差掛エッセイ

色白ゆうじろう

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眠れない?宇宙空間を眺めながら、まどろんでみませんか。

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私の小さなころからの夢妄想で「宇宙船の中で宇宙を眺めながら眠りたい」という願いがあった。

窓の外には宇宙、星空、巨大な惑星などを眺め、心地よいベッドに横たわりまどろむ。

船内は「ゴオオ―」という静かでかつ低いホワイトノイズのようなエンジン音が響いている。

交代時間まで眠れるが、念のためコンピューターパネルが設置され、安眠を妨害しない程度に電子音がピコピコと鳴っている。

どうだろう。
私としてはとても心地の良い空間で、それこそ宇宙ものの小説や映画を見るたびに妄想していたものである。





このような場所、シチュエーションで寝てみたいと。

そして、ここ数年で驚くべき発見をした。

なんと、YouTubeで同様のシチュエーション動画が、癒し系動画として投稿されているのである。

試しに興味のある読者様は「space ship ambience」と検索をして見てほしい。

私が先ほど書いたようなシチュエーションの、長時間再生用リラックス動画が多数投稿されている。

様々な宇宙船や、コクピット、ワープ空間、中には、雨が降るサイバーパンクなアパートの一室なんてものもある。

外国人のこの手の発想の自由さは舌を巻く。

心の中に持っている願望や情動を、そのままだれしも共有できる作品に表現してしまう。

まだ、ローファイやベイパーウェイブにも凝っているが、こちらもまた素晴らしい。

安眠系の動画をお探しな近未来読者様方は、是非宇宙船の中での眠りをお試しになってはいかがだろうか。
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