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呪われし僧侶と淫語勇者(全八話)
1 埋もれ木の逢瀬 ※《淫語責め、衆人環視、催眠、オタク、レイプ》
しおりを挟む「ん…っ、ふぅぅ…っ、ぁ…っ、も…、はあっ…!ん、んふぅ…っ!」
私は、呪われていた。
なぜなら、毎晩寝ている間に勝手に身体が動き出して、大聖堂の地下に眠る聖剣の柄を、自分の尻の中に埋めて腰を振っているのだから。
両手で口を塞いでも、固すぎる柄がゴリゴリと腸壁を抉る感覚に嬌声が漏れ出る。
「んんん…ッ、ふぅうん…っ!も、ゆりゅし…っ、んふぅ…っ!ふうぅ…っ!ん…っ!んん…っ!」
強固な岩に斜めに突き刺さった聖剣は、約三百年前に世界に魔物を解き放ったとされる魔王を倒すために、勇者が聖なる力で鍛えたとされている。
魔王を屠った勇者と共に聖なる力は失われてしまったが、その刀身は今もなお固い岩に突き刺さった状態で保管されていた。
その聖剣の柄を、私は尻の穴に呑み込んでカクカクと腰を振っているのだ。
握り手が滑らないようにと加工された凸凹が、腸壁の内部をゴリゴリと抉る。
「ふぅうん…ッ!う…ッ!はああっ!」
自分の願いとは裏腹に勝手に動き続ける腰が、尻の中の異様に敏感な部分をしつこく追いかけて快感を貪らせようとしてくる。
「うぅ…っ、んうぅ…っ!あっ!や…っ、はあぁん…っ!んん…!」
必死に口を覆っている手は時折勝手に後ろに回り、手に握りしめていた軟膏の瓶から器用に柄に滑りを足して、更にずっぷりと腰を押し進める。
「ひあ…っ!あ…っ!やら…っ!も…っ、おゆるひくらさ…っ、あああっ!」
勝手に動く呪われた身体は、私が尻で達さないと許さないのだ。
全身の筋肉は不自然な姿勢に悲鳴を上げて震えているのに、ヌチャヌチャと激しく腰を振るのを健気に支えている。
「あ、ああ…っ!あぁん…っ!」
背筋をガクガクと震わせながら、私は一枚布の寝間着の中で射精した。
悪魔も眠る深夜である。
尻の中は未だ異物感に苛まれているが、眠気と疲労が頂点に達して、私はそのまま眠りに落ちる。
どうせ呪いで勝手に動いて自分の部屋に戻るのだ。
いっそのこと目覚めなくさせてくれたらこんなに悩まなくても済むのにと、私は呪いの性質に恨みを抱きながら意識を落とした。
「エミリオ様、おはようございます」
「おはようございますエミリオ様。クライス大司教様がエミリオ様にお話があると仰っていましたよ」
修道士の中でもまだ年若な子どもたちが、無邪気な笑顔で挨拶をしてくる。
「おはようございます。クライス大司教様が…?何だろう…」
「きっと次の司教をお任せになりたいというお話ではないでしょうか」
「わあっ!絶対そうですよエミリオ様!エミリオ様ほど主に愛されておられるお方は他におりません!」
そんなキラキラした目で見上げられて、私は苦笑が引き攣りそうになる。
「ふふ…滅多なことを。いくら人手が足りないと言っても、私のような若輩者では司教様になどはなれませんよ。お叱りのご用事だったらどうするのです。…さあ、朝のお勤めの時間です。私もすぐに参りますから、どうか噂話にはしないでくださいね」
「はあい」
「すみませんエミリオ様、いってらっしゃいませ」
修道士たちには笑顔でそう言ったものの、私は内心気が気でなかった。
不本意とはいえ地下聖堂に御神体として祀られた由緒ある聖剣を、夜な夜な色欲にまみれた自慰まがいの行為に使っているのだから。
やはり呪いに気づいた日から、さっさと還俗すればよかった。
呪いのせいだと言っても、その呪いをいつ頃受けたのかとか、何が原因なのかと問われても全く見当がつかない。
このワリエリナ大聖堂に来た時から、私は呪われていたのだ。
廊下の窓に映った自分の姿は、朝のお祈り用に紺色のローブに銀糸の帯を垂れかけて、やや長めに整えた金の髪をふわりと流している。
どう見てもシェルレア教の立派な司祭だ。
顔立ちは両性具有とされるシェルレア神の使徒に似ていると言われることがある。
大司教からも見た目が映えるからとお声がかかり、この大聖堂へ栄転したのだ。
いやもしかしたら、去年司祭としてここに異動になったことすらも、呪いに導かれていたのかもしれない。
「クライス大司教様、エミリオです。お話があると伺いました」
「入りなさい」
招かれた部屋に居たクライスは特に怒った様子はない。むしろいつもよりも機嫌がいいようにも見えた。
そのことに私は内心でひどく安堵する。
しかしその直後、クライスは私が今最も聞きたくなかった話題をさも誇らしげに語り出した。
「エミリオ、喜ばしいことだ!先日、ついに王家の召喚術に新たな勇者様がお応えになった!勇者様は明日にもこの大聖堂へ、あの聖剣を取りに参られるとのことだ!」
「え…」
私は一瞬気が遠くなり、目の前が真っ暗になった。
まさか。
まさかまさかまさか。
あの聖剣を…明日?勇者が取りに来るだと?
あの、聖剣を?
脂汗がダラダラと額に浮かぶが、もちろん毎夜の秘め事は今目の前でにこにこと微笑んでいるクライスにも悟られるわけにはいかないのだ。
「そ…っ、それは…大変、おめでたいことでございます…、まさか、我らの代で、勇者様にお目見えが叶うとは…」
「そうなのだ!昨今は魔物の被害が増えたといえど未だ辺境に限られておる。さりとて魔物を生み出したるは魔王の仕業。我らの知らぬ間に魔王は再臨を果たしたのではと実しやかに囁かれるようになって数年は経つ。勇者様のご降臨はまさしくその前兆!王都では脅威に至らずとも、勇者様がこの世を救ってくださる偉大なお方なことに違いはない。急なことゆえ我々も手が塞がっておるのでな、身内の者にまで手が回らぬ。そなたから皆にこのことを伝え、心してお迎えするように。くれぐれも、失礼のないようにな」
クライスは人の気も知らずに鼻息荒く興奮しきりの様子でそう言い置いた。
「かしこまりました…」
私は不安が渦巻く心中を必死に覆い隠して、引き攣った顔が見えないように深く膝を折り礼をした。
その後の記憶は定かではない。狼狽えながらも修道士たちに声をかけて回り、王宮との連絡係に聞き取って細かな段取りを確認したりしている内に、気づけばまたしても夜になっていた。
今夜は聖剣が置かれた地下室にも不寝番が立っている。
絶対に眠るわけにはいかない。
「あぁふ…、く…っ、だめだ、寝るな…寝たら終わりだ…」
私は深夜に重たくなる瞼を必死に指で押し上げて、何度も頬を叩き、長い夜を過ごした。
「勇者様、ようこそおいでくださいました。聖剣はこちらでございます」
「あ、はい。今日はよろしくお願いします。教会の皆さんも、慌ただしくしてすみません。お邪魔します」
大聖堂は総出で勇者の出迎えをした。
しかし王宮側からの早速案内しろという言葉にせっつかれるままに、集団はぞろぞろと地下室に向かう。
大司教たちと挨拶を交わしていた勇者は、遠巻きに見ても黒髪黒目のミステリアスな顔立ちの、背の高い美丈夫だった。
しかし常にきらきらとした爽やかな笑顔を浮かべて腰が低く、昨今の若者には稀有なほどに礼儀正しい好青年のように見えた。
「…これですか」
少し緊張した声が地下室から響いてくる。聖剣を保存するためだけの部屋はさほど広くなく、鉄格子に仕切られた内部に入ることができるのは十数名程度だ。
その中央に、抜けないからと岩壁ごとくり抜いて決戦の地から持ち込まれたとされる聖剣が刺さっている。
私が夜な夜な尻の穴で咥えて擦っているその柄に、勇者が向き直った。
思わずズクンと尻が疼く。
アレは私の尻を慰めているモノなのだ。
鉄格子ごしに勇者がその柄を手に取ったのが見えた。
その瞬間。
聖剣からパァッと眩い光が放たれ、勇者の手にはその鋭利に輝く刀身を現した聖剣が握られていた。
「「「おおおーっ!!!」」」
居合わせた者の歓声が上がる。
三百年もの時が経っていることなど感じさせない、まるで打ち立ての鋭い直刀。
それが今まさに人々の前に神秘の奇跡として姿を現したのだ。
しかしそんなこの世の秘宝を手にした勇者は、剣を天井に掲げると「ううう…」と呻き出した。
「おおっ!!おめでとうございます勇者様!これで晴れてあなた様は正式な…勇者様?」
「勇者殿…?いかがし…」
「うああァアアーーーーッ!!!」
聖剣を祀っていた地下聖殿には勇者の絶叫が響き渡り、皆何事かと目を見張り、一斉に身構えた。
よもや降臨した勇者が乱心するなどあってはならないことだが、勇者とは魔王に匹敵する強者なのだ。
ただの僧侶などその剣を悪戯に振るわれただけでひとたまりもない。
「少し退がりましょう。こんな狭い場所では窮屈だったかも知れません。ゆっくり、慌てないで」
「そ、そうですな…!」
「いや気が効きませんで…」
近くの者たちにそう伝えると、詰めかけていた別の教会の司教たちも小走りに階段を駆け上がっていく。
私も逃げようと後退った時だった。
「つ…かまえ…タ、ゾォ…ッ!」
「ぅぐ…っ!?」
いきなり鉄格子の間からニョキリと伸ばされた腕に首を掴まれて、私は息ができなくなった。
「勇者様!?お離しください!その者は敬虔な信徒です!魔の者ではありません!!」
「やめないか勇者殿!!」
何人もの男たちが制止する甲斐もなく、先ほどまで爽やかに笑顔を振りまいていた勇者の黒い瞳が、不気味に赤い光を放った。
「邪魔ヲ…するナァ…ッ!!」
ブワリと光り輝く聖力が巻き起こり、鉄格子の近くにいた者たちが石壁に吹き飛ばされる。
そしてガチンと音がしたと思ったら、勇者は聖剣で鉄格子を斬ったようで、数本の鉄の棒がカンカランとけたたましい音を立てた。
私は首を掴まれたまま引き寄せられて、黒一色の地味な詰襟の軍服を纏った腕に抱きしめられる。
「ゴホッ!ゴホッゴホッ!」
「エミ…リオタン…?」
「ゴホッ…へ?」
首を絞められてもう少しで死にそうなくらい苦しくなっていたところで、たどたどしく名前を呼ばれた。
振り返ると同じくらいの目線の高さに、赤い光を宿して虚ろな目をした勇者のうっそりと笑う顔があった。
「エミリオタン!!生エミリオタン!!やばイかわいイ!!美しイッ!!!ハアハア…生エミリオタン、ボクだよ?エッチしよ?すぐシヨ?ここデシヨ!?」
「は?え…?はっ!?」
何を言っているのか、ほとんど意味が理解できない私は、その言葉を聞いている内に勇者に床に引き倒されていた。
ゴツンと強かに後ろ頭をぶつけてしまう。
「いっ…!な、何を、勇者様っ!?」
勇者は私のローブの襟を掴み、両手で左右に勢いよく引き裂いた。
ビリビリビリーッ!!!
「ひ…っ!?」
逃げようとしても肩を捕まれ、下着も引っ張られビリビリと力任せに引き裂かれてしまう。
私は床に押し倒された状態で、勇者と衆目の前に全裸を晒されてしまった。
「ヘァハアァ…ッ!生エミリオたんのつるぺたオッパイ!カワイイピンクのぽっちりオッパイ!」
「えっ!?いや…っ!!おやめください!!こんな…ひぃんっ!?」
近づいてくる頭を押し戻すが、ばくりと平らな胸に噛みつかれて、私は思わずビクンと背を仰け反らせた。
「ハアッ!アハアァ…ッ!レロレロレロッ!!ムチュッ!クチュウッ!ジュパアッ…ハアッ!コリコリ乳首の敏感オッパイィ!!オイシーッ!」
「きゃひゃあん…ッ!んやあ…っ、や、やめ…っ!ああ…っ、お、おゆるし…ひやあぁん…っ!?」
王族や大司教たちが呆然と見守る中、私は勇者に乳首をもてあそばれて喘いでいた。
舌は私の胸全体を舐め回し、唇は乳首に強く吸いついて、舌で激しく転がされ、甘噛みされて引っ張られる。
「あんっ…!んん…っ!んふぅうぅ…ッ!うふぅぅう…っ!」
私はピクピク震えながらも必死に唇を閉じて勇者の頭を押すが、平らな胸は反対側も激しく揉みしだかれて、乳首も摘まれ痛いくらいに捏ねられた。
なぜこんなことになってしまったのか。もしやあの呪いのせいか。やはり呪いが発覚した段階ですぐさま神のお側を離れるべきだったのだ。
「ジュポッ!レロレロレロ…ップハアァッ!きゃわゆいオチンポ!…ウヘァ…ぺろぺろしたいけどでもお尻!お尻にオチンポハメハメ!ハメハメしよッ!?今スグッ!スグッ!ネッ!?」
「ひっ!」
勇者はそう宣うと自分の上着の内ポケットから、見覚えのありすぎる小瓶を取り出した。
あれは。
私が呪いで身体が勝手に動いている間に、なぜかいつも持ち歩いて聖剣に塗りたくっている軟膏の小瓶だ。
勇者は乱暴にその軟膏を自分のモノに塗りたくると、逃げようと後退っていた私の腰を捕まえて引きずり寄せた。
「ひやあ…っ!!やめてください勇者様!!お願いです!!いや…っ、いやだぁぁ…」
「ヘァッ…!?」
恐怖のあまりに顔が青ざめる。
ついに私が泣き出すと、勇者は私の腰を掴んだまま、ピタリとその動きを止めた。
これはもしや正気の部分が少しでも残っていたかと、私は期待を込めて声を張り上げた。
「勇者様…っ!こんなことはもうおやめください!!淫蕩は神の教えに背くううぅっッ!?んうあぁっ!?」
ヌルリと濡れた陰茎の先が、私の肛門にプチュリと押し当てられる。
「ちゅっちゅ!オチンポでちゅっちゅ!カワイイッ!エンエンエミリオたんッ!!毎日お祈り清廉僧侶!でもお尻は縦割れドスケベアナル!ほらエミリオたんのだいしゅきオチンポでちゅっちゅ!ちゅっちゅでコネコネ!!
…そんで、ズップシ!!!」
勇者は意味不明な言葉で私の尻にイチモツを押し当て捏ね回していたが、不意打ちにぬめったソレをグチュンと一気に押し込んだ。
「きゃあんっ!?へやぁああんっ!?ひえぇっ!?やれす…っうぅんっ!?ひゃめ…っ、ちょ!ひゃめてえ…ッ!?んんんんーッ…!!」
ヌチャッヌチャッと当然のように中を擦られて、尻に腰を打ちつけられる。
しかしこんな状況にも関わらず、初めての生々しい肉の棒の感触に、私はすぐさま快感を拾ってしまった。
「あはあぁ…ッ!!ひゃめ…あぁ…っ、らめれす…、こんにゃ…ッ!ひあぁん…ッ!あ、ああぁ…ッ!!ひゃめぇぇ…っ、はああぁ…んッ!」
「エッチ!ドスケベ!淫乱僧侶はエミリオたん!オチンポ大好きエミリオたん!お尻オマンコでオチンポハムハム!セックス大好きエミリオたん!!」
そう罵られながら、激しい律動にすっかり勃起した陰茎が揺さぶられ、私は先走りを撒き散らしていた。
「あ、ああ…ッ、しょんな…ッ、ひゃめれしゅ…っ、あ…っ、ああぁんっ!!」
好き勝手にグチャグチャと尻の中を擦り上げられて、私はプシャリと射精した。
壁際に吹き飛ばされて息を潜めて様子を見守っていた大司教たちが、微かにどよめく。
お願いですから目を瞑って耳を塞いでください今すぐに。
「…ヘアァ…ッ!?最高えちえち!!お偉いさんの目の前で召喚勇者と生ハメセックス!なのにあんあん号泣おもらしザーメン…ッ!!」
「ふぇ…っ、うぇえ…っ、ひぇんっ!ひっく…っ、も、ひぃやぁぁっ!あっ!ひやらぁあ…っ!」
更に訳の分からない言葉で罵られ、私はこのあんまりな状況にとうとう本気で泣き出した。
「えんえんあんあん生エミリオたん!やっぱりカワイイ!カワイイスギル!カワイイガ過剰!」
そんな風に可愛いだの助平だなどと叫ばれながら、私は尻の中に勇者の精液を注ぎ込まれた。
「あああ…ッ!ひゃうぅう…っ、うっ、ぐすっ、うっ、うぅ…っ」
尻の中に生温いモノがドプドプと噴きつけられてぬめる。
ボロボロにされたローブの上で裸に剥かれた私は、自分の精液にまみれた姿のまま泣き伏した。
ズルリと抜けていく肉棒に、ドロドロしたモノが一緒にこぼれていく。
「え…?な、なんだこれは…!?え?だ、誰…っ?俺は…、一体、何を…!?」
そんな勇者の狼狽えたような声が聞こえたが、私はもう指の一本も動かすことができなかった。
ああ、そういえば昨日一睡もしてなかったっけ…。
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