の腹はモンスターの精液で膨れ上がり妊婦のようだった。その下腹には淫紋が浮かんでおり、もうそろそろ子を孕める頃だろう。
それでも俺の尻穴を突き上げる剛直はなかなか衰えない。興奮を覚えつつ、俺もまた何回目か分からない絶頂を迎えていた。
あれからどれだけ時間が経っただろう。
青年は奇跡的に生還し、俺達は今ミノタウロスのねぐらにいる。そしてモンスターの性処理道具として飼われていた。
あの3匹以外にも数体のミノタウロスが居る他、時折別のモンスターも訪れて俺達を犯した。ダンジョンにはモンスターしか知らなかったり、形状的に人間は通れない通路が存在していて、彼らはそこを行き交っていた。
俺はオークの子を産んだ後、ミノタウロスの子を産み、そして今も孕んでいる。出産時は相変わらず強烈過ぎる快感に射精してしまい、その日の内にまた犯された。
モンスターの子供の成長は早く、産まれた赤子は数日母乳を与えた後は引き取りたいと申し出たモンスターが連れて行った。壊滅したかに思われたオークも別の場所に生き残りが居たようで、きっと今も同種の群れで元気にしていることだろう。
「はぁっ……♡ んむ……♡」
俺は青年の唇を貪りながら、彼のペニスを尻穴で扱いていた。俺の腹は出産を控えて膨らんでいたが、何の子かは分からない。それ程多様な種を受け入れていた。
青年が生存出来たのは邪神の加護によるもので、彼もまた色狂いと化していた。俺達はモンスターが来ない間はずっと快楽を求めてまぐわい合っていた。俺の尻は疼き、終始咥える物を求めていたのだ。
青年の方はまだ雄の機能が残っているどころか、逆に何度射精してもし足りない呪いが掛かっているらしい。陰嚢にも影響が及んでいるようででっぷりと大振りになり、彼は何度も何度も俺の中に精液を注いだ。
「はぁっ……♡」
俺と青年は同時に果てた。腹の中に熱いものが広がる感覚があり、彼が俺の中で快楽を得ていることが嬉しかった。もしかしたら孕んでいるのは彼の子かもしれない。そうだったらとても嬉しいのだが。
しかしそんな時、新たなモンスターがやって来た。俺達は期待に満ちた眼でそちらを見る。
現れたのは2匹のワイバーンだった。小型の亜種とは言え、ドラゴンの類に俺達は生唾を飲み込んだ。きっと強烈な交尾をしてくれるに違いない。
俺が邪神の加護を受けて初めて倒した相手だが、今の俺の眼には魅力的な雄としか映らなかった。
「どうぞ……準備は万端です……♡」
「ちょっと汚れてますけど……俺達のケツマンコ、どうぞ好きなだけ使って下さい♡」
心優しく聡明な若き戦士も、屈強な熟練のダンジョン探検家もここには居ない。ただ自ら四つん這いになって尻を曝け出し、雄を誘う淫乱な雌が2匹存在していた。どちらの穴もよく使い込まれて縦に割れていたが、俺の方は先程彼に注がれた白濁液を溢していた。
その様に興奮を覚えたのか、2匹のワイバーンはこちらに近付いてきた。そしてそれぞれに俺達を背後から掴むと、そそり勃った立派な生殖器を突き入れた。括れ、曲がりくねり、凹凸のはっきりした凶悪なペニスだ。
ズプッ! グチュッヌチャァアアッ!!
「あひぃぃっ♡」
「チンコきたぁっ♡」
音を立てて同時に犯される感覚に俺は甘い吐息を漏らした。青年も同じく貫かれており、俺達はほぼ同時に達していた。ビクンっと大きく跳ね上がると同時に母乳が滴り落ちる。
ワイバーンのペニスは返しが大きく、入れる時より抜く時の方が刺激が大きかった。腸壁を擦り上げられる度に目の前が真っ白になる程の快感に襲われ、俺は何度も絶頂を迎えていた。
しかしまだ満足出来ないのか、2匹は更に激しい抽挿を繰り返す。最奥の子宮口にまで届きそうな勢いだ。時折腹を突き破らんばかりに突き上げられるが、だがそれすらも俺達にとっては悦びだった。
最早理性など欠片も無く、雄に求められ支配される感覚に溺れ、ただ快楽を貪るだけの存在へと堕ちている。
「あひぁっ♡ しゅごい……っ! あっあぁっ♡」
結腸弁を亀頭で刺激される度に、俺は甘い叫び声を上げた。腸壁越しに伝わる肉棒の脈動に背筋を震わせながら夢中で腰を振り続ける。そして何度目かも分からない絶頂を迎えた時だった。
ワイバーン達のペニスが膨れ上がり痙攣を始めたのだ。その予兆を感じ取った俺達は期待に満ちた眼差しを浮かべた。
ドピュッ!! ビュルルルーーッッ!!! ドクッドクッ……!!
大量の精液を流し込まれ、俺と青年は歓喜に打ち震えた。だが隣から聞こえてきた声は、これまで聞いたことの無いものだった。
「ああっ、あっ、やぁっ♡ 僕、僕……っ♡」
「お、おい、どうした?」
「卵っ、ワイバーンの卵出来ちゃう……♡ 孕まされてっ、あっあっ♡」
パニックになったような声を上げる青年の腹を見ると、淫紋が卑猥に光っていた。彼にも子宮が出来上がり、子が産めるようになったのだ。ただ犯されるだけではなく、種付けされ受精する感覚は堪らないものだろう。
「良かったじゃないか。俺みたいに子供を産めるぞ」
「じゃあ僕もいつか、お、お乳が出たり……?」
「ああ、そうなるだろうな。お前、俺の母乳しゃぶるの大好きだもんな。自分で出るようになったらどうなるかな」
俺が楽しみだとばかりに笑うと青年は赤面した。まだ男なのにという感覚があるのだろう。射精も出来るなら尚更か。
そしてそんな話をしていたら俺の胸もムズムズしてきた。未だに腰を振るワイバーンの手では引き裂かれてしまいそうなので、俺は自分で自分の胸に手を当てて揉みしだいた。乳房は大きく張っていて少し刺激しただけで母乳が溢れ、えも言われぬ快感が脳を焼く。
「あっ♡ はぁっ……おっぱい出るぅ……♡」
俺が喘ぎながらそう言うと、ワイバーン達は首を伸ばして俺と青年の乳首に吸い付いた。ヂュウッと勢いよく吸われた瞬間頭が真っ白になる程の快感に襲われて俺は仰け反りながら絶頂した。
それと同時に母乳も吹き出し、それを美味そうに飲み干していくワイバーンを見て更に興奮してしまう自分がいる。
「ぼ、僕はまだ……何も出ないのにぃっ♡」
対して青年はワイバーンの甘噛みに身を捩っていた。母乳は出ないがその乳首はこれまで様々なモンスターに調教されたお蔭で、俺以上のサイズまで大きく勃起している。感度も抜群であり、硬い牙が掠めたり舌先でグリグリと弄られるだけで声が上がった。
「ああああっ♡ ちくびらめぇっ♡♡ イく、イくぅぅぅ♡」
「あんっ♡ あんっ♡ お尻しゅごいいっ♡ ワイバーンちんぽ、でっかすぎぃっ♡」
ワイバーン達は俺達の乳首に吸い付きながら、再び抽挿を始めた。先程よりも更に激しい動きで腸壁を擦り上げられ、俺は堪らず絶叫した。そして同時に絶頂を迎えたようで、腹の中が熱いもので満たされていくのを感じた。
しかしまだ終わらないのか2匹は交互にピストン運動を続けてくるので休む暇もない程だった。だがその行為によって与えられる快楽の方が上回ってしまい、俺達はひたすら喘ぎ続けるしかなかったのだ。
ドラゴン種は発情期の感覚が長い分、一度交尾に入ると絶対に孕ませる為に長らく射精し続けるというのを知ったのは後のことだ。ワーウルフの比ではなく、数時間の間ずっと俺達は濃厚な精液を注がれ続けるのだった。
ビューッ! ビューッ! ドプドプドプッ、ビュルルルルッ! ドプッドプッドプッ……!!
「あぁ……もうむり……♡ぬいてぇ……♡」
「おなか……破裂しそう……っ♡」
俺達はぐったりして声も涸れていたがワイバーンは気にも留めない。腹は限界まで膨らみ、接合部からは時折白濁液が噴き出す。それでもワイバーン達は止まらない。俺達が気絶しそうになっても構わず腰を振ってくるのだ。
だが俺も戦士も笑っていた。心の底からこうされたいと願い、今が幸福で仕方無かった。俺達はこれからも孕まされ、子を産み、犯され続けるのだ。このダンジョンの中で。
まさにここは、天国だった。
***
『人事報告書 王歴534年水の月3日
ダンジョンG2459深部にて、捜索中の冒険者2名を発見。
モンスターに性的傷害を長時間受けており、いずれも衰弱、意識混濁。
また、魔術による肉体改造により男性でありながら妊娠しており、内1名は救助作業中に出産。巨大な卵を産み落とした。卵の外観からワイバーンのものと推測され、観察の為保護して持ち帰ったが、孵化の傾向が見られる場合は処分の予定。
現場の状況から多種多様なモンスターの被害にあった他、被害者同士でも性交していたと推測され、もう1名が何を妊娠しているかは不明である。
2人は性的欲求が高まっており救助を行った冒険者にも性交を求めた。救助活動が困難だった為やむを得ず同行した魔術師の睡眠魔術により無力化、その後街へ帰還した。
現在はギルド直属の病院にて入院中だが性的欲求が強く、激しい自慰や病院関係者への暴行未遂が発生。この為、安全に配慮した拘束が為されている。
幻聴・幻覚の類もあり、「かみさま」と呼称する対象へ救済を求める等重い精神汚染の兆候が見られる。
なお、彼らの言う神とは現在王国が認める四大神及びその関連神には該当せず、旧時代若しくは一部の者に秘密裏に崇められた邪神の類と思われる。
かつて被害者の内1名と他数名の冒険者がこのダンジョンの最深部の情報を持ち帰っており、そこで発見された男性器をシンボルとした邪教との関連性があると見られる。(参考:探索報告書G2459-K532-137)
現時点では2名の現場復帰の見込みは薄く、一般生活も困難である可能性が高い。
今後回復の兆しが見えない場合は周囲の負担を考慮し、両者の処分を提案する。
冒険者ギルドG23 人事責任者(サインが独特すぎて判読不可)』
(完)
俺は対面座位の姿勢で戦士——正確には元・戦士で現・性奴隷の青年のペニスを受け入れ、激しいディープキスを交わしていた。彼の舌は柔らかく、そして甘い。熱心に絡みついてくるそれを俺は夢中で貪っていた。
戦士の腹はモンスターの精液で膨れ上がり妊婦のようだった。その下腹には淫紋が浮かんでおり、もうそろそろ子を孕める頃だろう。
それでも俺の尻穴を突き上げる剛直はなかなか衰えない。興奮を覚えつつ、俺もまた何回目か分からない絶頂を迎えていた。
あれからどれだけ時間が経っただろう。
青年は奇跡的に生還し、俺達は今ミノタウロスのねぐらにいる。そしてモンスターの性処理道具として飼われていた。
あの3匹以外にも数体のミノタウロスが居る他、時折別のモンスターも訪れて俺達を犯した。ダンジョンにはモンスターしか知らなかったり、形状的に人間は通れない通路が存在していて、彼らはそこを行き交っていた。
俺はオークの子を産んだ後、ミノタウロスの子を産み、そして今も孕んでいる。出産時は相変わらず強烈過ぎる快感に射精してしまい、その日の内にまた犯された。
モンスターの子供の成長は早く、産まれた赤子は数日母乳を与えた後は引き取りたいと申し出たモンスターが連れて行った。壊滅したかに思われたオークも別の場所に生き残りが居たようで、きっと今も同種の群れで元気にしていることだろう。
「はぁっ……♡ んむ……♡」
俺は青年の唇を貪りながら、彼のペニスを尻穴で扱いていた。俺の腹は出産を控えて膨らんでいたが、何の子かは分からない。それ程多様な種を受け入れていた。
青年が生存出来たのは邪神の加護によるもので、彼もまた色狂いと化していた。俺達はモンスターが来ない間はずっと快楽を求めてまぐわい合っていた。俺の尻は疼き、終始咥える物を求めていたのだ。
青年の方はまだ雄の機能が残っているどころか、逆に何度射精してもし足りない呪いが掛かっているらしい。陰嚢にも影響が及んでいるようででっぷりと大振りになり、彼は何度も何度も俺の中に精液を注いだ。
「はぁっ……♡」
俺と青年は同時に果てた。腹の中に熱いものが広がる感覚があり、彼が俺の中で快楽を得ていることが嬉しかった。もしかしたら孕んでいるのは彼の子かもしれない。そうだったらとても嬉しいのだが。
しかしそんな時、新たなモンスターがやって来た。俺達は期待に満ちた眼でそちらを見る。
現れたのは2匹のワイバーンだった。小型の亜種とは言え、ドラゴンの類に俺達は生唾を飲み込んだ。きっと強烈な交尾をしてくれるに違いない。
俺が邪神の加護を受けて初めて倒した相手だが、今の俺の眼には魅力的な雄としか映らなかった。
「どうぞ……準備は万端です……♡」
「ちょっと汚れてますけど……俺達のケツマンコ、どうぞ好きなだけ使って下さい♡」
心優しく聡明な若き戦士も、屈強な熟練のダンジョン探検家もここには居ない。ただ自ら四つん這いになって尻を曝け出し、雄を誘う淫乱な雌が2匹存在していた。どちらの穴もよく使い込まれて縦に割れていたが、俺の方は先程彼に注がれた白濁液を溢していた。
その様に興奮を覚えたのか、2匹のワイバーンはこちらに近付いてきた。そしてそれぞれに俺達を背後から掴むと、そそり勃った立派な生殖器を突き入れた。括れ、曲がりくねり、凹凸のはっきりした凶悪なペニスだ。
ズプッ! グチュッヌチャァアアッ!!
「あひぃぃっ♡」
「チンコきたぁっ♡」
音を立てて同時に犯される感覚に俺は甘い吐息を漏らした。青年も同じく貫かれており、俺達はほぼ同時に達していた。ビクンっと大きく跳ね上がると同時に母乳が滴り落ちる。
ワイバーンのペニスは返しが大きく、入れる時より抜く時の方が刺激が大きかった。腸壁を擦り上げられる度に目の前が真っ白になる程の快感に襲われ、俺は何度も絶頂を迎えていた。
しかしまだ満足出来ないのか、2匹は更に激しい抽挿を繰り返す。最奥の子宮口にまで届きそうな勢いだ。時折腹を突き破らんばかりに突き上げられるが、だがそれすらも俺達にとっては悦びだった。
最早理性など欠片も無く、雄に求められ支配される感覚に溺れ、ただ快楽を貪るだけの存在へと堕ちている。
「あひぁっ♡ しゅごい……っ! あっあぁっ♡」
結腸弁を亀頭で刺激される度に、俺は甘い叫び声を上げた。腸壁越しに伝わる肉棒の脈動に背筋を震わせながら夢中で腰を振り続ける。そして何度目かも分からない絶頂を迎えた時だった。
ワイバーン達のペニスが膨れ上がり痙攣を始めたのだ。その予兆を感じ取った俺達は期待に満ちた眼差しを浮かべた。
ドピュッ!! ビュルルルーーッッ!!! ドクッドクッ……!!
大量の精液を流し込まれ、俺と青年は歓喜に打ち震えた。だが隣から聞こえてきた声は、これまで聞いたことの無いものだった。
「ああっ、あっ、やぁっ♡ 僕、僕……っ♡」
「お、おい、どうした?」
「卵っ、ワイバーンの卵出来ちゃう……♡ 孕まされてっ、あっあっ♡」
パニックになったような声を上げる青年の腹を見ると、淫紋が卑猥に光っていた。彼にも子宮が出来上がり、子が産めるようになったのだ。ただ犯されるだけではなく、種付けされ受精する感覚は堪らないものだろう。
「良かったじゃないか。俺みたいに子供を産めるぞ」
「じゃあ僕もいつか、お、お乳が出たり……?」
「ああ、そうなるだろうな。お前、俺の母乳しゃぶるの大好きだもんな。自分で出るようになったらどうなるかな」
俺が楽しみだとばかりに笑うと青年は赤面した。まだ男なのにという感覚があるのだろう。射精も出来るなら尚更か。
そしてそんな話をしていたら俺の胸もムズムズしてきた。未だに腰を振るワイバーンの手では引き裂かれてしまいそうなので、俺は自分で自分の胸に手を当てて揉みしだいた。乳房は大きく張っていて少し刺激しただけで母乳が溢れ、えも言われぬ快感が脳を焼く。
「あっ♡ はぁっ……おっぱい出るぅ……♡」
俺が喘ぎながらそう言うと、ワイバーン達は首を伸ばして俺と青年の乳首に吸い付いた。ヂュウッと勢いよく吸われた瞬間頭が真っ白になる程の快感に襲われて俺は仰け反りながら絶頂した。
それと同時に母乳も吹き出し、それを美味そうに飲み干していくワイバーンを見て更に興奮してしまう自分がいる。
「ぼ、僕はまだ……何も出ないのにぃっ♡」
対して青年はワイバーンの甘噛みに身を捩っていた。母乳は出ないがその乳首はこれまで様々なモンスターに調教されたお蔭で、俺以上のサイズまで大きく勃起している。感度も抜群であり、硬い牙が掠めたり舌先でグリグリと弄られるだけで声が上がった。
「ああああっ♡ ちくびらめぇっ♡♡ イく、イくぅぅぅ♡」
「あんっ♡ あんっ♡ お尻しゅごいいっ♡ ワイバーンちんぽ、でっかすぎぃっ♡」
ワイバーン達は俺達の乳首に吸い付きながら、再び抽挿を始めた。先程よりも更に激しい動きで腸壁を擦り上げられ、俺は堪らず絶叫した。そして同時に絶頂を迎えたようで、腹の中が熱いもので満たされていくのを感じた。
しかしまだ終わらないのか2匹は交互にピストン運動を続けてくるので休む暇もない程だった。だがその行為によって与えられる快楽の方が上回ってしまい、俺達はひたすら喘ぎ続けるしかなかったのだ。
ドラゴン種は発情期の感覚が長い分、一度交尾に入ると絶対に孕ませる為に長らく射精し続けるというのを知ったのは後のことだ。ワーウルフの比ではなく、数時間の間ずっと俺達は濃厚な精液を注がれ続けるのだった。
ビューッ! ビューッ! ドプドプドプッ、ビュルルルルッ! ドプッドプッドプッ……!!
「あぁ……もうむり……♡ぬいてぇ……♡」
「おなか……破裂しそう……っ♡」
俺達はぐったりして声も涸れていたがワイバーンは気にも留めない。腹は限界まで膨らみ、接合部からは時折白濁液が噴き出す。それでもワイバーン達は止まらない。俺達が気絶しそうになっても構わず腰を振ってくるのだ。
だが俺も戦士も笑っていた。心の底からこうされたいと願い、今が幸福で仕方無かった。俺達はこれからも孕まされ、子を産み、犯され続けるのだ。このダンジョンの中で。
まさにここは、天国だった。
***
『人事報告書 王歴534年水の月3日
ダンジョンG2459深部にて、捜索中の冒険者2名を発見。
モンスターに性的傷害を長時間受けており、いずれも衰弱、意識混濁。
また、魔術による肉体改造により男性でありながら妊娠しており、内1名は救助作業中に出産。巨大な卵を産み落とした。卵の外観からワイバーンのものと推測され、観察の為保護して持ち帰ったが、孵化の傾向が見られる場合は処分の予定。
現場の状況から多種多様なモンスターの被害にあった他、被害者同士でも性交していたと推測され、もう1名が何を妊娠しているかは不明である。
2人は性的欲求が高まっており救助を行った冒険者にも性交を求めた。救助活動が困難だった為やむを得ず同行した魔術師の睡眠魔術により無力化、その後街へ帰還した。
現在はギルド直属の病院にて入院中だが性的欲求が強く、激しい自慰や病院関係者への暴行未遂が発生。この為、安全に配慮した拘束が為されている。
幻聴・幻覚の類もあり、「かみさま」と呼称する対象へ救済を求める等重い精神汚染の兆候が見られる。
なお、彼らの言う神とは現在王国が認める四大神及びその関連神には該当せず、旧時代若しくは一部の者に秘密裏に崇められた邪神の類と思われる。
かつて被害者の内1名と他数名の冒険者がこのダンジョンの最深部の情報を持ち帰っており、そこで発見された男性器をシンボルとした邪教との関連性があると見られる。(参考:探索報告書G2459-K532-137)
現時点では2名の現場復帰の見込みは薄く、一般生活も困難である可能性が高い。
今後回復の兆しが見えない場合は周囲の負担を考慮し、両者の処分を提案する。
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