差掛エッセイ

色白ゆうじろう

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AI絵とわたし

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AIの発展は目覚ましい。


中でも、AIによるイラスト描きはもはや芸術の域に達してると言えるのではないだろうか。


絵という技術を伴う難度の高い表現も、AIによれば容易に可能なのである。


AIにイラストの雰囲気を文章で伝えれば描いてくれるのだから…


AIがいずれ人間のクリエイティブ活動を奪ってしまうのではと危惧する意見もSNSで見た。


確かに、プロのイラストレーターが描いたような絵を描くAIもすでに現れている。


危惧する意見も分かる。


しかし、私はどちらかというと肯定的だ。


実は漫画やイラストも描いて投稿していたが、やはり全くの技術不足で上手く描けない。
手の位置がおかしい。背景が描けない。パースが狂ってる。バランスが悪い…などなど。

やはり絵を描くのは非常に難しい。


上達には気の遠くなる時間を費やし、練習しなければならない。

だが、仕事や家庭、様々な要因から今更絵を学びなおし、フルコミットするのは現実的に困難だ。


こんな私のようなタイプは、AIに助けてもらえる。


例えば私は自作小説にAIの挿絵を載せているが(note版には毎回載せている)、素晴らしい出来なのである。


精密なビルが乱立するサイバーパンクの街、色彩をふんだんに使った写実的な描画が表現される。

このような描画は、自分ではおいそれとできない。


私自身が同じクオリティのサイバーパンク なカラー絵を描こうとすれば、長い年月を要するだろう。


それがAIでは数秒で完成してしまうのである。


非常に楽しい。


試験的に、今私は漫画を書き直そうとしている。

その漫画も言わずもがなサイバーパンクであるが、背景のビル群などをAIにお任せしたのである。


どうもうまく行きそうなのだ。


画力が無さすぎて泣く泣く諦めたサイバーパンク漫画を、私自身で(AIというスーパーアシスタントのボランティアを得て)書けるかもしれない。


つまりは、そう言うことである。

私の場合は下手をカバーしてもらうのが主である。

しかし一般的には、AIの表現力と、人間の情動が絶妙にブレンドされることで、また新たな表現が生まれるのではと私は期待する。


AIは人間の仕事を奪うのではなく、表現の幅を広めてくれるのではと私は思うのである。


もし、ご興味があればAIイラストを試してみることをオススメする。


私が使うものは若干写実的、パルプ紙的イラストであるが、最近はライトノベルやテキストゲームに出るような二次元絵を書くAIもあるそうだ。


また、何気なく絵を生成して遊ぶだけでも、中々素晴らしいインスピレーションを与えてくれる。


試されてはいかがだろうか。

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